mixiユーザー(id:65260562)

2020年10月01日10:49

48 view

普通という概念。

自殺の報道を聞いても、普通の人は自分も死んじゃおうかなとは思わないんですよ。
自殺を誘発されるのが普通のような書き方になっていませんかね?
だから、脆弱は人が誘発されるのが普通だと思ってしまうのでは?

自殺を誘発されるのは異常な事で、異常な事が多発しているのであれば、異常者が増えているという事なんですよ。
ならば、なぜそのような異常行動を取る人が増えたのか、その原因は何処にあるのか?という事を突き詰めていく話なのではありませんかね?

その一つが、この手の書き方なのではありませんか?

異常な人に異常だと伝える優しさや、思いやりが必要なのではありませんかね?
キチガイにキチガイと言える勇気が必要になってきているのではありませんかね?
自分がおかしい事に気が付かず、それが普通だと思っている人が増えれば、そりゃ異常行動も増えますよ。
ですが、早い段階で、その行動、その判断基準はおかしいと知らされれば、修正が出来るのではないでしょうかね。
修正が出来ないまでも、自分が異常だと認識できれば、言動を改める努力、工夫をするのではありませんかね?

臭いものに蓋をするのは日本の伝統芸ですが、その臭い物が、かなり変化してしまっている、あるいは、多様化してしまっているのでは?

その一つが、普通という概念ではありませんか?

普通と言う言葉に蓋をし始めたのは、異常な方への配慮からですよね。
異常な人が異常だと言われる事への心理的負担を減らすため、普通という言葉に蓋をしてしまっているのでは?
その結果、本来であれば、かろうじて普通のレンジに入れていた層の人が、こぞって異常のレンジに行ってしまっているのではありませんかね?
異常だと指摘されれば、自制で普通でいられた人達が、それを個性と呼び変えられた事で、肯定してしまった結果が今なのではありませんかね?

著名人の自殺に誘発されて後を追う人は、他の理由でも死を選ぶんですよ。
普通は、尊敬あるいは敬愛している人が命を絶てば、その分自分は強く生きようと思う者なんです。
確かに一時的な虚脱状態になる事はあるのでしょうが、そこで、死のうと思うのは、偏執が過ぎますよね。
自分の選択肢に「死」を入れてしまっているから後追い自殺をするんですよ。

物事の解決に「死」を選択するのは異常な事なのですが、死んだら正義という概念が強い日本では、決して、亡くなられた方を批判する事はありません。
これは言い過ぎですかね?
生前に色々と残念な事をしていても、自殺をした人に対して、天罰とか報いとか公では言いませんよね。
その結果、誰でもが死んだら美化されると刷り込まれてしまっているんですよ。
だから、選択肢に「死」を入れている人が増えているのではありませんか?

それが正しいとは思いませんし、そうして欲しいと願っても居ませんが、自殺した人の生前の行いを洗いざらい掘り起こし、公に晒してみたら自殺する人も減るのでは?
死んだら抗弁できない、好き勝手に言われる事が周知されれば、安易な理由で自殺を選ぶ人が減るのではありませんかね?

死んだらどうなるという事を昔は体感しやすかったんですよね。
日本人の寿命がここまで長くない時代、割合幼い時分に、近親者の死を経験できたからです。
残された人の悲しみを体感する事で、自分の死後を想像する下地が出来ていたんだと思うんですよ。
それが一つの歯止めになっていたのではないのでしょうか。

自殺した遺族への執拗な取材や、遺族の悲しむ姿を繰り返し報じる報道機関の姿勢は、嫌悪がありましたが、この文章を読んで、ひょっとしたら間違っていたかな?と思いました。
マスコミの執拗な取材と報道は、自殺したら遺族に多大な迷惑が掛かる、大きな悲しみを与えてしまうと認識させていたのではないかと思った次第です。

個人で発信できる仕組みが当たり前になってしまった今、温度差が異なる人の情報を温度差を感じることなく受けてしまう状況があるわけです。
自分ではそれほどの考えが無くても、繰り返し他者からの情報を得てしまう事で、自分とは異なる考えを刷り込まれてしまう状況が出来上がってしまっているのではありませんかね?
では、発信側を規制できるのか?と言えば、不可能ですよね。
そもそも、その配慮が出来るのであれば、発信しませんよ。
その配慮は、強制されて出来るものもありませんよね。

であれば、ありのままの事実を憶測を産まないように報じるしかないのではありませんかね?
その上で、異常行動には異常であるとはっきりと伝える必要があるのではありませんかね?
普通という言葉に傷つく人が居るのだとしたら、その人達へ配慮する事で生じる普通の人達への影響を考える必要があるのではありませんかね?
普通と言う言葉で傷つくのであれば、普通じゃないわけですよ。
であれば、普通と言う言葉で傷つかないよう普通に寄せていくようにしていく話なのではありませんか?
大多数の人に影響を与えてしまうような配慮は、配慮とは言わないのではありませんかね?

むしろ、事細かに報じ、自殺の方法、発見時の状況、どういう風になってしまっていたかという事を伝えることで、抑止力になるのではないでしょうか。

ただ、ご遺族の感情があるのは間違いのない事で、そこに塩を刷り込むような情報を出して良いのかと言えば、出来るわけが無いんですよね。
ですが、せめて死を美化しないような報道を心がけるようにすべきなのではないかと思います。
天寿を全うした人ならば、幾らでも賛辞を送って良いと思いますよ。
理由の如何を問わず、自殺された方については、生前の功績を称えるような内容を報じる事を止めるべきなのではないでしょうか。
故人をしのび語り合うのは、親族、友人と相場は決まっているんですよ。
著名人であっても、今は、それこそ個人で発信できる時代なのですから、その人に想いのある人達で情報の交換をすれば良いのでは?
マスメディアが自殺した個人を称えしのぶ報道を止めれば、現状であっても多少の抑止に繋がるのではありませんかね。




■芸能人の自殺、個人がツイートする注意点 精神科医が示す7つの配慮 原因を憶測しない「礼儀やマナーに」
(ウィズニュース - 10月01日 07:00)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=220&from=diary&id=6251458

著名人などの自殺についての情報発信は、それを受け取った人の自殺を誘発する危険性があります。そこでWHOはメディアに向けて自殺報道についてのガイドライン(『メディア関係者に向けた自殺対策推進のための手引き』※以下、ガイドライン)を作成し、日本の厚生労働省も呼びかけをするなど、対策をしています。

一方、現在はSNSの普及により「1億総メディア」とも言われ、誰もが自殺についての情報を発信することができる時代です。ガイドラインでもSNSの危険性が指摘される中、利用者はどんなことに注意して自殺についての情報に向き合うべきなのでしょうか。専門家を取材しました。(朝日新聞・朽木誠一郎)

【画像】Twitterで「自殺」「死にたい」と検索すると起きること

憶測が誰かの「きっかけ」になることも
取材に協力していただいたのは、国立精神・神経医療研究センターの松本俊彦さん。精神科医として、同センターで長らく自殺実態の分析や自殺予防の活動に携わってきました。

まず、松本さんは「例えば著名人の自殺の報道に触れて、SNSで想いを述べたり、メディアの記事をシェアしたりする、そのような行動をしてはいけないと言うわけではありません」とします。「自殺について語ることが良くないとなると、『死にたい』と切実に悩んでいる人が助けを求めにくくなるから」です。

その上で、「ただし、現時点でそのような悩みを抱えているわけでなく、自殺についての情報に接しても比較的、冷静でいられる方には、覚えておいてほしいことがあります」と続けます。

「それは、自分がSNSで発信した自殺についての情報は、他の誰かに影響を及ぼし得る、ということです。特に、自殺の原因を憶測するようなもの。自殺した人、特に著名人が仕事やプライベートなどで自分と似た困りごとを抱えていたと伝わったとき、『自殺という手段がある』とその人に思わせてしまうことがあります。その手段に意識や関心が向かうようになると、『模倣自殺』と呼ばれるさらなる自殺のきっかけになり得るのです」

シェアした記事は自殺対策として適切か
そもそも「『自殺の原因』は特定できない」と松本さん。自殺は単一の要因や単一の出来事から生じた結果ではなく、複合的に起きるもの。「多くの場合、直接的な原因だと思われそうなことは『最後のひと押し』になっているかもしれないけれども、人はそれだけで自殺するわけではないのです」とします。

だからこそ、「自殺の原因を憶測して決めつけ、ストーリーを作るべきではありません」と松本さん。これが1つ目の注意点です。加えて、ガイドラインにある「やってはいけないこと」については、たとえメディア関係者でなくとも、知っておいてほしいと言います。ガイドラインにある「やってはいけないこと」は以下の6つです。

(1)自殺の報道記事を目立つように配置しないこと。また報道を過度に繰り返さないこと。
(2)自殺をセンセーショナルに表現する言葉、よくある普通のこととみなす言葉を使わないこと。自殺を前向きな問題解決策の一つであるかのように紹介しないこと。
(3)自殺に用いた手段について明確に表現しないこと。
(4)自殺が発生した現場や場所の詳細を伝えないこと。
(5)センセーショナルな見出しを使わないこと。
(6)写真、ビデオ映像、デジタルメディアへのリンクなどは用いないこと。

このうち、特に「自殺に用いた手段について明確に表現しないこと」「自殺が発生した現場や場所の詳細を伝えないこと」は、個人がSNSに投稿する場合にも注意できます。また、「自分がシェアしようとしているのは自殺対策として適切な記事か、これらのポイントから判断することもできる」と松本さんは指摘します。

正しい知識を持ち、礼儀やマナーにしていく
メディアによる自殺への影響は近年、研究が進んでいるテーマです。メディアの報道が模倣自殺を引き起こす現象は、ゲーテの『若きウェルテルの悩み』にちなみ「ウェルテル効果」と呼ばれます。1970年代から裏付けがなされ、現在は科学的根拠が積み上げられている状況です。

「こういう話をすると『自殺についての情報に影響を受ける人は、その情報に接しなかったとしても、いずれはどこかで自殺するのではないか』と言われることがあります。しかし、それはウェルテル効果の証明の過程においてすでに否定されていて、『一定の割合で、その情報に接しなければ自殺しなかった人が自殺している』可能性が判明している。国民の知る権利や、表現の自由は守られなければなりませんが、情報発信の際に注意してほしいというのはこれが理由です」

逆に、「支援先や自殺と自殺対策についての正しい情報を提供する」など、ガイドラインに基づく報道が自殺死亡率や自殺未遂率の減少につながるという科学的根拠もあり、これは「パパゲーノ効果」と呼ばれます。SNSなどデジタルメディアの台頭により、メディアの影響はますます大きく、かつ多様になっているのが現状です。

「自殺の原因を憶測することや、手段や現場の詳細をシェアしてしまうことは、遺族や周囲の方々の迷惑になるのみならず、同じように悩む人たちの背中を自殺へと押してしまう場合がある。だから、正しい知識を持つことで、みんなでウェルテル効果を防いでいこう、というのが礼儀やマナーになってほしい。今後、より大きな問題になり、国や運営企業が規制をしてSNSで自殺の話が一切できなくなる、というのも不健全ですから、配慮が必要なタイミングかもしれません」

<悩みを抱えたときの相談先はこちら>

○自殺予防いのちの電話

フリーダイヤル0120・783・556(毎日午後4時〜午後9時、毎月10日は午前8時〜翌午前8時)
ナビダイヤル0570・783・556(午前10時〜午後10時)

○東京いのちの電話

03・3264・4343(日・月・火は午前8時〜午後10時、水・木・金・土は午前8時〜翌午前8時)

○よりそいホットライン

フリーダイヤル0120・279・338(24時間、IP電話などからは050・3655・0279)

○公益社団法人日本駆け込み寺

03・5291・5720(平日午前10時〜午後5時)

ウィズニュース

死にたいと言われた時、考えてほしいこと 絶望を分かつというゴール
リストカット「気持ちいい」と言ってしまう理由 自傷との向き合い方
「霜降り明星」せいや、髪まで抜けたいじめ 人生を変えたコント
2 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する