mixiユーザー(id:21933076)

2020年10月27日16:48

222 view

YASUの花園 〜大腸検査の体験日記〜



2015年のお話です。



8月の健康診断で「潜血便陽性」再検査と診断されました。
うん。予想はしていました。
たまに「えっ?なに?私、実は、女の子??」ってな鮮血が出る事があったのです。
実は随分、若い頃からありました。

僕もう45歳。しっかり検査してもらいましょう。



ということで

健康診断を受けたA病院に結果資料を持っていくと

「ここでは再検査できないのでB病院に行ってください。」と言われました。
直ぐにB病院に行くと「この時間の診断はしていませんので、この表にある時間に再度来てください。」と

消化器系医師の診断日時表を渡されました。
「なんだよ〜。仕事を抜け出して来ているのに、たらい回しじゃないか〜。始めの電話でからそう言ってくれたらいいのに。」
と、少しの憤りを覚えたのですが、僕、そういうところの切り替えスイッチは早いのです。
「どれどれ。。」
と医師の出勤一覧表を眺めますと、消化器系の先生は4名いるようです。

それぞれ、出勤の曜日と時間が決まっているようです。

「なるほど〜。よし!金曜日の午前中だな!」


なんだか急に笑いが込み上げてきました。



「潜血便陽性」
つまり直腸の検査でしょ。
つまり僕の誰にも触れられていない「YASUの花園」を覗かれるわけでしょ。
「YASUの花園」をたとえすごく偉い先生だとしても、オッサンに覗かれてたまるか!
「YASUの花園」を初めて覗くのは女性でなくてはならない。
たとえ、おばあちゃん医師でもいい。女性であればいい。
たとえ、新米の未熟な医師でもいい。女性であればいい。
だって。「YASUの花園」はまだつぼみなんだもん。。。



「なるほど〜。よし!金曜日の午前中だな!」

そう、金曜日の午前中には「○○裕美」と女性医師の名前があったのです。

決定!!!!!!

「○○裕美」先生に「YASUの花園」を捧げよう



なんだかワクワクが止まらないのでありました。





----------------


10月のとある金曜日の午前中。
○○裕美医師に会いにB病院に行きました。
看護師さんに僕の名前が呼ばれ、中待合室で待機します。



○○裕美先生
どんな先生だろうな〜。
年の頃は幾つぐらいかな〜。
優しい感じかな〜。
厳しい感じかな〜。
うんうん。厳しいのも悪くないな〜。
いきなりズボン脱がされちゃうのかな〜。
一応、勝負パンツ履いて着たし。
うんうん。大丈夫。
ドキドキするな〜。
なーーんて。妄想の海に漂っていますと、診察室から名前を呼ばれます。

「はーーい!」「おねがいしまーーす。」
僕は、よく指導された聞き分けの良い小学生のように元気よく診察室に入ります。



キラーーーーン!!!!
そこに座り、僕を迎え入れてくださりまする○○裕美先生様様

第一印象で輝いておられます。
年のところ30代。
クールビューティーの空気感の中でも、
優しさと賢さが同居し。
美しくあり可愛らしくもあり。
清楚であり活発でもあり
SでありMでもある。
そんな完璧なる女医様様様ではありませぬか。

僕はもう、ただただよく指導された聞き分けの良い小学生のように
「はい!」「はい!」と元気よく、先生の質問に返事をするのであります。

「では、今日はこの後、精密検査の日時と方法の打ち合わせを担当看護師からしてもらいま
すので、待合でお待ちください。」と○○裕美先生
「はい!」と僕。
「ありがとうございました!」と
「お願いしますね。『YASUの花園』をあなたに捧げます。」とそんな思いを込めて、お辞儀
をして診察室を出たのであります。





○○裕美先生
ヤベーーーー。

綺麗だな〜〜〜〜。
待合室でニヤニヤが止まりません。
ヤベーーーー。

ホントにニヤニヤが止まりません。

その後、看護師さんと日時を決め前日から当日までの指導を受けました。


11月9日。 午後より、精密検査と相成りました。
前日の夜から明日の午前中にかけてトイレとお友達となり、お腹の中を空っぽにするのですね。
そして検査当日は○○裕美先生により、「YASUの花園」をあんなことやこんなことや。。。
開拓されるのですね。。。
あんなところに、あんなものが。。。。

そんな格好を○○裕美先生に観察されるのですね。

僕は、辱めを受けるのです。。。

ヤベーーーー。ニヤニヤが止まりません。





----------------







11月9日。当日。


そんなこんなで内視鏡検査なわけです。

朝からヌーベンを薄めて2リットル飲んで。
トイレとお友達になり。
お腹空っぽです。

いよいよ内視鏡検査なわけです。



内視鏡検査室の前に受付カードを入れて、
待合室でドキドキを抑えるべく文庫本など読んだりして。
活字を追えど追えど頭には入らず。
これから始まる裕美先生との内視鏡プレーへの妄想は膨らむのであります。
裕美先生、早くお会いしたいであります。
「YASUの花園」は完璧に綺麗にしてあります。
ここぞとばかりの下ろしたての勝負パンツで挑んでおります。
ああ、僕が本を読んでいるふりをしている横を裕美先生通り過ぎました。
裕美先生!!!よろしくお願いします!!!なのであります。





しばし待っていますと、ベテラン看護師さんが僕を呼びます。
ベテラン看護師さんに言われるがまま、狭い更衣室で術着に着替えます。
お尻に穴の開いた紙パンツを穿くよう指示されます。
裕美先生。。これは色っぽくない。。。
勝負パンツは無意味でした。。。
が、それはそれで。。。

ね〜裕美せんせい。

僕、そういうところの切り替えスイッチは早いのです。


さあ、内視鏡検査室に案内されます。
薄暗い部屋にベッドがあり、その枕元にモニターが設置されています。
リアルタイムに内視鏡カメラの映す画像が自分で観れるわけですね。
すごいプレーですね。
ドキドキします。

「お腹の動きをおさえる注射をしますね。」とベテラン看護師さんが言います。
はい、どうぞどうぞ。何本でも打ってください。
僕の右肩に注射されますが、不思議と痛みを感じません。

「向こう側を向いて横向きになってください。もうすぐ先生きますからね。」
はい、左下の横向きで先生をお待ちします。
すなわち、先生は僕の背後からきて、「YASUの花園」一直線に攻めてくるわけですね。
さあ、いよいよですね。
ワクワクしますね。

ワクワクです。



裕美先生〜。はやく〜。











すると
「では、いきますよ。先ず、指入れますよ。」

。。。。。

えっ?

ズブズブズブ。。。。

えっえっ?


「最初ちょっと痛いですけど、力抜いてくださいね〜。」

ズブズブズブズブズブズブ。。。。

えっえっ?

「カメラ入れますよ〜。」

グルグルグル・・・・・。

「ちょっと痛いですか?もっとゼリー塗りますね」

ズブズブズブズブズブズブ。。。。

えっえっ?


って、オイ!!!!!!
オイ!!!!!!





オッサンヤないかい!!!!!!!!!!!!!!







待て待て待て待て!!!!!

頼む、待ってくれ!!!

オイ!

裕美。。。

裕美はどうした?

裕美。。裕美。。裕美。。裕美。。

「はい、どんどん入れますよ〜。」


ひひひ、ひろ。。。み。。。うっうっううううう。。。。


待て!
なんだこの展開?

先ほど待合室で読んでいた本。「晴天の霹靂 by劇団ひとり」
まさしく、晴天の霹靂!!!!!

おーーーーい。
これ、聞いてないぞーーーーー。
裕美先生。どうしたーーー。
うっうっ。。。。


おーーーい。
僕の妄想力もさすがにオッサン相手では膨らまないぞ〜。
それにしても。うっうっうっ。。。。


そうだ、オッサンを裕美先生だと思えばいいのだ。。。
。。。。
うっうっ。。。。
って無理だ!!!!

無理に決まっている!!!





うっうっ。。。。

いっそ、オッサンと楽しむように発想を転換。。。。
。。。。
って絶対無理だ!!!!
うっうっ。。。。
ってそれでできちゃったら、俺が終わりだ!!!
うっうっ。。。。


うそーーーーーーーーーー!!!!!

うっうっ。。。。
あれ、女性ってこんな感じなのか?

うっうっ。。。。
なかなか入らないってオッサン苦戦してるし。。。。
とにかく、痛いし。。。

うっうっ。。。。
もっと優しくしてほしいし。。。

うっうっ。。。。

上手に入れて。。。。



うっうっ。。。。



そうだよね。うんうん。激しいだけが男じゃないんだよね。。。

そうだよね。うんうん。僕、今度からもっと優してあげよう。。。

おいYASU。。。なにを反省しているんだ。。。。


うっうっ。。。。
あれ、僕、目をギュッと閉じてるし。。。。

うっうっ。。。。
あれ、知らず知らずに僕、左手の小指噛んでる。。。。


うっうっ。。。。
っくっ苦しい。。。。

力抜いて。力抜いて。力抜いて。。。。
YASU。力抜いて〜〜〜。



もう、オッサン。オッサン。

もう、好きにしてくれ。。。。



。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。



どうやら、カメラは一番奥まで到達したらしい。
そこから、引き抜きながら写真を撮りながら、引き抜きながら写真を撮りながらの時間。

僕の頭にはもう裕美先生などどこにもなく。
どうか、ガンもポリープもありませんようにと願いながら
僕は僕の台帳をモニターで見つめていたのでありました。



全く何の説明もなく、引き抜きながら写真を撮るオッサンはまるで、つまらなそうで。
引き抜かれながら写真を撮られる僕は、まるでオッサンに犯されたようで。
また、知らず知らずに左手の小指噛んでいるのでありました。。。。



事終えると看護師さんが「はいこれで拭いてくださいね。ゼリーついてますから。」
などとウエットティッシュを渡され、そそくさと着替えます。
それは風俗遊びの「はい。時間切れです。着替えてくださいね」と風俗嬢に言われるて、そそくさと着替える時の虚しさの、さらに100倍の虚しさを感じたのでした。





まるでやられちまった感いっぱいのまま待合室に待っていますと、
中で、オッサン先生と裕美先生が写真を見ながらいろいろ検討しているようです。
最後ぐらい裕美先生が説明してくれるのだろうという期待も虚しく。
ベテラン看護師さんが

「はい、異状なしです。癌もポリープもありません。もう、来なくていいです。運動していいです。お酒飲んでもいいです。」と、はいサヨウナラという感じで説明してくれて。


僕は背筋を丸めて、内またで。とぼとぼと会計を済ましたのでした。






この気持ちを誰かに伝えたい。
娘にラインしました。



YASU「内視鏡検査。結果。異常なし。にしても、綺麗な女医さんのはずが、いきなりオッサンに肛門に指突っ込まれた。。。泣きたい。。。」



娘 「喜べ!!男の誇りぞ」




おい。娘さん。。。。。


そんなこんなで「YASUの花園」は踏みにじられたのであります。。。







おしまい。







■便に血が混じっている?人生初の大腸カメラ検査をした体験談
(ママスタジアム - 10月27日 15:01)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=176&from=diary&id=6283991
9 4

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2020年10月>
    123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031