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2020年10月14日08:25

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GMTIPSその2(ふぃあ通2019年11月の「鈴吹太郎のGM講座」まとめ)

FEARが毎月配信しているWEBラジオ「ふぃあ通」(http://www.fear.co.jp/radio/fearradio.htm)に「鈴吹太郎のGM講座」というコーナーがある。
鈴吹社長が講師となり、きくたけ先生やゲストの方を交えてGM講座をするコーナーだ。

今回はゲストが力造先生、からすば先生、遠藤先生と珍しくたくさんいるので、
お便り紹介ではなくプロGMによるTIPS紹介でした。

まずはからすば先生から。

からすば先生「セッションのときに大事にしているのが、休憩をいれるタイミング」
からすば先生「気がつくと熱中して、お腹が減ったり、酸素が薄くなったりしてしまう」
からすば先生「だから、できるだけGM側から休憩を提案するように意識する」
社長「シーンの切れ目だととりやすいよね」
からすば先生「シーンの切れ目とか、ミドルフェイズ入る時、クライマックス前とかフェイズの切れ目。もちろんミドルフェイズの途中でも、区切りがいいところとか」
からすば先生「コードレイヤードだったら、ミドル前半の探索シーンと後半の探索シーンの間とかで、意識して休憩を入れる」
遠藤先生「大体集中力って45分から90分ぐらいしか続かないらしいので、1時間に1回ぐらいを目安に休憩を入れるのがいいらしい」
からすば先生「PLの顔を見てると、目がとろ〜んとしてきたりして、『あ、酸素薄くなってきたな、よし休憩だ』とわかることもあります(笑)」


遠藤先生「オンラインでは使えないけれど、わたしは身体が大きいので、ジェスチャーを多用する」
遠藤先生「社長から直伝ですけれど、『左手をうまく使う』というもの」
社長「ああ、あれね。俺の場合、よく左手の掌上にして『どうぞ』ってPLさんに向けると、その人が話す場面だって他の人にもわかりやすい」
社長「遠藤先生は身体が大きくて、そして必ず立ってGMをする」
社長「立つことで声も通るし、ジェスチャーも伝わりやすい。GMが前にでるタイプのシステム、注目を集めるタイプのGMだとはまりやすい」
遠藤先生「PLさんの視線を集めやすいので、リアクションをオーバーにわざととったりすることもあります」
社長「これ、実は向き不向きがある。例えば、PL同士がエモい会話をするシーンとかだと、GMが立ってると邪魔になることもある」
社長「そういう時は座ってぽやーんと見てる方がいいこともある」
社長「ちなみに、大畑先生は全く逆。身体が小さいので、逆に座って身をかがめて、前に乗り出すようにして、内緒話するみたいに語り掛ける」
社長「そうするとPLさんとの距離が近くなるので、これはこれで注目を集められるテクニック。雰囲気も結構出る」
社長「姿勢とジェスチャーってのは、とても重要。自分に合ったものを見つけるのが大事。どういうときに視線を集めやすいか」


力造先生「台詞とかを読み上げるときに、できる限り真剣に読み上げる」
力造先生「PLが、どんなに突っ込みをしてきても、こっちが真剣に読んでいると、徐々に物語の中に引き込まれていきやすい」
社長「なるほど(笑)」
社長「全く逆のテクニックがあって、GMがわざと自分で突っ込みを入れる」
社長「例えば悪役がうさんくさい話をしてるときに『こいつうさんくせー!』とか『こいつ嘘ばっかりついてやがる!』とか『こいつ悪いこと言ってんな』ってGMが先に言っちゃう」
社長「そうすることで、楽しい雰囲気を作り出す」
社長「あと、TRPGってなかなか泣くとか言葉を失うとかしにくい遊びなので、感情が高ぶったときの行動がほとんど『笑い』なんですよ」
社長「かっこいいときってみんなげらげら笑いますし、感動したときも『感動したぁ』って笑うんです」
社長「だから、とにかく笑いを誘うっていうのは、良い作戦」
からすば「突っ込みが解説を兼ねてるわけですね」
社長「そうそう。邪魔にならない範囲で、そのあたりバランスがとてもうまい方がいる。一朝一夕ではできないかも」
社長「まだ慣れてない人は、力造先生の、とにかく何言われても真剣にやる、方がPLさんが共感してくれるかも」
力造先生「あとやりやすいと思います(笑)」
力造先生「最初の方、特に導入の場面とかは没入してほしいのできちんと真剣に。後からは少し緩めてもいいと思います」
社長「なるほどね」


次回は、今回紹介できなかったお便り紹介を含めて「GMのTIPSその3」とのこと。




まとめは以上。
会話だとわかりにくいので、抜粋すると
・休憩を意識的に入れる。
・姿勢やジェスチャーをうまく使って注目を集める(もしくは逆に集めない)。
・没入してほしいときには、とにかく真剣にシナリオを読む。
(おまけ)・シナリオにGMが自分で突っ込みを入れることで、楽しい雰囲気を作り出す。
って感じでしょうか。

フィロスも大学時代は休憩なんてもったいない、とばかりに数時間ぶっとおしでセッションしたりしたんですが、
色んな人とゲームやるようになってから、休憩の大事さを痛感してます。
体力もゲームへの没入度も人によって違うので、
集中力を保つためにPLの顔色を窺いつつ休憩をきちんと入れるってのは大事ですね。

その他も明日から使えそうなとても便利なTIPSでした。
このコーナー面白いなぁ。
次回もGMTIPSということなので、楽しみですね!

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