今回の漫画飯は、協力・福本伸行、原作・萩原天晴、漫画・上原求&新井和也の作品で、強制労働施設で労働させられるも、1日外出券を購入しては悠々自適の休日を楽しむ。そんな大槻班長の1日を描く漫画「1日外出録ハンチョウ」のオムレツライスを作ります。
以下、漫画の画像は同作品から引用。
若い頃よく入った中華料理屋に久々に入った大槻班長。
目当ては当時よく食べていたカニチャーハン。
卓につき、メニューを見ると・・・
エビチャーハンとカニチャーハンの間に、ねじ込むように書かれた手書きの「オムレツライス」の文字。
「要はオムライスだろ・・・?何故中華でオムライス・・・?」と疑問を覚え、気になってしまう大槻班長。気が付けばそれを注文してしまいます。
「やはりカニチャーハンにすべきだったか、いや、この店は焼き飯系が美味い。オムライスも焼き飯系だから、期待してもいいだろう」なんて思いながら待っていると、「お待たせしました。オムレツライスです」と、店主がそれを持ってくるのですが・・・
「オムレツライスはオムライスではなく、オムレツとライスでオムレツライスだった」という展開に、後悔する大槻班長。
しかし食べてみると、
意外や意外、美味しかったという話。
さあ、作ってみましょう。
レシピは掲載されていないので、作品から得られる情報を整理すると
・オムレツは中が半熟で、フワッとした食感
・具はチャーシューと輪切りのネギ
・中華調味料がしっかり使われている
まずはチャーシューとネギを用意し・・・と、今回はチャーシューではなく前回作ったトンポーローを使います(以下、トンポーローは「肉」と表現します)。
フライパンに油を敷き、肉を菜箸でほぐして崩すような感じで炒めます。
それをいったん出して、次は卵。今回は3つ使います。
オムレツのフワッとした食感を出すために、卵を溶く際に牛乳を少し加え、中華調味料も加えてしっかり混ぜます。
それを熱したフライパンに全体に広がるように入れて、菜箸で軽くかき混ぜるようにしながら焼き、卵の底の部分が焼けて固まってきたら先述のネギと肉を載せて、それを卵でくるみ、形を整えながら焼けば出来上がり。
なお、この一連の作業中に写真を撮影する余裕がなかったため、調理中の画像はありません。
作品を意識してケチャップと千切りキャベツ、マヨネーズも用意。
「へただなあ、むかくん・・・盛り付けが、へたっぴ・・・」という大槻班長の声が脳内に響きますが、気にしない(苦笑)
余談ですが、アニメ版での大槻班長の声を担当したのは「たんけんぼくのまち」のチョーさんや「いないいないばあっ!」のワンワンの中の人(声も担当し、スーツアクターも自ら担当とのこと)として知られるチョー(旧芸名・長嶋雄一)です。大河ドラマ「篤姫」にも少しだけ出演していましたね。
実食。
卵はちゃんとフワッとした仕上がりで、肉に使った八角の香りにネギの香り、それに中華調味料の味もしっかり。
これはご飯が進みます。
洋食のオムレツとは全くの別物ですが、これはこれでありです。
おまけ。
そんなわけで、チャチャッと作りました。カニチャーハン。
ネギ炒めて、
卵焼いて、
ご飯入れて、カニの缶詰入れて、中華調味料入れて。
出来上がり。
うん、中華調味料入れ過ぎてカニの味が全然しません。
「このカニチャーハンは出来損ないだ、食べられないよ。」という声が脳内に響きますが、気にしない(苦笑)
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