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2021年01月22日09:59

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マワリミチ181

私の名前は川口民雄。子どものころから、周囲から浮いていた。学校の成績は低空飛行で、お情けで卒業させてもらった。小学校低学年のころからごく普通に生きられないと堪忍した。なんでみんなと同じことができないのだろうか。学校時代の運動会、学芸会、展示会、修学旅行で、周囲のクラスメートと同じ行動をとるのに、非常に神経を使った。仕事をいくつか渡り歩き、発達障害を支援するNPOで働いている。大人になって、検査を受け、検査の結果で、読み書きはかなり厳しいことがわかった。発達障害当事者は別に努力して、普通に見せようとしても、無理である。例え給与は低くとも、暮らしていければ、文句はない。この仕事は自分に向いているようだ。発達障害トラブルシューティングが仕事になった。
列を作り、近くの公園に散歩へ出かけた。スタッフ数名、三浦も参加している。車椅子での参加が5人居る。

高齢者(女)
「今日は天気がいいから、散歩が楽しみだわ。ここの職員の人たちはみんな親切だから」

スタッフ(男)
「私も、宮田さんとお話するのが、楽しむですよ」

高齢者(女)
「私、一人暮らしでしょ。家に居ても、何もすることないから、この施設に来るのが楽しみなの」

スタッフ(男)
「ありがとうございます」
川崎が高齢男性の車いすを押すしている。

田中(スタッフ女)
「慣れないとたいへんでしょう。ゆっくり押してください。みんなに合わせて付いてきてください」

高齢者(男)
「よろしく頼むよ」

三浦
「はい」

高齢者(男)
「そうだよ。簡単そうで、たいへんなんだ」

三浦
「俺、なんにも知らなくて、失礼しました」




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