mixiユーザー(id:6061081)

2021年02月11日23:26

102 view

自宅で観た映画(ザ・パッセージ/ピレネー突破口、エージェント・マロリー、プロムナイト)

先日は和歌山旅行の為、金曜から月曜までは映画鑑賞はお休みだった。
再び火曜から映画鑑賞始め、今日までの3本をレビュー。

2/9(火)
「ザ・パッセージ/ピレネー突破口」The Passage(1978年)
主演 アンソニー・クイン ジェームズ・メイソン マルコム・マクダウェル 
監督 J・リー・トンプソン 
この作品は昔に日曜洋画劇場で1度拝見した事があって、その時は面白かった印象があった。
それ以降はずっと観てなかったけど、スカパーの録画で鑑賞。
ナチスドイツに兵器開発として利用されるのを恐れた科学者とその家族の4人が、フランスからスペインへピレネー山脈を越えて逃亡しようとする。
それを手助けするのは山に詳しい羊飼いの男だった。
監督が「ナバロンの要塞」のJ・リー・トンプソンに、同作品に出ていたアンソニー・クインにジェームズ・メイソンやマルコム・マクダウェルやクリストファー・リーなど、この顔ぶれなら1級の戦争アクションを期待できる。
派手な戦争アクションというより、逃亡劇をメインとしたわりとスリルある内容。
アンソニー・クイン演じる羊飼いの男、この男がただの羊飼いに思えないほど、ナチスの兵士を1人1人と確実に必殺仕掛人の如くに抹殺する最強ぶりに、
「この男、ただの羊飼いではない」
と思わせる(笑)
何よりもこの作品全体を支配してると言ってもいいナチス親衛隊長役のマルコム・マクダウェルの圧倒的な存在感。
「時計じかけのオレンジ」などで有名な方ですが、マルコムさんの極悪非道ぶりを余すことなく描写する。
昔、日曜洋画劇場で観て印象に残ったのがマルコムさんの悪役ぶりだった。
何十年ぶりかに拝見しても「ああっ、ここ、こうだったわ!」と結構覚えていた。
黄金銃を持つ男スカラマンガ(クリストファー・リー)をガソリンで丸焼きにしたり、ムーンレイカーの敵ボスのドラックス(ミシェル・ロンズデール)を料理のついでに指をみじん切りにしたり、007の敵ボスを楽しそうに虐殺するマルコムさんに恐れ入る。
全体的にスリリングで面白いが、ラストの羊飼いたちと親衛隊長の対決の見せ方が、変に中途半端?な見せ方なのが個人的に惜しい。
でも、好きな内容の戦争アクションだった。

2/10(水)
「エージェント・マロリー」Haywire(2012年)
主演 ジーナ・カラーノ
監督 スティーブン・ソダーバーグ 
ソダ―バーグ監督作品は過去に新作映画の感想日記で何本かレビューした事ありますが、
この作品は意外とここまで未見だった。
アマゾンプライムで鑑賞。
あるミッションに遂行していた女スパイが逆に利用され、彼女自身を消そうと刺客が襲い掛かるが、そんな敵を倒していき真の黒幕を探っていくスパイアクション。
ソダ―バーグ監督が撮るスパイアクションなのか、話の構成や演出はやはり監督らしさが出てる。
格闘アクションが主で、そんなシーンも一切音楽を流さず戦う両者の息遣い、そして凝ったカット割りにカメラと、内容はありがちなスパイアクションながらも異彩を放っているのが面白い。
何よりも主役のジーナ・カラーノの生身のアクションがとにかく凄い!
最近では「デッドプール」1作目の敵ミュータントを演じてた人。
本職が総合格闘家だから、格闘シーンはキレのある動きといい、惚れ惚れする位に見せてくれる。
ジーナ・カラーノの主演ありきで作られた作品といっても過言ではない。
普段は厳つい男前な感じだが、ドレスを着ると美女にも見えるこの魅力が良い。
また、共演がマイケル・ファスベンダー、ユアン・マクレガー、チャニング・テイタム、ビル・パクストン、アントニオ・バンデラス、マイケル・ダグラスと豪華すぎる!
マグニートーを素手で殺し、オビワンをフォースを使わすことなく立たせなくする等、
このマロリーという女スパイ(デッドプールではエンジェル・ダストだったが)は本当に恐るべし(笑)

2/11(木)
「プロムナイト」Prom Night(1980年)
主演 レスリー・ニールセン ジェイミー・リー・カーティス 
監督 ポール・リンチ 
日本で劇場公開したのは1981年で、この年は異常にホラー映画が大量に公開した年で、
当時は殆ど公開したホラーは劇場で拝見した。
81年公開といえば、私が特に好きな「バーニング」や「血のバレンタイン」や「13日の金曜日Part2」などなど、
この時代は殺人鬼によるスプラッターホラーが主流だった。
主演が「ハロウィン」シリーズで売れ出したジェイミー・リー・カーティスで、彼女の主演したホラーは殆ど観てたはずだったが。この「プロムナイト」だけは何故か未見だった。
もしかしたらテレビの洋画劇場で観たような?気もするが、スカパーの録画で鑑賞。
弟と妹を持つ主人公が小学生の時に、その妹が4人組の小学生たちのいたずらで死んでしまう。その妹の死体の前に立つ人物は? 
そんな事件が冒頭で描かれての6年後、高校生になった主人公たちがプロムの夜。
黒マスクの殺人鬼が例の4人組に復讐しようと次々と殺害していく…といった話。
この殺人鬼の正体は?
となるのだが、これがそのまんま、その人物なんです。
劇中、精神病院から殺人鬼が脱走して刑事が追うエピソードが所々入るが、結局は本筋には絡まずに、何だったのか??
もうちょっと見せ方に工夫しろよと思ってしまう。
殺人シーンも、この手のスプラッター物定番のじらして、じらして、殺人シーンだが…
どうもね、演出がじらし過ぎるのか間延びしてテンポ悪いです。
クライマックスの首チョンパで、その生首がプロムの会場に転がるシーンはインパクトあって良いのだけど。
この頃のスプラッター物の中では凄く地味な印象。
これ、意外と続編も含め4作も作られている。
2以降は殺人鬼物でなく、悪霊によるオカルト物に方向転換してるようで、逆にそっちの方が面白そうで観たかった気もする(また機会があれば)
おまけに本作のリメイクまであったとは。
主人公の父親で校長役に、あの「裸の銃を持つ男」シリーズで有名なレスリー・ニールセンが出ていた。といっても、いつものコメディ演技ではなくシリアスな役です。
この人って元からコメディ役者ではなく、シリアスな役者からコメディに転向した役者だったようで。
そういえば、ジェイミー・リー・カーティスといえば「ハロウィン」シリーズの新作はもう出来てるはずだが、今のご時世、無事に劇場公開されるか心配。

また次回も3本レビューします。
3 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2021年02月>
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28