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2021年03月11日10:12

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ダンス映像作品「或る椅子の、つぶやき」 音声ガイドモニター会

ダンス映像作品短編集
「或椅子の、つぶやき」の音声ガイドモニターをさせていただきました。
「或椅子の、つぶやき」は、
田畑真希先生が演出を手掛けたコンテンポラリーダンスの作品です。
この作品には私を含め、3人の視覚障がい者が出演しました。

音楽に合わせて、映像が流れる作品で、
セリフは一切ありません。
見えないものにとっては、
情景も出演者の様子もわからないから、
音声ガイド版を作っていただきたいとお願いしました。

音声ガイド版のナレーションと原稿作成は、Reading Actの田中さんでした。
ナレーションの収録の前に、音声ガイドモニター会がオンラインで開催されました。
3人の視覚障がい者がモニターをしました。
そのうち、作品に出演したのは私一人でした。
田畑先生と、島根県民会館の担当の方も、
参加してくださいました。
田中さんいわく、演出家や出演者から話を聞きながら、
原稿を書けることはなかなかないそうです。
動画を見るだけではわからない、作品の意図や、
撮影地の状況を知ることができて良かったと言われました。
しかし、より正確な音声ガイドをするためには、
撮影に立ち会いたかったそうです。
音声ガイドの原稿を作る方と、製作者と、視覚障がい者との協力があってこそ、
良いものができると思いました。

視覚障がい者モニターからは、
できる限り登場人物の様子を伝えること、
雰囲気や情景を伝えること、動きの説明はそぎ落として主な動きだけにすることを、
お願いしました。
出演者は声を出さないため、案外重要になったのは、
女性か男性かでした。
作品の主役は古い木製の飴色の椅子なので、
動きの説明には飴色の椅子との関りが重要となりました。

情景が頭に浮かぶような音声ガイド版ができて、
とても嬉しかったです。
音声ガイドの制作に関わったみなさん 本当にありがとうございました。

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