★ギーター/2-62
(長谷川訳)・・・怒りから迷妄が生じ、迷妄から記憶錯誤を来す。記憶の喪失から叡智の消滅が起こり、そして、叡智の消滅によって、人は破滅する。。
(田中訳)・・・・怒りに気が迷って妄想が生じ、妄想によって記憶が混乱し、今までの教訓を忘れ、知性を失う。その結果、人はまた物質次元に堕ちる。
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(長谷川解説)
迷妄(サンモーハ)は、人が何かをしながら、これこそ正しいと考えたり、別の人は、それは間違いだと言って、興奮している状態である。このような状態では、他人の言うことを聞く余裕もない。怒りは、殆どこのような迷妄を引き起こす。迷妄を何度も繰り返していると、それで人の記憶の消滅をきたす。記憶に基づいてこそ、我々が何をすれば適当か不適当かを知るのである。記憶を喪失してしまった人は、適、不適の判断をすることはできない。このように記憶をなくした人の叡智は消滅し、そして、叡智の消滅してしまった人は分別なき者となって自ら破滅する。
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