写真はあのローリング・ストーンズが2016年にたったの3日のスタジオ録音で完成させたブルースロックのアルバムですね。
彼らへのインタビューで、「今の若手ブルースではメジャーからリリースしてもらえないから、代わりに出来るうちらが作ってやった!」と。
今ならこのブルースロックを理解できますが、5年以上前には正直何がいいのかわかりませんでした。音楽の理解力の問題なのかもしれませんが。
わかりやすくは、アメリカ人に日本の民謡、演歌をたくさん聴かせてもおそらく、その違いや良さがわからないのと同じなのかもですね。
いや今の若者も同様かも。
ローリング・ストーンズの過去のアルバムでもヒット曲以外のアルバム曲にはベタなブルース曲が必ずといっていいほど入っていますね。
これが長年、耳に入っても垢抜けない音楽とだけしか聴こえませんでした。
これが年齢がそうさせたのか、さすがにウン十年も聴き続ければわかるようになるのか?
弟が大学を休学して、アメリカ、カナダをブルースギター1本でストリート・ミュージシャンしながら2年間放浪しました。
先日、音楽室のオーディオで音楽オフ会をやったギタリストの彼に話したら、「それって、三味線もってアメリカ人が日本でストリート・ミュージシャンしながら放浪するのに等しい。」と。
それだけ、現地では違和感があるか、本当にブルースが弾けないと相手にされないだろうと。
弟はロックドラムを叩いたり、大きめの音量でロックを鳴らしていた自分の影響で、同様に中学のころからロック中心です。
ただ所蔵CDを見ると、自分と重なるソフトは少なく、ブルースロック系が多い。
そうしてあのマディー・ウォーターズほか、現地の黒人プロブルースとのセッションも許されたそうです。
ブルースロックが好きなというか、商業ロックが嫌いな、ピーター・バラカンさんの土曜日のウイークエンドサンシャインを聴けばたくさんのブルースそのものやブルースロックがかかります。
ブルースがわかると、これを背景に作られたロックからジャズまで理解が深まりました。
まさに環境、血、土着、風土と表裏一体な音楽がブルース、それをポピュラーにした冒頭のストーンズなどのブルースロックであり、民謡、それをポピュラーにした演歌に感じます。
演歌も車内で聴くことがあります。ようやく民族音楽がわかる年齢と経験を積んだのでしょうか?
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