mixiユーザー(id:8290003)
2021年05月09日13:10
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測定追加the t.amp S-150 MK II改造後の温度と密閉か開放か
アイドリング電流を最大にすべく製造ロットナンバー、1826番のトーマン S-150 MK IIその後です。
通常アイドリング電流を上げるとA級で働く範囲が増えるので、トランジスターが発熱して、筐体温度が上がりますね。
ではと放熱フィンに温度計を置いてみました。
気温プラスα。実に夏向きなアンプのままです。本当にアイドリング電流が上がったのか不安になります。
測定してみました。
ブロ友さんから教えていただいたとおり、各トランジスター前にあるホーロー抵抗の0.39Ωとプリントされた白い四角い抵抗の両足の電圧を測るそうです。
17.0mvと出ました。
したがって、アイドリング電流は17.0÷0.39=43.6mA。
ところで、昨日から、どうせ調整するのに、いちいち蓋を開け締めするのは面倒とか、SOULNOTEの設計者加藤さんや、TEACからハイエンドブランドのESOTERICのブランドを立ち上げた大間知元会長さんは、筐体の上蓋を取り去るのが音質がいいとされています。
実際に所有するSOULNOTE S3の上蓋は置いてあるだけで触るとガタガタいいます（笑）。
それを真似て、上蓋を取ったままにしているのですが、これが実に音が良く、ただでさえ開放的な音質のトーマンアンプをさらに開放して壁が消えたような音でソナス・ファベール/アマティ・トラディションが鳴っています。
どうして蓋を開けたままがいいのか、SOULNOTEの加藤さんは以下のたとえで説明されています。SOULNOTEのFBより引用。
今は亡き江川三郎先生の事を思い出しています。普通は思いつかない様々な(奇妙なw)実験をされていて、私は子供の頃、正直言うと半分以上笑いながら読んでいました。
その中で、聴診器(ゴムパイプ？)を使ってスピーカーのエンクロージャーの中の音を聴いておられたのを思いだしました。ウーハーの穴に顔を突っ込んで、エンクロージャーの中の自分の声を聴診器で聴くのです。「スピーカーの内部の音は必ずスピーカーユニットに影響を与えるから、スピーカーの内部の音が自然に聴こえないと、音の良いスピーカーにはならない！」と言う考え方です。
今まで、エンクロージャーの中の音は余計だから、吸音材を入れまくるのが正しいと言われてましたから、この考え方は私には衝撃的でした。実際にFLAT10-�兇魍阿靴篤�ごと突っ込んで自分の声を音を聴いたら、モコモコの酷い音でしたから！そのあと、顔と頭がグラスウールの粉だらけで、痒くて大変なことになりましたが！
なんでこんな事を思い出したかと言うと・・
オーディオ装置のトップカバーの話です。私はトップカバーを開けた時の音が好きです。単純に。これはトップカバーが木材でも同じですから電気的、電磁的、電波的な効果では無いようです。おそらく、振動の影響だと思えます。
振動の影響と仮定すると、一般的には
トップカバーを開けると、中の部品が音圧を受けやすくなる
↓
トップカバーを開けると、今まで聴こえ無かった音が聴こえる
↓
これは部品が音圧を受けたことによる音、つまり付帯音だ
↓
音が良く聴こえても正しい音では無い
と言う意見がほとんどです。これに対抗できる理論は、私の知る限り今までありませんでした。でも、トップカバーを開けた音は本当に正しく無いのか？逆にトップカバーを閉めた音は本当に正しいのか？
私は人間の耳と心を信じていて、それが好ましいと思える事が、理論的に正しく無い方向とされるのが、どうしても納得できなくて。
そこで無理矢理作り出した理論が「空気コンニャク説」です。「密閉された空間の空気の粘性はコンニャクの如く部品をダンプする」つまり、部品を空気がブチルゴムの如くダンプするために、部品に空気ダンプの癖が乗ると言う考え方です。それが正しいかどうかは別としても、トップカバーは閉めた音が正しい音だと言うバイアスに対して、少しは対抗できるかもしれないと言う願いを込めた理論です。
さて、本題です。
もっとイメージしやすい方法を思いつきました。部品さんたちの気持ちになることです。トップカバーを閉めた時と、開けた時、部品さんたちに聴こえる音はどっちが良いか？って単純に考えるのです。当然ながら、トップカバーを閉めた時のセット内部の音は、開けた時より変な音です。部屋の音も窓を開けると良くなりますよね？トップカバーを開けると、スカーッって解放的になりますが、部品さん達が聴いてる音が反映されると考えたら、当たり前のことですよね？
部品は振動、つまり音の影響を受けます。完全に無音にできれば良いですが、残念ながらトップカバーを閉めたくらいでは無音にはなりません。だったら、部品さんたちに良い音を聴いてもらった方が良いですよね？
江川三郎先生みたいに、セット内部の音を聴診器で聴けば、開発が効率よく進むなぁ。。なんてね。しみじみ思い出していました。江川先生凄い
以上
関連して
ブロ友さんと日記にもした長岡鉄男氏が好んだバックロードホーンなどの方式の問題を話す中で、バスレフ、密閉の話題にもなりました。
個人的には密閉はONKYO M55マーク２、VICTOR SX-500sprit、SpendorのLS3/5サイズの比較的現代の何とかをつかいましたが、どれも短命でした（笑）。
根暗な詰まった音が嫌い。上記からはガチガチに上蓋に鉛板、ブチルゴムなどを貼り付けたようなサウンドに聴こえます。
バスレフはもっと嫌いで、もっと人工低音が加わるBH、共鳴管系統は論外との立場です。
じゃあ、使えるスピーカーがないじゃないか！ お前のソナス・ファベール/アマティ・トラディションやその前のガルネリ・オマージュはバスレフではないか！と言われそうです。
ではそのアマティ。
ご覧のとおり、フロントにバスレフ穴はなく、リアの背に3箇所、かなり大きく開いています。
それどころではありません。上の穴からはミッドローからミッドを受け持つユニットのマグネットが見えます。
下の２つの穴からは250Hz以下を受け持つウーハーユニットのマグネットが。
これまでのバスレフからいかに内部の余計な音を漏らさずに、共鳴音だけにするかと途中で折り曲げたりした例からは真逆です。
すぐに気づいたのですね。
この穴は共鳴でもあるが、主目的はユニットの背面の音をできる限り後ろにも放射する。
ダイポール特性に近いものも狙ったものと。
だからとても開放的な音がします。そうして、楽器耳、厳しく低音リズム、ベースとバスドラムに注目しても、実に正確な音色とキレで付帯音があるようには聴こえません。
同じようにガルネリのリアバスレフ穴からもウーハーのマグネットが見えます。
これが密閉とは真逆の開放的な低域からミッドローの楽器がくったくなく鳴る秘密で、上記の上蓋を開けたままとの共通性すら感じます。
通常アイドリング電流を上げるとA級で働く範囲が増えるので、トランジスターが発熱して、筐体温度が上がりますね。
ではと放熱フィンに温度計を置いてみました。
気温プラスα。実に夏向きなアンプのままです。本当にアイドリング電流が上がったのか不安になります。
測定してみました。
ブロ友さんから教えていただいたとおり、各トランジスター前にあるホーロー抵抗の0.39Ωとプリントされた白い四角い抵抗の両足の電圧を測るそうです。
17.0mvと出ました。
したがって、アイドリング電流は17.0÷0.39=43.6mA。
ところで、昨日から、どうせ調整するのに、いちいち蓋を開け締めするのは面倒とか、SOULNOTEの設計者加藤さんや、TEACからハイエンドブランドのESOTERICのブランドを立ち上げた大間知元会長さんは、筐体の上蓋を取り去るのが音質がいいとされています。
実際に所有するSOULNOTE S3の上蓋は置いてあるだけで触るとガタガタいいます（笑）。
それを真似て、上蓋を取ったままにしているのですが、これが実に音が良く、ただでさえ開放的な音質のトーマンアンプをさらに開放して壁が消えたような音でソナス・ファベール/アマティ・トラディションが鳴っています。
どうして蓋を開けたままがいいのか、SOULNOTEの加藤さんは以下のたとえで説明されています。SOULNOTEのFBより引用。
今は亡き江川三郎先生の事を思い出しています。普通は思いつかない様々な(奇妙なw)実験をされていて、私は子供の頃、正直言うと半分以上笑いながら読んでいました。
その中で、聴診器(ゴムパイプ？)を使ってスピーカーのエンクロージャーの中の音を聴いておられたのを思いだしました。ウーハーの穴に顔を突っ込んで、エンクロージャーの中の自分の声を聴診器で聴くのです。「スピーカーの内部の音は必ずスピーカーユニットに影響を与えるから、スピーカーの内部の音が自然に聴こえないと、音の良いスピーカーにはならない！」と言う考え方です。
今まで、エンクロージャーの中の音は余計だから、吸音材を入れまくるのが正しいと言われてましたから、この考え方は私には衝撃的でした。実際にFLAT10-�兇魍阿靴篤�ごと突っ込んで自分の声を音を聴いたら、モコモコの酷い音でしたから！そのあと、顔と頭がグラスウールの粉だらけで、痒くて大変なことになりましたが！
なんでこんな事を思い出したかと言うと・・
オーディオ装置のトップカバーの話です。私はトップカバーを開けた時の音が好きです。単純に。これはトップカバーが木材でも同じですから電気的、電磁的、電波的な効果では無いようです。おそらく、振動の影響だと思えます。
振動の影響と仮定すると、一般的には
トップカバーを開けると、中の部品が音圧を受けやすくなる
↓
トップカバーを開けると、今まで聴こえ無かった音が聴こえる
↓
これは部品が音圧を受けたことによる音、つまり付帯音だ
↓
音が良く聴こえても正しい音では無い
と言う意見がほとんどです。これに対抗できる理論は、私の知る限り今までありませんでした。でも、トップカバーを開けた音は本当に正しく無いのか？逆にトップカバーを閉めた音は本当に正しいのか？
私は人間の耳と心を信じていて、それが好ましいと思える事が、理論的に正しく無い方向とされるのが、どうしても納得できなくて。
そこで無理矢理作り出した理論が「空気コンニャク説」です。「密閉された空間の空気の粘性はコンニャクの如く部品をダンプする」つまり、部品を空気がブチルゴムの如くダンプするために、部品に空気ダンプの癖が乗ると言う考え方です。それが正しいかどうかは別としても、トップカバーは閉めた音が正しい音だと言うバイアスに対して、少しは対抗できるかもしれないと言う願いを込めた理論です。
さて、本題です。
もっとイメージしやすい方法を思いつきました。部品さんたちの気持ちになることです。トップカバーを閉めた時と、開けた時、部品さんたちに聴こえる音はどっちが良いか？って単純に考えるのです。当然ながら、トップカバーを閉めた時のセット内部の音は、開けた時より変な音です。部屋の音も窓を開けると良くなりますよね？トップカバーを開けると、スカーッって解放的になりますが、部品さん達が聴いてる音が反映されると考えたら、当たり前のことですよね？
部品は振動、つまり音の影響を受けます。完全に無音にできれば良いですが、残念ながらトップカバーを閉めたくらいでは無音にはなりません。だったら、部品さんたちに良い音を聴いてもらった方が良いですよね？
江川三郎先生みたいに、セット内部の音を聴診器で聴けば、開発が効率よく進むなぁ。。なんてね。しみじみ思い出していました。江川先生凄い
以上
関連して
ブロ友さんと日記にもした長岡鉄男氏が好んだバックロードホーンなどの方式の問題を話す中で、バスレフ、密閉の話題にもなりました。
個人的には密閉はONKYO M55マーク２、VICTOR SX-500sprit、SpendorのLS3/5サイズの比較的現代の何とかをつかいましたが、どれも短命でした（笑）。
根暗な詰まった音が嫌い。上記からはガチガチに上蓋に鉛板、ブチルゴムなどを貼り付けたようなサウンドに聴こえます。
バスレフはもっと嫌いで、もっと人工低音が加わるBH、共鳴管系統は論外との立場です。
じゃあ、使えるスピーカーがないじゃないか！ お前のソナス・ファベール/アマティ・トラディションやその前のガルネリ・オマージュはバスレフではないか！と言われそうです。
ではそのアマティ。
ご覧のとおり、フロントにバスレフ穴はなく、リアの背に3箇所、かなり大きく開いています。
それどころではありません。上の穴からはミッドローからミッドを受け持つユニットのマグネットが見えます。
下の２つの穴からは250Hz以下を受け持つウーハーユニットのマグネットが。
これまでのバスレフからいかに内部の余計な音を漏らさずに、共鳴音だけにするかと途中で折り曲げたりした例からは真逆です。
すぐに気づいたのですね。
この穴は共鳴でもあるが、主目的はユニットの背面の音をできる限り後ろにも放射する。
ダイポール特性に近いものも狙ったものと。
だからとても開放的な音がします。そうして、楽器耳、厳しく低音リズム、ベースとバスドラムに注目しても、実に正確な音色とキレで付帯音があるようには聴こえません。
同じようにガルネリのリアバスレフ穴からもウーハーのマグネットが見えます。
これが密閉とは真逆の開放的な低域からミッドローの楽器がくったくなく鳴る秘密で、上記の上蓋を開けたままとの共通性すら感じます。
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