ドイツ市民の間でも、かなりコロナ疲れが進んでいる。
もう我々は5ヶ月もレストラン、映画館、コンサート、喫茶店などに行っていない。
全部閉鎖されているからだ。
エネルギーが余っている若者たちの鬱屈は、爆発寸前だろう。
おとといは、夜に車庫に集まって誕生日パーティーをやっていた若者たちが、警官に摘発された。夜中に煙草を買いに行っても、警官に検挙された者もいた。
今日メルケル首相と州政府首相は、ワクチンの接種を受けた市民にどのような自由を与えるかについて、会議で決める予定だ。
「予防接種を受ければ、他人に感染させるリスクは、受けていない人に比べて大幅に減る」という知見が得られたため。
これは、「ワクチンの接種を受けた人と受けていない人を差別しない」と言っていた政府の当初の方針と矛盾する。
だがコロナ疲れが深まる中、政府は市民に少しでも「希望」を与えようとしているのだろう。来月以降、ワクチンの接種を加速するという意図もある。
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