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2021年05月16日14:10

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納豆について

納豆についての記事が配信されていた。総務省による納豆の家計調査によると一位は福島市、次いで山形市、盛岡市だそうだ。今までトップだった水戸市は五位あたりに定着だ。売り上げ低迷の理由の取材に対しての回答は「どうしてなのかわからない」だ。正直でいいけど、マーケティングも売上分析もなぁんにもしないで日々目先の仕事に追われているだけなんだろうね。業界団体や行政の仕事ってこういうところにあるはずなんだけどね。
納豆菌の純粋培養に成功して納豆生産を産業にしたのは北海道大学の半沢博士だったし、ワラツボから改良容器への移行もそうだった。タレを工夫して食べやすくしたのは、全国一律に給食メニューを考える文部省の通達に困った関西の業者がたちだと聞いた。こういう基礎研究からマーケティングまで水戸の存在感は薄いなぁ
納豆はねばねば納豆の他に静岡には天日干しで仕上げる「浜納豆」というのがあるらしい。自分は静岡出身だけど、いまだに見たことはないなぁ。後でぐぐってみよう。
我が家は奥さんは松山出身だから納豆は食べない、従って子供たちもだ。我が家で納豆を食べるのは自分と犬だけだ(犬は発酵食品が好きだ)
むかし、成田に赴任してきて昼飯を食い損ねた。当時はコンビニなんてなかったから、ターミナルのレストランが職員向けに弁当を作ってくれていた。電話をしておいて、誰かが受取に行った。その時に驚いたのは、弁当には納豆のパックが付いていたことだ。成田から利根川を渡れば茨城で水戸までは結構近いから納豆文化圏なんだろうね。
納豆はよくねって糸を引くと糸に旨味成分がでてくるらしい。崇敬する魯山人は424回練ると良いと書いている。タカラトミーには魯山人の納豆鉢が出ていて、がきんちょが買ってくれている。これは305回練ると醤油(タレ)を入れて更に119回練ると蓋が開くという素晴らしい製品だ。問題は部品が細かすぎて使用後の洗浄がやたらと面倒くさいということで戸棚の奥に仕舞われたままだ。
うちのはきんちょからは「なんでトウフを『豆腐』と書くんだろう?豆の腐ったのはナットウのはずだ」ってしょっちゅう言われる。

青空文庫より
https://www.aozora.gr.jp/cards/001403/files/54975_49007.html

魯山人の「納豆400回練り」説は半ば常識的に流布されているが、上のリンクのとおり魯山人本人は納豆の練り方を提案しただけで、具体的に400回という回数は述べていない。
この400回説は魯山人の星岡茶寮で料理長をしていた松浦沖太が魯山人の混ぜ方をカウントしながら混ぜたところ「まず294回かき混ぜて、からしを加え、さらにかき混ぜて、362回から醤油を少しずつ2回加え、合計448回かき混ぜた 」という混ぜ方だった。のちにこれをテレビで紹介したことが魯山人納豆400回説の元ネタになったようだ。

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