個人的なこと

人を操るのは面白い。と思っていた時期もあったが、操られた人間はいずれ気が付くし、必ずその仕返しをしてくる。だから人を操るなんてことは極力しない方がいい。と今では思っている。

まあそうもいかない場合はあるので、この間は仕方なくそうしたのだが、案の定、ここはチャンスとでも思ったのか攻撃される羽目になった。そこらへんはこちらも備えてはいるので、なんてことはないのだが、目先のことにとらわれて、結局は自分の立場を危うくしているのに気が付かない相手にも困ったものだ。そういう相手はもう見捨てるしかないのだが、できれば面倒くさいことはしたくないな〜というのが本音。

なんてことをモヤモヤ考えて週末を過ごしている。こういうのって全然建設的じゃなし、鬱陶しいね。狭〜い世界で何やってんだよってこと。こういう時は自然でも眺めて頭を空っぽにするのが一番。家の近くの河原を今週末も散歩してみたが、桜の花もあっという間に散り始めて、もう葉桜になりかけていた。

まあなるようにしかならないし、全然追い詰められたわけでもない。こういう時は流れをよく見極めて、変化の兆候を見逃さないようにしていればいいともわかっているのだけれど、泰然としていられるほど器が大きいわけでもないので、そこが悩ましいところだな。

今週の映画は「青くて痛くて脆い」（監督：狩山俊輔/出演：吉沢亮、杉咲花）を観ました。コミュニケーションが苦手で他人と距離を置いてしまう田端楓と、理想を目指すあまり空気の読めない発言を連発して周囲から浮いている秋好寿乃。ひとりぼっち同士の大学生2人は「世界を変える」という大それた目標を掲げる秘密結社サークル「モアイ」を立ち上げるが…。

今を時めく大河ドラマの主演男優と朝ドラの主演女優の共演、やはり二人とも華があるし、演技も実に巧くて安心して見れる。ドラマが進むにつれて二人の立ち位置がどんどん逆転していく展開がなかなかスリリングで飽きさせない。内容はタイトルの通り。とってつけたようなラストは映画を終わらせるために仕方がないのかもしれないけど、「キモチワル」で終わらせておいた方がリアルだったと思う。