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2021年04月24日17:33

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御朱印ドライブ その15:宝登山神社

秩父の地には秩父三社と呼ばれる古くから鎮座して神社がある。
奥秩父の三峰神社。
秩父中心地の秩父神社。
そして今回紹介する長瀞の宝登山神社神社だ。

秩父鉄道長瀞駅の目と鼻の先にあり、車でも国道140号線を走っていれば1の鳥居である白い大鳥居が目に付く非常にアクセスのよい神社。
近くには川下りの乗り場など観光名所もあり、おかげで有料駐車場が点在している。
もちろん参拝客用に無料駐車場も完備しているのだが、鳥居目の前の駐車場は細かく上質な砂利が敷かれた駐車場故にトラクションが掛かりにくいので駐車の際はアクセルのラフな操作は避ける事をお勧めする。私のデイズターボはバックの際にちょいと滑りかけた。

秩父方面を訪れる際に皆野寄居有料道路の通行料をケチりたい時や間瀬峠をドライブする時なんかにちょくちょく前は通っていて寄ってみたいとは思っていたのだが、秩父三社と呼ばれる凄い神社だと調べるまで分かってなかった私。
信号待ちで大鳥居前の交差点で停まっている時なんて、秩父方面から来ると右手に見えるJAF会員優待店ののぼりを立てた蕎麦屋の方に意識が行ってましたしね。
ミシュランの旅行ガイドに掲載され外国人にも人気というとんでもなく凄い神社だと知ってしまった以上は寄ってみるしかない。
三峰神社からの帰り道でもあるので今回は行く気満々で寄ってきました。

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駐車場とほぼ直結した二の鳥居。
一見すると駐車可能台数が少ないように感じるんだけど、じつは宝登山神社の駐車場は社務所側にも駐車場がちゃんとある。
そっちの方が駐車可能台数も多いから駐車するに無難だったかも。

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鳥居をくぐれば直ぐに拝殿が見える短い参道が待っているのだけど、ここで見慣れない門を発見。
その答えは手水舎に貼ってあった張り紙にありました。
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要はコロナウイルス対策の為に手水舎で清めを行えないので、こうやって禊の門をこしらえたのだそう。
コロナウイルスは規模に関わらず多くの神社仏閣で苦慮されている。変わり種対策としてはこの前訪れた大杉神社では次亜塩素酸をミストにしていたりしていたが、全ての神社でそんな金のかかる事が出来るはずもなく本当に工夫されている。
このコロナウイルスと手水舎の話は暇な時に小話として書いてみようと思う。

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こちらが宝登山神社の本殿。
そばにいた参拝客の爺さんが本殿を見て、ぼそりと日光東照宮のような豪華さだと呟いてました。
確かに豪華ではあるけど宝登山神社に徳川は絡んでおりませんし、豪華な彫刻がいたるところに施されているけど朱色などを使った絢爛さともちょっと違う。
古くから祀られている大きな神社らしい社、と言いうのが一番しっくりくるかと。
御祭神は神日本磐余彦尊(かんやまといわれひこのみこと)、大山祇神(おおやまづみのかみ)、火産霊神(ほむすびのかみ)の三神。神日本磐余彦尊は神武天皇のこと。
御利益は交通安全や金運招福、商売繁盛とあれど特徴はやっぱり火除けと諸難除け。
山岳系信仰の神社なのに何故火に強いのか?
それは後で奥宮の時に書こうと思う。

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境内の左手にある神楽殿と奥の神輿殿は落ち着いた作り。

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神楽殿の近くには大戦時に戦争で命を落とされた長瀞出身の戦没者を祀る招魂社があります。

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こちらの藤谷淵神社は8神をまとめて祀っている社になります。
元々は長瀞町各所で祀られていたそうなのだけど、明治時代にまとめて祀る事にしたのだそうです。
現在も宝登山神社の宮司さんは長瀞町内に点在する11か所の神社を管理しているのだとか。
今も昔も宝登山神社は長瀞町の神社の総本山なんだね。

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こちらの日本武尊社は文字通り日本武尊(やまとたけるのみこと)を祀っている社。
本殿のすぐ後ろにこの社あり、本殿には外から見えにくい位置に日本武尊が禊をしたという小さな泉がある。

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こちらは天神様を祀っている天満天神神社。
学問の神様の分社は数あれど、1つの神社として設置されているのは珍しいよね。

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天神天満神社の横の鳥居は宝玉稲荷神社のもので、くぐった先に稲荷神社の社がある。
ここの狛狐が小さくて丸くて可愛い。(多分いろんな神社に行きすぎて感覚が変になってきてる)
祀られているのはお稲荷さん神社でお馴染みの倉稲魂命(うかのみたまのみこと)。
それにしても祀っている所との距離がめちゃくちゃ近いんですけど・・・。

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宝登山神社境内を一通り回ったら、次は奥宮へ向かうために駐車場脇の舗装された坂を上りいざロープウェイ乗り場へ。
こちらは社務所に声をかけると往復料金が100円割引される優待券を貰うことが出来ます。
ロープウェイを使わず宝登山の登山道を使って山頂まで登る事も出来るのだけど、ここに来る前に既に三峰神社の奥宮に行くのに山登りをしていたので足が生まれたての子羊のようなプルプル状態。なので無難にロープウェイを使いました。

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山頂は整備されていて歩きやすくなっており、つつじ園や少し歩いた先にはヤギやサルなどが居る小動物専門の小さな動物園もあります。
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長瀞の町を眺めると改めて山の上なんだなと実感。
因みにたまに行く間瀬峠周辺は他の山の影になって見えませんでした(当たり前か)

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山頂の道を少し歩くと奥宮に続く階段があり、ちょっと登ると鳥居が見えてきます。
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こちらが宝登山神社の奥宮。
狛犬がオオカミなので分かるように、祀られているのはお犬さまなんです。
その理由は宝登山神社の由来にあります。
日本武尊が禊を行い山を登っている際に山火事が発生。火に巻かれてしまい身動きが取れなくなってしまったところに多くの山犬が集まり火を鎮め、日本武尊を山頂に導いたのちに姿を消したそう。
この出来事を受け山犬たちは山の神の使いに違いないという事で山の神とその眷属のお犬さまを祀ったのがこの宝登山神社なんです。
なので宝登山神社は正式には寳登山神社と書き、寳(ほ)は火の事を表しています。
だから山の神でありながら火にまつわる神社なんだね。
5月2日に行われる日の出祭りもこの由来になぞらえたもので、日本武尊を神輿にのせて奥宮に送り、そこで神楽を披露する祭りなんだそうだ。

参拝を終えロープウェイで麓の駅に降りると、なにやら宝登山神社への近道を示す看板が。
そちらの道は行きに使った道とは異なり未舗装の山道になっていて確かに注意書きにあったように一部急斜面になってたんだけど、私としてはコンクリートよりこっちの方が歩きやすかったです。
行きの舗装路は駅員さんたちの通勤の為に整備した道路なんでしょうね。
で、降りてきたらなんと自分の車を止めていたところのすぐ裏に出たというオチ。
いい所に車停めたな。

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こちらが宝登山神社本殿と奥宮の御朱印。
本殿は社務所で、奥宮は奥宮の宮司詰め所でそれぞれ貰うことが出来る。

今回の参拝もいいタイミングで訪れる事が出来たようで、本殿を参拝した時は丁度参拝客が途切れたところで行うことが出来たし、境内をめぐり終えたところで御祈祷が行われるところにはち会ったりもした。
あとは奥宮参拝を終え御朱印を貰いに再度拝殿の方に向かったら、これまた御祈祷が始まるところにぶつかって、しかも鳥居をくぐったところで宮司さんが御祈祷を受けられる方に向かって一礼する場面と出くわすなんとも絶妙なことが起こったり。
最近、始めていく神社の貸し切り状態な参拝や御祈祷場面遭遇率がなんか高い・・・。

さて、三峰神社・宝登山神社ときたらやはり秩父の総鎮守である秩父神社に行かない訳にはいかない。
のだけど・・・。
本人の中では定峰峠に行った時にでも一緒に行こうな状態。
このいつでも行けるやみたいな時って結構先延ばしにしがちなんだよね。
はてさて秩父神社に参拝に行くのはいつの事になるのやら。
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