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2021年03月21日14:08

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自宅で観た映画(キラー エリート、ピースメーカー、ロケットマン)

これだけ映画を観つくしても、まだまだ観てない映画は多いんですよ。
そんな作品で3本レビュー。

3/18(木)
「キラー エリート」The Killer Elite(1975年)
主演 ジェームズ・カーン ロバート・デュヴァル 
監督 サム・ペキンパー 
キラーエリートというタイトルを聞くと、ステイサムとデニーロら2011年の作品を思い出すが、同タイトルであるこちらの方はずっと未見だった。
スカパーの録画で鑑賞。
ちなみに2011年の方は1975年の方とは同タイトルだけで別物。
2011年の方はリメイクと思い込んでたが、実は内容が全く違う。
監督がバイオレンスアクションを得意とするサム・ペキンパーで、監督作品は「わらの犬」や「ゲッタウェイ」や最近ここでもレビューした大傑作「戦争のはらわた」等などよく拝見してるんですが本作は何故か観てなかった。
CIAとは別な架空のスパイ組織が存在して、その一人であるジェームズ・カーン演じる主人公が、仲間で親友だったロバート・デュヴァルに突如裏切られて重傷を負う。
そこから想像するのはかつての親友との因縁の対決になるかと思えば…
それはアッサリと中盤過ぎたころに対決して解決してしまう。
本筋は主人公がチームを組んで、命を狙われてる重要人物を守る任務だが…
まぁとにかく、それがグダグダ過ぎてトホホ…な出来だった。
取って付けたようなニンジャ暗殺集団と戦うが、銃で撃てば簡単に倒せる見掛け倒しなニンジャ暗殺集団(笑)これが特に酷い…
日系俳優でお馴染みのマコ岩松は日本人ではなく中国人役でニンジャの1人とチャンバラをしだす「とりあえずアジアンな要素を出したら受けるだろう」的な安易なアクションシーンもグダグダ…
ペキンパーお得意のスローで見せるバイオレンスシーンも冴えない。
ペキンパー作品では失敗作と言ってもいい残念な出来。
他のキャストでは主人公と組むスパイに「ロッキー」シリーズのポーリー役でお馴染みのバート・ヤングが出てるが、あの見た目なんでとてもプロのスパイに見えなくてエイドリアンの兄ポーリーにしか見ない(笑)
最近拝見した「地獄のバスターズ」に出てたボー・ホプキンス演じる射撃の名手は雰囲気あって良かったけど。

3/19(金)
「ピースメーカー」The Peacemaker(1997年)
主演 ジョージ・クルーニー ニコール・キッドマン 
監督 ミミ・レダー 
これも作品の存在自体はずっと知っていたが未見だった。
スカパーの録画で鑑賞。
冷戦が終わった頃のロシアで核弾頭10個がテロリストに強奪され、その内の1つは爆発。
残る9発分を探すために、その専門であるキッドマン演じる博士と、クルーニー演じる中佐が追う。
大物俳優の主演でお金をかけたメジャー大作で、これは素直に面白かった。
クルーニーとキッドマンの共演ぶりもまたいい。
あちこちロケしていて、中盤過ぎには8発分を確保する。ここまででも十分アクション要素満点で見せてくれるし、
残る1発がクラマックスでニューヨークが舞台になる。
あれだけのエキストラを動員して、主人公らが核弾頭を追うロケ描写は見応えある。
さすが全面に撮影協力するところに恐れ入る。
残る1発は? 分かってはいてもハラハラさせる描写は上手い。
テロリストの目的と経緯も内戦で家族を失った腹いせで関係ない人を殺そうとするのは身勝手すぎるが、それがテロリストの恐ろしさかと描いている。

3/20(土)
「ロケットマン」Rocketman(2019年)
主演 タロン・エガートン 
監督 デクスター・フレッチャー 
最近の作品であるが未見で、アマゾンプライムで鑑賞。
有名なイギリスのロックスターであるエルトン・ジョンの半生を描く伝記映画。
監督のデクスター・フレッチャー、実は「ボヘミアン・ラプソディ」で途中から代行して監督した人である。
あの「ボヘミアン・ラプソディ」のようにあるロックスターの半生を描かせたら、やはり本作も内容盛りだくさんで面白い。
エルトン・ジョンはファンと言うほどでも無いですが、ヒット曲は結構知っている。
本作はエルトンのヒット曲のオンパレードだが、そこまで聴き込んだわけでもないのに、知ってる曲がかなり多かった。
それだけエルトンが作り出すメロディセンスの良さが改めて分かる。
5歳の頃に初めてピアノを触るが、ラジオから流れる曲の音符をすぐに拾う神童ぶりを見せる。
私も5歳の頃に電子オルガンを習っていたが、ドレミを色付けして譜面見ないと弾かれない程だったんで…これは凄い!と思った。
とにかくエルトンは生まれつきの音楽の天才だった。
作曲する能力は並外れた才能を持つ凄い人だった。
こういう伝記映画なら、どれだけ努力してスターに上り詰めたか?を描くわけだが、
本作は逆に違って、エルトン自身が凄い才能の持ち主だからアッと言う間にプロデビューしてトントン拍子でスターになる。
ミュージシャンでプロを目指す人なら羨ましい位の才能なんだが…
そんな恵まれた才能を持つ反面、エルトン自身はずっと孤独だったこと。
「ボヘミアン・ラプソディ」のクイーンはバンドだったが、エルトンはソロなんで余計に孤独だったかがよく伝わる内容だった。
あれだけ世界的に成功しても、両親から見放され、ゲイであるエルトンが好きだった男性は金目当てで利用してただけだったりと、華やかに見えて内心は孤独だった。
結局はアマチュア時代からエルトンに作詞を提供してた親友だけが、最後までエルトンの良き理解者だった…なのは泣かせる。
エルトン演じる主演のタロン・エガートンといえば、「キングスマン」の主人公でお馴染みの役者で、小太りで髪を薄くして見た目で成りきるだけでなく、歌まで自身で披露してのエルトンになる熱演ぶりはお見事であった!

次も3本レビューします。
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