カプセルホテル一泊ツアー

12月28日は長男の誕生日なのであるが、今年は、仕事が非常に大変で、クリスマスも誕生日もいなかった。
精神的に本当に参ってしまうような仕事ゆえ（についてはいつか書く！）、いつものように無理やり時間調整するメンタルも萎えていたのだった。
なので、ちょいと日をずらし、今年は30日〜31日にかけて、都内のカプセルホテルに一泊の旅。その前に居酒屋で、好きなものを喰わせてやる、というプレゼントにすることにした。
今年はコロナの影響でどこへも連れて行ってやっていないからなあ、、
場所は、僕が3年くらい前に勤務していた水道橋のアスカというカプセルホテルにした。
僕自身、カプセルホテルは未経験ということもあったが、当時の仕事先で、仕事仲間がよく宿泊していたので、内部事情はあらかた知っていたから、という理由である。

まずは、水道橋に夜６時頃到着。
２年半ほど通っていたため地の利はある。こんなご時世なので、店はほとんど閉まっていて、年末書き入れ時のこの季節に何とも寂しい感じだが、当時たまに行っていた庄屋が開いていたので、そこでお食事。
入ると、何かギャルギャルした女子がいっぱいいて、「なんだこりゃー」と思ったら、店員いわく、今日は東京ドームでジャニーズのコンサートがあったため大入りだそうで。たしかにこの時期、東京ドームはジャニーズのコンサートラッシュだもんなあ・・外したか・・と思ったが、地下のフロアはガラガラだった。
で、息子に好きなもん注文させて、腹いっぱい喰った。居酒屋料理って子供にとって非常に旨く感じるらしく、ウチの子は２人とも居酒屋メニューが大好物だ。
んで、長男も中２。ビールをコップ一杯ばかり晩酌。。昔だったら結構当たり前に親に連れられていった居酒屋でちょっと飲ませてもらったが、昨今は本当に通報されたりするからヒヤヒヤだったが、特に店員からのお咎めもなしで、助かりました・・

あらかた喰い散らかし、８時頃、カプセルホテル「アスカ」へチェックイン。
こんな時季に、仕事で遅くなりやむなく、、という人でもないのにカプセルホテルなんぞに泊まる物好きなんかウチくらいなんだろう。部屋はまるっきりガラガラ。僕らの泊まったフロアには、50個くらいカプセルがあったのだが、僕ら以外に泊まっていたのが２人くらいだった。
で、お楽しみのサウナ＆大浴場。
アスカはそれなりに充実していて、ラドン湯まである。入浴客も他に２，３人くらいしかおらずほぼ独占状態。もう、温泉宿に匹敵するくらいの快適さである。
サウナ上がりには、食堂まであって、飲食ができる。ソフトドリンクの他、酒やつまみ、お食事まで注文でき、アスカだけで十分に生活可能だ。
従業員も、頭金髪モヒカンのいかついオッさんとか、見かけは怖いんだが、凄く親切にしてくれていい人だった。
で、入浴と飲み物休憩も終わり、後は寝るだけ。
私人生初のカプセルホテルでの就寝。人生、いろんなところで寝てきたが、カプホは初なのである。でまあ、言ってみれば棺桶のようなところなんだが、何というか、誰にも邪魔されないパーソナルスペースであり、ああいう狭いところって、人間の本能が求めているような（子宮回帰みたいな）ところなのか、物凄い快適。
テレビもついていて、適当にテレビ観ながら就寝できるし、言うことなし。
まあ息子は怖がっていたので、寝付くまでは一緒にいてやったが、一晩あけてみたら、すっかり慣れちゃったみたいで、また行きたいんだそうだ。
翌朝は、起きてすぐ朝風呂。
朝ごはんが550円で提供されるんだが、息子が朝ごはん喰わないと何故か頑固になっているので、朝ごはんは喰わなかった。
いろいろとアクシデントもあったんだが、早番ぽい受付のおばちゃんがすごい親切にしてくれて、ほっこりした。
アスカは、チェックイン午後３時、チェックアウト午後11時とかなり長めのサービスなのだが、病み付きになっている人もいそうだ。
朝の食堂で、年寄りが２，３人集っていて、会話していたのだが、どうも常連ぽい。
一晩宿泊で4400円なので、お金に余裕があれば、病み付きになりそうである。

という感じで、気がつけば今年も大晦日。あと１日である。
いろいろありいけてない年だったが、１年の汚れを落とし、また来年も頑張ろうと思う。
それでは、良いお年を。