3/23(火)紀伊國屋サザンシアターへ行ってきました。
本当は、別の日の夜公演に行く予定でしたが、緊急事態宣言で開演時間が変わり、
元々の予定では無理なので払い戻しをして、あらためて、こまつ座で
を購入。
紀伊國屋サザンシアターへ久しぶりに行きましたが、いつ以来だろうとアメブロの方で調べたら、2019年6月に「化粧二題」を見た以来でした。
考えてみたら、紀伊國屋サザンシアターで見るのは、大抵こまつ座さんのお芝居がほとんどたわ。
今回の出演者は、こちら。
井上芳雄 小池栄子 朝海ひかる 久保酎吉 土屋佑壱 前田一世 藤谷理子 木戸大聖
安福毅 岩男海史 山崎薫 大内唯 山西惇 ピアノ/朴勝哲
井上君が小池さんと共演なんて、楽しみにしてました
そして、ピアノが「スリル・ミー」で拝見した事があった朴勝哲さん。
一体全体、どんなお話なんだろうと思ってました。
いや~ぶっ飛んだ
色々な役をやる予定なのは知っていたけれど、演じる人物も多岐にわたっていたし、
ここでしか見る事が出来ないような感じ。
学生服を着たり、白いスーツ姿でヤクザもあれば、シックなスーツで教授でもあったり…
そして、小池さんが女子高生だったり、ストリッパーだったり、楚々とした雰囲気の奥様だったりと、雰囲気が違うし、笑わせてくれるわ
朝海ひかるさんも、クールな宝塚の男役を思わせるかと思ったら、
一転、小池さんにしなだれかかる場面もあったり…とにかく、みんな忙しい
山西さんは、語り部の役をやりつつ、車掌さんの時は、いくつあったかわからないけど、
物凄い数ある上野までの駅名を言いきった時は、台詞とはいえ、拍手喝さいだった。
それだけの駅を経て、集団就職で沢山の若者が夢や希望を持って、東京に来たんだなぁ~
代議士役の時は、いかにもいそうな雰囲気だった
吃音症を直すためにやる劇中劇の内容が、本当にてんこ盛りな感じ。
一人の女の子が、東北から東京への集団就職をしたり、色々あって、
浅草のストリップ劇場で生きていく事になって、代議士の愛人になって生きていく。
今でいうなら、親から子への性的虐待があったり、
職場でのセクハラであったり、ゲイのカップルが出てきたりと、全然知らなかったけれど、これが井上ひさしさんの処女作とは…
物凄い生きるエネルギーに満ち満ちた感じがした。
昔の日本人ががむしゃらに生きていた時代を見ている感じだった。
もちろん、今はコロナ禍もあって、それこそがむしゃらかもしれないけれど…
どこか、淡々とした印象も、私にはあるから…
後日、NHKでやっていたドラマ「きよしこ」を見たら、吃音症の少年のお話だった。
その中で、「あいつ、歌はどもらないんだな」という友人のセリフがあった。
だから、舞台で見た劇中劇で、歌わせるという手法に、後にあって、なるほどなぁ~としみじみ感じたし、吃音といっても、人によって症状は色々なんだと、しみじみ思った。
ちなみに、そのドラマは、こちら。
こころに、じんわりしみてきたお話で、私は好きです。
https://www.nhk.jp/p/ts/MK9M5ZRK7G/
「日本人のへそ」について井上君が語っている記事は、こちら
https://style.nikkei.com/article/DGXMZO69603250T00C21A3000000/
朝海さんと山西さんの対談は、こちら。
https://www.confetti-web.com/freepaper/viewer/confetti_sassi.php?sassi_id=192#page/3
お芝居に関しての記事はこちら。
https://news.yahoo.co.jp/byline/nakamotochiaki/20210313-00227235/
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