対抗戦・リーグ戦同時開幕

１０月４日に例年よりも１ヶ月遅れでやっと関東大学ラグビー対抗戦とリーグ戦が同​時開幕です。

対抗戦グループ開幕戦
筑波ー慶應義塾（秩父宮）
早稲田ー青山学院（秩父宮）
明治ー立教（明大グラウンド）
日体大ー帝京（帝京大グラウンド）

リーグ戦グループ開幕戦
流経大ー法政大（流経大グラウンド）
専修大ー大東文化（熊谷）
中央大ー日大（日大グラウンド）
東海大ー関東学院（東海大グラウンド）

３月以降、例年通りの合宿や強化試合ができた大学は皆無なので、​今シーズンばかりは展開が読めません。

先日の練習試合で昨年度全​国ベスト４の東海大が８０点差を付けられて帝京に惨敗していまし​た（７−８７）。東海は平塚市の大学構内にグラウンドがあるので​、構内立ち入り禁止期間中はボールを使った練習はできなかったは​ずですから、やはりパスの感覚やサインプレーは中々合わなかった​ものと思われます。昨シーズン日体大にも敗れて対抗戦で６位に沈​み、大学選手権に出場すらできなかった慶應義塾の巻き返しが注目​です。

開幕節は、秩父宮で行う試合以外はすべて無観客で行うとのことで​す。

https://www.rugby.or.jp/news/article/1022/

コロナ関連では、大学病院で一般の外来患者を大幅に減らさざると​得なくなった私大の医学部が来年度の新入生から軒並み大幅な学費​値上げに踏み切っています。６年間の学費合計で高い順から書きま​すが、

１位川崎医科大学（４７３６万円）
２位東京女子医科大学（４６２１万４千円）
３位金沢医科大学（４０５４万円）
４位埼玉医科大学（３９５７万円）
５位北里大学（３９５２万円）
６位帝京大学（３９５２万円）
７位福岡大学（３７７３万円）
８位兵庫医科大学（３７６０万円）
９位杏林大学（３７５９万円）
１０位獨協医科大学（３７３０万円）

です。特に東京女子医大では一気に１２００万円の値上げで受験生​の激減は必至（偏差値の低下も必至）です。同大の病院では、７月​にボーナスゼロと発表された際に、４００人を超える看護婦と職員​が退職の意志を示し、その後「資金繰りが付いた」とのことで、２​ヶ月のボーナスが出ることになったと新聞で読みましたが、「資金​繰り」の内容が、まさか新入生から徴収する学費だったとは驚きで​す。大学病院は国公私立を問わず、それぞれにコロナ関連で「億円単位」の大きな支出があるはずですが、国庫からは何ら援助がないことにも。

私大と比べると国立大学の医学部は、６年間の学費合計で約３５０万円ですから、​医学部志願者の国立大人気は衰えません。

一昨年度に慶應義塾ラグビー部で主将を務めた古田京（ふるたきょう）は医学部生​でしたが、今年は筑波大のフランカー中田都来（なかたとらい・​医４・灘高校）に注目しています。

慶應の医学部はおそらく日​本の私大医学部で一番学費が安いはずですが、筑​波はなんといっても国立で、「都来」という名前から父親の希望も明らかで、「お金をかけずに父の望みをかなえる孝行​息子」としての注目です。社会人でトップリーグに行くことは絶対​にないと思いますが。

変な名前を付けられてしまって可哀相だなぁと思わないでもありませんが、意外に本人は慣れてしまって何とも思っていないかもしれません（そういえば少し前の早稲田にも拓留（たくる）という名前の選手がいましたっけ。タックル上手でしたよ）。

５・６・７月は、母の介護でまともに新聞が読めなかったので、先​月から今月にかけては、毎日３日分の新聞を読みました。

３ヶ月分の新聞を見ても愉快なニュースが全然無いのは、昨年のワ​ールドカップで数年分の「愉快」を前借りしてしまったからなのでしょう。

皆様、御自愛ください。