…正午まで、アルバイト。
その足で、新橋へ。チケット屋で、年賀ハガキを購入する。もう、そんな時季になりましたか。
銀座から有楽町方面を歩いて、その後、京橋の国立映画アーカイブへ。
午後3時、成瀬巳喜男監督の「驟雨(しゅうう)」を観てまいりました。
☆「驟雨(しゅうう)」(1956)監督 成瀬巳喜男 出演 原節子、佐野周二、香川京子、根岸明美、小林桂樹、中北千枝子、東郷晴子、長岡輝子、加東大介、伊豆肇、堺左千夫、村上冬樹
『東京世田谷の新興住宅地を舞台に、結婚4年目の並木夫妻に訪れた倦怠期を辛辣かつユーモラスにとらえた家庭劇。
岸田國士による複数の戯曲を水木洋子が脚色、この頃傑作を連発していた成瀬巳喜男が夫婦の心理をヴィヴィッドに描き出した。
喧嘩の最中に空腹を訴え台所でお茶漬けをかき込む名シーンなど、原節子の躍動感あふれる演技から目が離せない。』
…2度目の鑑賞です!
ひさびさの成瀬映画です。…やっぱり、いいですねぇ、成瀬巳喜男。好きだわぁ。
永遠の処女と謳われた、かの原節子さま。…成瀬の手にかかると、こんなにも庶民的な奥さんになっちゃうんだもんなぁ。(笑)
水木洋子の脚本が、やっぱり巧い。女性らしい視点で、しみったれた、世話じみた数々のエピソードに舌を巻きました!…なかなか書けないよ、これだけのホン。
じつは、元ネタになった短篇戯曲「驟雨」、昔々、大昔にエチュードで演じたことがあったので、そういう意味でも、興味深く見ることが出来たことも申し添えておきます。(笑)
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