無言歌は続く　

　今宵一枚目のレコードは　『エスパーニャ』　積んであったレコードの中から出てきた　片付けたおかげで出てきた一枚
　リムスキー=コルサコフ/スペイン奇想曲
　グラナドス/スペイン舞曲第5番よりアンダルーサ
　シャブリエ/狂詩曲スペイン
　モシュコフスキ/スペイン舞曲第1巻
　
　アタウルフォ・アルヘンタ&ロンドン交響楽団
　スイス・ロマンド管弦楽団　　　1957年の優秀録音　オリジナル盤　44歳の若さで亡くなったスペインの名指揮者アタウルフォ・アルヘンタ　「エスパーニャ」はスペインにちなんだ作品を集めた　シューリヒトの提言で指揮者に転向　50年代にはスペインをはじめフランスやイギリスのオーケストラと数多くの録音を残しました　1957年に突然事故死　僅か3-4年の短い間に残された録音はどれもがスペインの情熱的な魅力一杯の名盤揃い　なかでも同じデッカに残したイエペスと組んで録音したロドリーゴのアランフェス協奏曲が　数あるアランフェスの中でも　作曲家　独奏者　指揮者全てスペイン人と純潔三拍子揃った名盤として群を抜いていると思われる

　今宵二枚目は　
　【A面】
　1.かりそめの恋はいや
　2.ボーン・トゥ・ビー・ブルー
　3.ソー・イン・ラブ
　4.フーリン・マイセルフ

　【B面】
　1.アイ・ゴット・イット・バッド
　2.　ジャスト・ワン・オブ・ゾーズ・シングス
　3.涙に濡れて　　　"VENUS 180g 重量盤"　夜のムード一杯にジャジィーそしてスリリングに数々のブルースを歌うサリー・ナイトのブルース　我が家のは帯つき

　今宵三枚目は　昨日の最後のB面をもう一度

　1.Both Sides Now
　2.All The Things You Are
　3.Poinciana
　4.Caravan
　5.A Nightingale Sang In Berkeley Square


　日曜日　スイカの片付け　四角く囲って　動物が入らぬように網をかけたのを全て取り　スイカも一つを残して全部取る　一つを残して全部取る　と云ふのは変な日本語か　杭も抜き　野菜の手入れ　かぼちゃもそこそこなっているな　母は裏で火燃し　アブラムシで真っ黒になった枝を落としたのでそれを燃やす　アブラムシなのでよく燃える　重い枝は私が運んだ　リンゴの木を切ったり色々と忙しい　人参もいくつか出てきた　食べるには大丈夫だろう

　12時に柿が欲しいと云ふ人が来るので　ナスにウリを持って柿ばたけへ　柿を収穫して　とりあえず草取りをして待つことにした　そうそう　昼は冷麦を茹でて焼うどんにした　言い方が難しいね　正確には焼き冷麦と表現するのかな　わからん　ナスに赤と黄色のピーマンと赤くなってきた万願寺　赤くなってもあまり辛くない万願寺　それに豚肉　冷麦はちょっと硬めに茹でたほうがいいかもしれない　柔らかでうまかったとも云る　

　梅干しが欲しいと草取りをしていると柿をよく買ってくれるおばさんがきて　梅干しが欲しいと前金で置いていった　柿を二つ進呈　なんやかんやで十二時すぎ　東京からきた　相変わらずお土産付き　美人な奥さん　旦那は・・・・・　

　午後は後片付け　火を燃やしたので　そこにトタンをかぶせたり　電動のノコギリの手入れ等々　二時半でやめて　お茶　3時から水戸黄門三時間スペシャルを見る　幾度か見たことがあるね　でも面白い　1000回記念番組であった　でも五時から相撲を見る　母が相撲がいいと云ふので　

　夕飯はぬかサンマ　ぬか漬けされたサンマだ　これが意外にうまい　日本人は魚までヌカに漬けたか　サンマが高いそうだ　今年はまだ買ったことがない　いく年か前に一尾700円の大黒サンマ　と云ふのを買ったことがある　大きい　しかも高い　でもふたりで一尾　私は魚をほぐすのが上手だ　焼き魚も煮付けも骨と身を分けるのが得意だ　昔料亭の板さんに食べ方が上手だと褒められたことがある　ヌカサンマも　頭を落としてあるので身をほぐすのが簡単だ　そういえばサンマの一夜干しと云ふのがおいしい　一尾100円の時でも　一夜干しは300円くらいしていた　夕飯はこのヌカサンマに母が炊いた切り干しの炊いたものと漬物　それにデザートにウリ　ほんのり甘し

　今日は乃木希典夫妻が殉死した日である　静子夫人の辞世

　　出でまして帰ります日のなしときく今日の御幸にあふぞ悲しき

　そういえば漱石の「こころ」も　最後は　乃木さんの殉死に触れていたな　此方を読むかな　「こころ」は　もう３０回くらい読み返しているかな