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2021年05月03日19:50

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ミミズが可哀想だという理由で釣りをやめる自由

いつものウオーキングコースには雨が降るとたくさんのミミズが出て来る。

そうだ、いつかそれを餌にして川釣りをしようとずっと考えていた。

きのうの朝も雨が降っていたので、インスタントコーヒーの空き瓶を持って出かけた。

小さめのミミズが10匹ぐらい取れた。

そしてきのうは雨ということで川の増水を警戒して釣りは今日行くことにした。

その間一昼夜ミミズが死なないように生態をネットで調べた。

ミミズは皮膚呼吸をしていて雨が降ると土壌が水浸しになり呼吸が苦しくなるので道路などに出て来るということだ。
ただし皮膚が完全に乾くとこれもまた呼吸ができなくなるらしい。

幸いインスタントコーヒーの瓶は蓋を閉めても少し空気の通り道もあるし、さらにミミズの体が水没しない程度に水も少し入れておいた。
すると今日までミミズは元気だった。

今日は早めに昼ご飯を食べていよいよ釣りに出かけた。

これまたウオーキングコースから近い所に幅20メートルぐらいの川が流れているのでそこですることにした。

ミミズを針にかける時に、せっかくここまで弱らせないように気を遣ったのにと、少し矛盾を感じた。

今日は投げ釣り仕掛けなので思い切り遠くに投げた。

しかし今日は風が強くてラインが飛ばされて浮きが流されて思うような釣りができない。

せっかくミミズの命をいただいたのに思うように釣りができない、そう思ったら急に何のためにこんなことをしているんだろうと思えてきた。

『ええい!やめたやめた』そう思って10分ぐらいでやめた。

帰る途中でウオーキングコースに寄ってミミズたちを放した。

結局ミミズが可哀想になって釣りをやめたようなものだ。

普通、釣りをする人ってそんなことを考えるだろうか。

でも自分が普通である必要なんてないよな、増して仕事でやってるわけでもないし。

そう言えば会社勤めをやめてから色んなことが自分の意思だけで決められるようになったな。
完全に自由だ。

え?こんな自由、今までなかったな。

考えてみると会社などの組織に居ると随分色々なことで組織や仲間に合わせないといけない。
一種の普通が要求される。

そういう束縛から解放されるって、なんと素晴らしいことだろうと、今更ながら気付いた日だった。
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