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2020年09月09日10:03

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日本の昭和戦後時代と共産主義 3

GHQによる日本の占領時は、
トルーマンが大統領に就いた以降とはいえ、
まだ、ルーズベルトの政権を下支えしていた政策立案者たちが
相当数残っていた頃でもあります。
そして、その彼らが、政治の中枢から
傍に寄せられていく時と、
マッカーサー率いるGHQが日本を統治し、
日本の未来を決する政策を打ち出し、
憲法を制定する頃と重なりました。

その彼らが、本当はアメリカ本土で実現したかった共産的な社会を
追いやられてやってきた日本で、
白紙のキャンパスに絵を描くように
発揮して主導的に、
財閥解体、農地改革、女性解放、労働組合の推奨を推進し、
日本国憲法の骨組みを作った。
というのが、日本の戦後の昭和時代が
共産主義諸国よりも共産的な社会となった理由だろうと思います。

世界の中でも稀に見る累進性の高い所得税も、相続税も、社会保障制度も
彼らからの提案です。
それが戦後の日本の「一億総中流感覚」を生み出したのです。


それを崩したのが、中曽根、竹下、橋本、小泉、阿部といった
自民党政権の系譜です。
中でも、小泉政権では、一般人の竹中平蔵氏を大臣に据え、
所得税の累進性を緩和する高所得者に有利な大幅減税と、法人税減税
その日暮の庶民を直撃する消費税増税を敢行しました。
これ以外にも小泉政権は、アメリカ企業に日本の貯金を売り渡す郵貯解体
企業の人件費節約のための派遣法制定を行い
日本国内の貧富の差の拡大に勤しみました。

阿部政権では、トランプの言うなりに武器購入を決定し、
金融緩和、量的緩和と称して、
ジャブジャブと金を使って株価を釣り上げました。

彼らが御旗に挙げたのが竹中平蔵氏の言う「トルクルダウン」
竹中平蔵氏は後日それが嘘であることを語っているが、
そんなことは構わない。
政治的に影響力のある利権者たちは、
マスメディアを通じ、
これらの政策が有効であると宣伝し続けました。

ジャブジャブの金融緩和を、
その日暮らしの貧困層の手に渡るよう、
直接配っていたとしたら、
日本の景気はテキメンに良くなって居ただろうけど、
それは、絶対にしたくないことだったでしょうね。

菅氏が何故、安倍氏の後釜になったか?
そんなのは決まっています。
大資本家にジャブジャブのお金をばら撒く安倍政権の政策を
継承してもらいたいからに他なりません。

菅氏と、竹中平蔵氏はとても近い仲にあるようなので、
竹中平蔵氏を再び大臣ってのもあり得ます。
もし実現したら笑っちゃうね。
笑うしかない。



多くの人が、
「共産主義」と聞いただけで、
「赤は恐ろしい」という思想に染まっていますが、
昭和の戦後日本は、共産主義思想によって発展し、
平成に入って次々に、
日本のため込んだ資産をアメリカの富裕層に安く売り渡し、
貧富の差を拡大してきたことで、
30年以上もの長いデフレ時代を作ったんです。

平成のバブル崩壊以前では、
東京都の地価の総計は、アメリカ全土の土地が買えるとか、
世界の株価時価総額ランキングTop50社に32社がランクインしていたとか、
今は昔の話です。

私はその頃本気で、1US$=50円時代が来ると思ってました。
ところが、
大資本家優遇政策と、
日本を海外資本化に売り渡す政策が続き、
日本は聚落してしまいました。

そのことをきちんと理解し、評価できていなければ、
次にどんな政策が必要か?
適切に思考をすることができません。

私は、高額納税者を称える政策が希薄だったから、
こんな風になっちゃったんじゃないか!
と思ったりしています。
今の納税は、「義務」でしかなく、
喜びや、誇りに繋がっていないんだよね。
節税するよりも、「僕も私も高額納税者になりたい!」
と思えるような政策をしてないと、
社会の利益よりも個人的な目先の利益を優先していく社会が
形成されてしまいます。

この次の時代は、個人的な利益よりも
納税額の多さ、社会貢献度の大きさを
競うような時代にしたいですね。

そもそも、資本家も、
有り余る金を持っていても幸せな気持ちになれないということに
そろそろ気付いても良い頃じゃないかと思ったりしています。

お金は必要だけれど、
持ちすぎると、逆に不幸を招くってことをね。
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