� 峅礁未旅霰髻�(三島由紀夫/新潮文庫)
�◆嵎�語濃飛史 下」(川口半平/岐阜日日新聞社)
��「芝公園六角堂跡 狂える藤澤清造の残影」(西村賢太/文春文庫)
�ぁ峩盂媚�」(三島由紀夫/新潮文庫)
この機会に三島の代表作を読んで行こうとまず代表作の�，�ら読み始めた
がこれが簡単にはいかなかった。とにかく知らないことばが多いので、
国語辞典と漢和辞典を引きながらでないと進まないし、そうやって語句が
分かったとしても、文章が難解すぎて、なんとか読み終えはしたが、完全に
理解するには、あと何回も読む必要がある。
それに比べたら、まだ�い諒�は実際の事件に基づいているので、なんとなく
分かったような気になるが、これはこれで難解な仏教用語が多用されており、
それらの解説はあるとはいえ、文章自体がかんたんではない。これは若い時に
読んだものと思っていたが、それもどうも怪しい。なぜ主人公が金閣寺に放火
したのかということも理解できたとは言えない。分からないなりに凄い作品
だと思う。
市川崑の『炎上』と�睥嗟朧譴痢惷盂媚�』で映画化されており、また水上勉原作
の「五番町夕霧楼」も別の視点からこの事件を描いたものでこちらも田坂具隆と
山根成之によって2度映画化されている。これらももう一度見直してみたいと思
った。
三島を読んだあとに西村賢太の��を読んだら、読みやすくて、ほっとした。
北町貫多シリーズではあるが、いつものＤＶや風俗とは趣が異なり、師と仰ぐ
藤澤清造との関わりや思いに特化した内容となっている。西村がファンである
稲垣潤一のライブに招待されたことをきっかけに、藤澤への思いを強くする流
れが面白い。
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