上田市のオーディオコアで開催された完実電気の試聴会での驚きの一つはこの英国Regaのアーム付レコードプレーヤーと電子顕微鏡の台の積極的な除振技術を応用したアクティブオーディオボード「響」でした。
Regaのレコードプレーヤーではトップエンドとなるプレナー10
なんと筐体は硬質プラスチックにサンドイッチされたウレタンです
ターンテーブルはアクリル?
小指で持ち上がります(笑)。普通はありえない、下位モデルの方が重いモデルもありました(笑)。
普通はなんだ、安っぽい。レコードプレーヤーの台やターンテーブルは将棋や囲碁の高級台のような分厚いもので、金属の中華まな板のような重いものを回転してもらわないと!
これがかつてのオーディオマニア?
Regaのプレナー10のウレタンはその辺に転がっているような断衝材などのウレタンではなく、カタログによると、航空宇宙用に開発されたポリウレタン素材「tancast 8」。
ベアリングの真円性はミクロンの0.001mmまで追い込んだものを採用など、現代の工業素材と加工技術の最高レベルのようです。
別電源はDSPで制御されたほぼ完全な波形電源でモーターに送っているそうです。
電子顕微鏡の除震台応用のボード 響。
別Blogで勘違いされた方がおられて、電子顕微鏡台を応用したヘルツ?だかなにかはすでに合ったと。
そのようなかつての風船の上にプレーヤーを乗せるようなローテクとは全く異なります。
発生した振動と逆位相の振動を電気的にアクティブに発生させて振動を相殺して消してしまうというハイテク品でした。
だからオーディオボードなのに、電源ケーブルが必要です(笑)。
これが驚くべきもので、プレーナー10をラック直置きで散らかって散乱した音が、これを入れると整然した音像とクリアになった空間でいきなりハイエンドプレーヤーの音です。
ではとアクティブ電源を切ってみると、散乱しますが、ラックに直接よりは明らかにいい。
ボードだけで28kgくらいあるそうですから、このラックはあまりよくないのかもしれません。
正直、50万のレコードプレーヤーから250万のにグレードアップするとすれば、プレーヤーそのものを税別250万のものにしてラック直置きか、使ってきた50万円のプレーヤーの台としてこの響を入れるか、試す価値は大いにあると申し上げておきます。
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