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2020年10月11日19:23

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LPを片っ端から聞いてみた17. BRAVE COMBO

アナログプレーヤーを購入したので、家にあるLPをアーティストごとにアルファベット順で聞き直してみる企画。第17回目はアメリカの雑食音楽集団・ブレイヴ・コンボ。

■Brave Combo/Humansville(1988年)
フォト

1991年3月、渋谷クラブ・クアトロで見たブレイヴ・コンボのステージは、それはそれは楽しいものでした。
自分が見てきたライブの中でも、楽しさでは1983年のキッド・クレオール&ザ・ココナッツとこのブレイヴ・コンボが双璧をなしていて、自分の音楽観にも大きな影響を与えているように思います。もしかしたら、好きなアイドルにもそれが反映しているかもしれません。
まあ、ひと言でいえば「ポピュラーミュージックは楽しくてなんぼ」という事なのでしょうけど、そう言ってしまうと軽薄な感じがしてしまいますね。
でも、この楽しさの裏には、対象とする音楽(ブレイヴ・コンボでいえばポルカやラテン音楽など)への深い知見と愛情、そしてそれを表現するための卓越した技術に裏打ちされているわけです。

実際、僕が彼らのライブを見て最初に感じたのは「上手いなあ」というものだでした。
ドラム以外の3人が、曲によって楽器を持ち替えながら繰り出されるめくりめく音の万華鏡。本当に楽しかったという感想しか思い出せません。

このアルバムは彼らが1988年に発表したもので、日本では2年ほど遅れて紹介されたのではなかったでしょうか。
当時はいわゆるワールドミュージックが盛り上がっていて、ちょうど3ムスタファズ3が注目されていた時期と重なります。
アルバム裏面の曲目リストに、SalsaやAmerican Folk SongやRhumbaやTwistなどと注釈がつけられています。彼らはポルカといういわば「忘れ去られた音楽」に光を当てたのですが、「American Polish Polka」とか「Tex Mex Polka」とか「Czech Polka」という記載に彼らのこだわりが感じられます。
フォト

これはAmerican Polish Polka。
https://youtu.be/qICBS-i9WHI

アルバムのラストはこれ。「エクソシスト」にも使われたチューブラー・ベルズ。
あのイントロから一転して調子っぱずれのサックスが鳴り出すのを聞いた時には、nuanceのミサキサンばりに腰が砕けてしまったものです。((わかる人にはわかる))
https://youtu.be/uA_1kYdLnBY

来日公演では、「Blue Mountains(青い山脈)」や「アキラのええじゃないか」のメドレーまで飛び出して、「ええじゃないか ええじゃないか」でえらく盛り上がった記憶があります。
ウェブサイトを見たら、今でも活動しているようです。

さて、次回はまた渋いところでBrinsley Schwarz。
Bがなかなか終わりません。

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