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2020年10月04日14:28

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法律と相手の感情、どちらを優先すべきか

最近とても気になっていることがある。

それは社会生活において法律や規則と、自分と関わり合う人の感情・心情を両立できない場合に、どちらを優先すべきかということ。

たぶん一度では書ききれないと思うので取り敢えず今回は1回目である。

まず、今回それが気になり出すきっかけとなったのは、この春の就職時採用試験でのできごと。

たぶん100項目ぐらいの質問に、『まったくその通りだと思う』から『まったくそう思わない』までの5段階から選ぶ形式のものがあって、ほとんどは常識的に考えれば簡単に答えられるものだったのだが、ひとつだけ答えに迷ったものがあった。

それは、『規則は絶対守らなければならない』というもの。

それは自分が最近よく考えるテーマであり、世の中には法律や規則を軽視する人のなんと多いことだろうと思っていた最中であった。

だから私は『まったくその通りだと思う』を選んだ。

で、その就職試験の結果は不採用となった。

いや、何が原因で不採用となったのかは定かではないのだが、自分としてはその規則を守らなければならないという質問にまったくその通りだと思うと答えたことが原因だと思えて仕方ないのである。


思えば車の運転などもそうである。

制限速度をきっちり守っている人はほぼ皆無だ。
皆、車の流れに乗る方が大事だと言わんばかりの状況だ。
制限速度を守って走っていようものなら乱暴に追い越されるのが当たり前になっている。

実は労働基準法などもきっちり守っている職場は少数派なのである。

時間外労働というものがそもそも違法であることを理解している人は少ない。

時間外労働というものはどうしてもやむを得ない場合に会社と従業員代表が予め決めた範囲の中で特別にやっても良い、というものなのである。

だから従業員側はそれを武器にして団体交渉をしたりするのである。

ところが労働組合自体が弱体化している昨今、労働基準法がどういうものかも知らない人が溢れ返り、違法とは知らずに会社の言いなりになっている人も少なくないのが現状である。

有給休暇の取得方法などもそうである。

有給休暇は労働者が希望した日に無条件に与えなければならないものなのに、会社がその理由を認めなければ取れないと思っている人のなんと多いことか。

有給休暇取得申請が労働者から出された場合に会社が出来ることと言えば、『この日はこの仕事をどうしてもやらなければならないので別の日にしてもらえないだろうか?』とお願いすることぐらいなのである。
それとて労働者が嫌ですと言えばそれ以上は何もできないものなのである。

ところがその有給休暇取得を理由にしてはいなくとも別な理由、例えば普段からの職務遂行能力などを理由に不利益な扱いをする会社もあるのが実情でもある。

そんな風に色々なことを言い訳にして法律や規則を捻じ曲げているのが今の世の中なのである。

もう一度よく考えるべきではないだろうか、
法律というものは法治国家において国民共通の正義なのである。

様々な立場から色々な言い分が出てくる中、最後の砦となるべきものが法律なのである。

法律無くして平和な社会などあり得ないのである。
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