【2020年9月27日、RIZIN24さいたまスーパーアリーナ大会観戦記〜後半】

【2020年9月27日、RIZIN24さいたまスーパーアリーナ大会観戦記〜後半】
第7試合 スペシャルワンマッチ／北川裕紀 vs. 平塚大士〜RIZIN キックボクシングルール：3分 3R（60.0kg）
シュートボクシングの猛者北川に空手仕込みの令和の破壊王平塚。１回、パンチ主体の北川にローから崩して行く平塚、オーソドックスな攻防。2回27秒ロープ際の攻防から平塚左のフックが北川のコメカミにクリーンヒットし、平塚見事なＫＯ勝利。

第8試合 スペシャルワンマッチ／久米鷹介 vs. 北岡悟〜RIZIN MMAルール：5分 3R（71.0kg）※肘あり
デビュー20年、不屈の男北岡に、パンクラス ライト級王者久米。立ち上がりリーチに勝る久米のパンチにぐらつく北岡、体制立て直したところに久米のタックルでテイクダウン。しかし逆にフロントチョークに引き込む上手い北岡。２回に入ると久米がコーナーに押し込んでの膠着状態が目立つようになり、睡魔が容赦なく襲う展開。結局そのままだらだらタイムアップ。判定２:１で久米。

第9試合 スペシャルワンマッチ／武田光司 vs. 川名雄生〜RIZIN MMAルール：5分 3R（71.0kg）※肘あり
ヘラクレスジャーマンの使い手武田にシュートライト級王者川名。DEEP対シュートのエース対決。武田がサウスポーなので喧嘩四つだが、アップライトスタイルなので距離は感じない。スピーディーで譲らない接近戦。２回に入り前半は川名、後半は武田のパンチが当たり始めるが決定打には至らず。最終回も展開変わらずタックルの機会もなく打撃に終始した二人は判定２:１で武田。ドローで良かったと思います。

第10試合 スペシャルワンマッチ／朝倉海 vs. 昇侍〜RIZIN MMAルール：5分 3R（61.0kg）※肘あり
いまやRIZINの金看板、朝倉弟にDEEPのベテランストライカー昇侍が格闘家人生を賭けて挑む一番。よく伸びる蹴りとシャープなパンチで圧力をかける朝倉、左右のパンチで倒すと一気に攻めこみ、狙い済ました左のヒザで、１回2分37秒見事なＫＯ。


第11試合 スペシャルワンマッチ／那須川天心 vs. 皇治〜RIZIN キックボクシングルール：3分 3R（58.5kg)
キックの神童天心にK-1からの刺客は浪花のカリスマ皇治。初回左のストレート、右のカウンター、左ノーモーションのハイキック、桁違いの圧力で追い詰める天心。２回カウンターと離れ際のパンチに活路を見出したい皇治だが、ついて行くのがやっとの感じ。それでも打たれ強さを見せて食い下がる姿に、皇治応援団は大いに盛り上がる。
ワンツーから左ミドル、ヒザ、バックキック、果てはドロップキックと教科書のように技を繰り出す天心だが仕留めるには至らない。皇治も常に前に出て盛り返すがタイムアップ。
判定三者とも30-27で那須川天心。