老人パス

　久しぶりに地元のローカルバスに乗車した。といっても１時間に１〜２本走っているのでJRのローカル線よりよほどましだ。バスに乗車してみると結構繁盛していて２０人は乗っている。しかし老人ばかりだ。免許返納したのだろうか。私は終点の電車接続駅まで乗車したが様子を観察すると降りる人降りる人がカードの様なものを見せておりていく。定期券でもなさそうだ。暫く見ていて老人無料パスだとようやく気付いた。なるほど、自動車運転免許返納するとパスがはっこうされるようだ。バス会社は市から補助が出ているのだろうからどこ吹く風だ。結局私が下りるまでに運賃払ったのは自分を含めて２人だけだった。この現象は精神科クリニックでも似たようなものだ。診察が終わって窓口でお金払う人が少ないうえにその人たちも私が払うお金よりずっとすくない。見れば障害者手帳をみんな持っている。私は睡眠導入剤をもらいに受診するだけなので精神障害者とは診断されていない。
足が痛くて眠れないときに行くので何かの障害者という名前をあえてつけるならば身体障害者のほうだろう。