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2020年11月29日21:52

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鉄印あぶくまあんどやまがたのおぼえがき。

先月末(2020年10月末)に、阿武隈急行が全線復旧した。
以前、角田駅に鉄印帳を買いに行ったときは(https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1976891052&owner_id=2230648 「日立とアイアンシールブックのおぼえがき。」)、まだ、丸森駅−富野駅間が不通だった。
それが、全線復旧。
これは早速、乗りに行かねば(^^)。

せっかく仙台方面まで出没するのだから、ついでにもう1社くらい、鉄印をゲットしておきたい。
そこで、仙台からもわりと近い、山形交通・フラワー長井線にも行くことにした。
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【やまびこ51号】(大宮0630-0738福島)
早起きして、大宮駅へ。
早起きしたとはいうものの、地元駅では当初の予定より1本遅れの列車に乗ったので、大宮駅での余裕時分はあまりとれず。
新幹線改札を抜け、待合室でひといき入れることもなく、とっととホームに上がった。
ほどなく、やまびこ号がホームに入ってくる。
いつものように、窓側E列の指定席に陣取り、モバイルコンセントからスマホとモバイルバッテリーとを充電。
先日のほくほく線遠征時に入手した、北越急行の車内誌とJR西日本の車内誌とを拾い読みしながら、運ばれていく。


【福島駅】
阿武隈急行の福島駅は、福島交通の福島駅と施設を共用している。
福島の在来私鉄である福島交通は、第三セクターである阿武隈急行の株主なので、両社は福島駅の施設を共用しているわけ。
その、阿武隈急行&福島交通の福島駅窓口は、JR福島駅の中央から少々離れたところにある。
ただ、私は、我が畏友がかつて暮らしていた角田市を訪ねるために、阿武隈急行には何回も乗っている。
よって、駅の位置についていまさら迷うことはない。

阿武隈急行の全線を乗り通す福島駅→槻木駅のきっぷを購入し、それと一緒に鉄印帳の記帳を申し込む。
窓口の駅員さんが、槻木駅まで乗り通すためには1時間以上あとの9時03分発の列車まで待ってもらわなければならない、とすまなそうに教えてくれる。
「大丈夫です、そのあたりのことは織り込み済みですから(^^)」
とか答えて、きっぷと鉄印とを受け取った。
阿武隈急行の鉄印は、ほかの多くの鉄道会社と同様の、書き置き印。

駅員さんの親切なアドバイスには、感謝。
しかし私は、その前の8時32分発の列車に乗るつもりでいる。
まあ、この8時32分発の列車に乗っても、駅員さんアドバイスの9時03分発の列車に乗っても、槻木駅に着くのは同時刻になるのだけど。

8時32分発の発車時刻まで、まだ40分ほどある。
阿武隈急行&福島交通の福島駅の手前にはロッテリアがあるので、朝ご飯を食べながらスマホに充電できるかと思って、入ってみた。

レジで注文してから席に着いたのだけど、しかし、席にコンセントは見あたらず。
ちょっと、あてがはずれてしまった。
食事を終え、店を出る前によく観察してみたら、喫煙ルームの席にはコンセントがあったみたい。
なおかつ、現在はこのお店全体が禁煙になっており、喫煙ルームも普通のの禁煙スペースとして使われている様子。
そっちの旧・喫煙ルームに入っていればスマホを充電できたのだろうけど、最初はそっちも禁煙になってるとは分からなかったんだよね。


【阿武隈急行線】(福島0832-0903梁川0931-1008丸森1034-1050槻木)
福島駅発の列車はワンマンだろうと思っていたら、車掌さんが乗っていたのでちょっと驚いた。

車両の側面に「銀河連邦」のステッカーが貼ってある。
これは要するに、日本の宇宙開発研究施設立地自治体による交流組織、のようなものであるらしい。
JAXA(宇宙航空研究開発機構)の本部が相模原にあり、ロケット打ち上げ施設が鹿児島県の大隅半島(内之浦)にあるのは有名だけど、「銀河連邦」のそのほかの場所はなかなか知られていない。
(私としては、日本の宇宙関連施設といえば種子島宇宙センターと筑波宇宙センターという印象があるのだけど、南種子町もつくば市も「銀河連邦」に加入していない。)
フォト

福島駅で買ったきっぷの券面をみると、途中下車前途無効と表示されている。
これは、途中下車すると(途中で改札口を出ると)前途(そこから先の区間)についてのきっぷが無効になる(きっぷの効力がなくなる)という意味。
要するに、このきっぷでは途中下車ができないわけ。
この先の梁川駅とか丸森駅とか、乗り継ぎ時間のあるところでは駅の周辺を見てみたいと思っていたので、途中下車できないのはちょっと残念。
まあ、しかたがないか。

福島駅発梁川駅行き列車は、定刻に終着・梁川駅に到着した。
ここで列車乗り継ぎだと思っていたら、なんと、福島から乗ってきたその車両がそのまま、28分間の停車の後に丸森駅行き列車に変身するとのこと。
というわけで、ここまで乗ってきた列車の同じ座席に、引き続き陣取る。

丸森駅行き列車は、富野駅で10分間ほどの長時間停車をする。
あとからくる、福島駅発富野駅行き列車との接続をとるとのこと。
要するにこれが、福島駅の駅員さんが言っていた9時03分福島発の列車なのだろう。

先月末に全線復旧した阿武隈急行。
最後まで不通だったのが富野駅−丸森駅の区間。
しかし、結局、どのあたりが不通区間だったのか、あまり意識しないうちに通り過ぎてしまった。

居眠りしていたら、この列車の終着・丸森駅に到着。
慌てて下車する。
今度は、丸森駅行きの列車がそのまま槻木行き列車に変身、というわけではなく(^^;。
ホームの対面に停車中の槻木行き列車に乗り継いだ。
フォト

角田駅。
かつて、この駅の近くのアパートで、畏友が暮らしていた。
今日は、素通りする。
でも、そのうち、ここで貸自転車でも利用して、旅立ってしまった畏友が暮らしていたあたりとかを、再訪してみたい。

岡駅の手前の車窓。
窓の少ない、大きな箱のような建造物が見える。
畏友は軽口で、あれを「第六サティアン」とか呼んでいた。
あれが、かつての、畏友の勤務先工場。
もちろん、オウムの関連施設でも何でもない、一般企業(東証一部上場企業)の一般工場実験施設。

終着・槻木駅。
福島駅で購入したきっぷを運転士さんに渡して(この列車はワンマン運転だった)、精算済証を受け取った。


【JR東北本線】(槻木1101-1129仙台)
槻木駅では3分接続。
改札を出てJRのきっぷを買い直している余裕はない。
そのままJRの列車に乗り、車内で車掌さんから仙台駅までのきっぷを購入した。
Suicaを使えるのがありがたい。

11時13分頃、名取駅の手前のあたりで、列車が緊急停止した。
運転士が、前方踏切に異常を発見したとのこと。
車両が止まった場所がちょうど、交流電化のき電区間(というのだろうか)だったようで、照明も空調も停止してしまった。
この緊急停止が長引いて列車が大幅に遅れるようなら、このあとの行程を組み直す必要あるかなぁ、とか考える。
そのうちに、照明と空調とが復旧。
そして、踏切の安全が確認できたとのことで、11時18分頃に運転を再開した。

列車は遅れを取り戻すべく、がんばって走る(^^)。
その結果、名取駅着は7分遅れ、長町駅着は6分遅れ、終着・仙台駅には4分遅れで到着した。


【高速バス&路線バス】(仙台駅西口1150-1255山交バスターミナル1311-1359荒砥駅)
急いで、山形方面行き高速バスが出発するバス停へ向かう。
山形交通のバスは、定刻の5分ほど前にバス停に入ってきた。
このバスは降車時運賃支払方式であり、なおかつ全区間均一運賃(950円)なので整理券をとる必要もない。

バスは定刻に出発。
すぐに居眠りしてしまったけど、高速道路の橋梁の継ぎ目などで衝撃がくると飛行機着陸時の衝撃のように思えて目が覚めて、しばらくするとまた居眠り、というのを何回か繰り返した。

バスは定刻に山交ビルに到着。
運賃箱の両替機で千円札を両替して運賃を払おうとしたところ、なんと、両替機の50円玉がきれてしまったとのこと。
運転手さんがコインケースを取り出して、両替機から出てきた100円玉をすべて受け取ってからお釣りの50円を渡してくれた。

ここ山交ビルのバスターミナルにて、路線バスに乗り継ぐ。
ターミナルビルの案内板をみると、12番乗り場で待てばいいらしい。

山形交通のバスは、車体外装に「UTORIA」とある。
ユトリア、と読むのだろうか。
そうだとするなら、どこかのゲーム&アニメ「シャチバト!(社長!バトルの時間です!)」を連想するのは私だけではないと思いたい。
(この作品には「ユトリア」という名前のヒロインが出てくるのです。)

定刻から2分ほど遅れて入ってきた、荒砥方面に行く「道の駅 川のみなと長井」行きバスは、観光タイプのハイデッカー車。
ハイデッカータイプのバスって、足腰の弱った人には乗車しづらいんだよね。
バリアフリー推進が課題となっている現代日本では、このタイプの乗合バス車両については少々、検討を要するような気がする。

バスは国道348号線をひた走る。
しかし、途中の道路工事などの影響もあったのか、少しずつ遅れ気味になる。
「中の森」バス停では4分遅れ、「あゆみの園前」バス停では8分遅れ。
私が下車した「荒砥駅前」バス停でも、8分くらい遅れていただろうか。


【山形交通・フラワー長井線】(荒砥1431-1451長井)
荒砥駅の窓口で乗車券を買おうとしたのだけど、土日は入場券のみ販売、運賃は車内精算でとのこと。
そのうち、バスツアーの団体さんが到着して、駅舎内はそれなりの混雑状態になった。
この団体さんはどうやら、年輩ご夫婦を対象にしたバスツアーのようだ。
自販機でドリップコーヒーを買ってから、「密」を避けて駅舎外に出て、コーヒーを啜る。

団体さんの乗車があるからだろうか、入ってきた列車は2両編成。
後ろの車両はオールロングシート、前の車両はボックスシートで一部ロングシート。
団体さんたちが後ろの車両に乗り込み、私は前の車両に乗りこんだ。
混雑から逃れて、ちょっとひといき。

車内にはクリスマスリースが飾られている。
でも、クリスマスまではあと1か月以上ある。
ちょっと、気が早いんじゃないかな。


【長井駅】
フラワー長井線で鉄印帳関係を取り扱っているのは、長井駅。
鉄印記帳の駅だから、きっと有人駅で、運賃は駅の改札口で収受するのだろうと思っていたのだけど。
実際に降車する際は、列車内で運転士さんに運賃を支払った。
フォト

長井駅は、現在、プレハブの仮駅舎にて営業中。
その仮駅舎に入ってみたものの、切符売り場が目に入らなかったので、そのまま窓口にいって鉄印帳記帳を依頼する。
長井駅から赤湯駅までの運賃と記帳料とを支払い、書き置き印ときっぷを受け取った。
窓口のお姉さんから、「赤湯方面に行く次の列車が出るのは16時20分だけど、16時10分頃には反対方向の荒砥方面行き列車が入線しているから、乗り間違えないよう注意して」とのアドバイスをもらった。
その親切に、感謝。

次の列車まで1時間以上の待ち時間があるので、長井駅周辺を散策してみることにした。
長井駅の、新築工事中の駅舎は、実は長井市の新庁舎でもあるらしい。
ひょっとして、長井市の市役所をここに移転するのだろうか。
鉄道ファンとしてはなかなか良いアイディアだと思うけど、自動車利用者の評価はどんな感じなのか、ちょっと知りたい気もする。

駅からまっすぐに続く道を、ぶらぶらと歩いていく。
長井小学校の前を通り過ぎ、市役所の前を通り過ぎ。
さっきまで乗っていたバスの行き先でもある「道の駅 川のみなと長井」が見えてきた。
この、道の駅の建物の入り口付近に「けん玉が市技になった」との表示がある。
令和2年9月28日に、市技になったのだそうな。
そういえば、長井駅の近くにも「けん玉が長井市の市技になりました」とかいう表示あった。

この、道の駅のレストランに「日本一のけん玉カレー」というのがある。
ここは、カレーライス好きを公言している身としては、無視するわけにいかない。
赤いカレーソースと黒いカレーソース。
その2種類のカレーソースの間に、けん玉のかたちに盛られた米飯。
けん玉の玉は馬肉メンチボール。
周囲に生野菜と素揚げ野菜。
赤カレーは米沢牛筋カレー、黒カレーは長井ベジタブル(菊芋入)カレーだそうな。
どうやって赤い色や黒い色を出しているのかは、分からなかった(黒は、海苔かも)。
ご家庭向けのカレーと言うよりは、専門店のカレーに寄せたお味のような気がする。
私としては、神田カレーグランプリ優勝店のカレーライスより、ここの「日本一のけん玉カレー」の方が好みだ。


【山形交通・フラワー長井線】(長井1620-1651赤湯)
長井駅に戻り、先ほど駅員さんの忠告を思い出して荒砥駅方面行き車両には乗らず、赤湯駅行き列車を待つ。

あたりはそろそろ、薄暗くなってきた。
赤湯駅行き列車が入ってきたところで、入ってくる列車にカメラを向ける人がいて。
なんと、フラッシュを光らせやがった!
カメラは「写ルンです」だったみたいなので、たぶん、オートで光っちゃったんだろうけど。
でもね、動いている列車の運転台に向けてフラッシュを浴びせるのがどれほど危険か、ちょっと考えれば分かるだろうに。
もちろん、わざと発光させたのではないと思うけれど(というか、そう思いたい)、気をつけてもらいたいところ。


【フラワー長井線&JR米坂線】(赤湯1708-1729今泉1801-1831米沢)
ここまで乗ってきた車両にて、折り返しで今泉駅まで行くことにする。
というのも。
私はこの、フラワー長井線には何回か全線乗車したことがある。
古くは、2004年の映画「スウィングガールズ」が大ヒットした数年後に、そのスウィングガールズのラッピング列車に乗りにきた(https://mixi.jp/view_diary.pl?id=209381574&owner_id=2230648 「2006年夏休み列車旅05ー02」)。
最近では、長井駅が駅メモのスタンプラリーイベント「つなげて!全国”鉄道むすめ”巡り」の対象になっていたので乗りにきた(https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1966816708&owner_id=2230648 「ひろってまわったお話。」)
でも、今までは、長井線全線乗りつぶしを終えたらそのまま次の目的地に行くというパターンばかりで、すぐ近くの米坂線とかにはきちんと乗らないことが多かった。
それで今回は、少しは米坂線にも乗ろうと思って。
ついては、フラワー長井線で今泉駅まで戻ってから、今泉駅から米沢駅まで米坂線に乗ることにした。

赤湯駅のきっぷ売り場に行ってみると、フラワー長井線の自動券売機はすでに電源が切られていて、「運賃は車内精算で」との札がかかっていた。
改札口で長井線乗車であることを断って、そのまま跨線橋を渡って先ほどの車両が止まっているホームへ。
フォト
列車は定刻に出発、暗い中をしばらく走って、定刻に今泉駅に着いた。

今泉駅の窓口にてJRの切符を買おうとしたら、窓口が閉まっている。
そして、JRの自動券売機はない。
あらためて窓口をみてみると、窓口営業時刻は18時までだが17時05分から17時45分までは窓口を閉めるとのこと。
そこで、17時45分に窓口が開くのを待って、米沢駅までの切符を購入した。

駅舎内の待合スペースにはいわゆるだるまストーブが置いてあって、小さく火が燃えている。
ほとんど乗り物に乗っているばかりだったから分からなかったけど、ひょっとすると、外は案外寒いのだろうか。
長井駅のあたりを歩いたときは、そんなに寒いとも思わなかったんだけどな。

米坂線のホームにはいると、JR東日本の非電化ローカル線標準ともいうべき、キハ110形ディーゼルカーが入ってきた。。
2両編成の、ワンマンカー。
ほぼ定時に、今泉駅を出発。

途中の、中郡(ちゅうぐん)駅。
難読駅名とまでは言わないけれど、なかなか読めない駅名かな、とも思った。
私は「なかごおり」駅かな、とか思っていたので。


【つばさ156号】(米沢1838-2022大宮)
米沢駅の米坂線発着ホームは、駅構内のかなり端っこのほうにある。
事前に指定席を確保してあるつばさ号との、乗り継ぎ時間は7分間。
大急ぎで改札口へ行き、今泉駅で購入したきっぷをを渡し、Suicaで改札機にタッチする。
「新幹線eチケット」なので、Suicaによる改札機タッチが不可欠なのだ。

つばさ号に乗り込むと、車内で、缶ビールを片手に大声で会話しているグループがある。
高校生が通学途中で同級生とおしゃべりするのは、まあ、仕方がないと思うこともある。
でも、新幹線の車内で酒飲んで大声出すのは、このご時世、許されざる行為だと思う。
しばらくすると静かになったので、まあ、よかったけど。

つばさ号は、福島駅にてやまびこ号と連結する。
ただ、連結作業が終わってしばらくしても、列車は停止したまま。
そこへ実家の母から電話が入ってきたので、充電中のスマホをコンセントからはずして、慌ててデッキへ。
母は、つい先ほどわりと大きな地震があったので、安否確認で電話したとのこと。
こちらでは、列車が走行中だったからだろうか、揺れは感じなかった。
ただ、列車が福島駅に停車したままでいるのは、どうやらその地震の影響のようだ。
結局、つばさ号&やまびこ号は福島駅を4分遅れで出発した。

その後は特段の遅れもなく、私は無事に大宮駅まで運ばれていったのだった。
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さて、次はどこの鉄印をもらいにいこうかな。
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