私がパソコンでよく使ってた「SFC風コントローラー」の具合が悪い。特に十字キーの↓が押しにくい。開けて見た。
ボタンと基盤の間にゴムで出来たパーツがあり、それが凸の形になっている。凸の頂点の下側(基盤側)に伝導体がついており、ボタンを押し込むと基盤の分離している二点と接地して電気が流れて、ボタンが押されたという情報がPCに入力される。ボタンを離すと、ゴムが元の形に戻り、伝導体は基盤から離れてボタンが離されたという情報がPCに入力される。
だいたいこんな仕組みだが、このゴムで出来たパーツが切れていた。下キー部分に関しては完全に切断されて、脱落していた。それなら「常に↓キーを押した状態」になっていてもおかしくない気がするのだが、押しても動きにくかったのはなんだったのだろうか。外れて正しい位置になかったために電気が通りにくかった……? 結構位置が精密なのか。
とりあえず、瞬間接着剤での復活を試みたのだが、失敗に終わった。カチカチになってしまい、押しても戻ってくるようにはならなかったのである。実際に直そうとしたらこのゴムパーツと同じ柔らかさの何かで溶接しなければならないのだろうか。半田付けならまだしも、そんな技術も知識もさすがに私には無いので、諦める事とする。
このようなゴムパーツの存在は昔から知っているが、これって寿命が短いからやめてほしい。キーボードとかどういう仕組みかよくしらんけど、壊れたためしがないので、キーボードと同じような仕組みのボタンでコントローラーを作ってくれないだろうか。
押したら通電するっていう仕組みでいいなら、円錐形のバネを仕込んでやれば、ゴムよりは長持ちするのではないか?
実際、ゴムの代わりに円錐バネを入れれば……と思ったのだが、
・円錐バネが30個、60個売りで1500〜3000円くらいして高額
・そんなに大量にあってもしょーがない
・円錐バネの1x12 0.8x5x12mm みたいなサイズ表記の読み方がさっぱりわからない
というわけで、断念した。
今は別に購入してあった、ちゃんとしたWindowsゲーム用のコントローラーを使用しているが、これだってきっとゴムなんだろう。めんどくせーなぁ。
ちなみにゴムパーツ自体は売ってはいるのだが、SFC風コントローラーという特殊なコントローラーだったため、PS4用やXbox用のゴムパーツでは合わなさそうだったのであきらめたのである。Windowsゲーム用コントローラーなら、おそらくXboxあたりのやつが使えそうだから簡単に治せる……といいけど、どうなることやら。
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