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2020年09月08日10:57

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日本の昭和戦後時代と共産主義 2

なぜ、戦後日本は共産主義国よりも
貧富の差がなく、社会保障が整った国となったのでしょう?

どうもそれは、日本の政治家の仕事というよりも、
マッカーサーとGHQの仕事だったと言うしかないですよね。

マッカーサーと、GHQは、積極的に
財閥解体、農地改革、女性解放、労働組合の推奨を行いました。
何故でしょう?
名目は、日本を戦争に導いた利権組織の解体
ということを聞いたことがありますが、
それならば、財閥解体だけで十分だったはずです。
農地改革、女性解放、労働組合の推奨ってのは
どのような意図、目的、背景があって、実施されたのでしょう?

アメリカは太平洋戦争以降、あちこちで戦争をし、
解放した地域に対して時々のアメリカの理念を押し付けては失敗しています。
しかし、唯一成功しているのが、
最初の国「日本」だけのような気がします。

タリバン政権を倒したアフガニスタンに民主主義が定着し、
平和になったでしょうか?
フセイン政権を倒したイラクは?
カダフィー大佐を倒したリビアは?

多分、ここで、重要なのは、
戦後の日本を占領統治したマッカーサー率いるGHQが
持ち込んだ思想です。

当時のアメリカ大統領は、
フランクリン・ローズベルトです。
ローズベルトは、長期的な恐慌の時代に、
禁酒法の廃止を挙げて圧倒的人気を博して大統領になった大統領です。
そして、ニューディール政策と、第2次世界大戦への参加で
世界恐慌革アメリカを経済発展させた大統領として、4選を果たし、
13年もの長い間大統領の地位にあった今でも人気のある大統領です。

どうもその、ローズベルト大統領は、共産主義者だったのではないか?
という話があります。
そもそも、「ニューディール」を直訳すると、
「新しい取引」「新しい分配」となります。
つまり、資本主義社会の中で、
単なる弱肉強食の貧富の差を拡大させる政策から、
政府が積極的に市場経済に関与して、
貧困層に金が行き渡るようにした政策です。
ケインズを元にしているとか言われるけれど、
ニューディール政策が始まったのが1933年で、
ケインズの著書の出版が1936年だったことを考えると、
後先が逆です。

そうなると、ニューディールの元々の思想は、
当時のアメリカ議会にも蔓延していた「共産思想」が元になっている。
と考えるのが自然です。

おそらく、現在のほとんどの西側諸国の学者は、
「ニューディール」共産思想の賜物だったとは認めようとはしないでしょう。

何しろ、現在では、共産思想は悪魔の思想ということにされていますから。

アメリカの共産主義は、
ローズベルト大統領が、1945年4月に死去し、
反共産主義者のトルーマンが大統領の座に着くことで
終わったと言って良いと思います。

西側諸国に反共を強力に推進させたきっかけは、
スターリンがヤルタ協定に反して
ルーマニアやポーランドに共産政権を樹立させたこととされます。
資本主義経済圏を持っていた西側諸国の資本家にとって、
自分の利権を危うくする共産主義が広く伝播されることは、
恐怖以外の何物でもなかったはずです。





因みに、私は「共産主義」のイデオロギーについては
ほとんど知識がありません。
マルクスも、レーニンも毛沢東語録も読んだことがありません。

ただ、私は、「その日暮らしの社会の最下層の人々が
安心して暮らせる社会でないと、
この世界では豊かで安心な社会は形成されない。」
ということを知っているだけです。

ですから、共産主義思想は、
最下層の人々の生活を豊かにしたいという動機において、
たまたま私が思い描く理想社会と重なる部分が多かった。
というだけです。

しかし、実際の共産主義は、
多様性を否定し、一党独裁となることで、
党に権力と利権を集中させてしまい
その権力と利権を維持したい少数の人々にイデオロギーが利用され、
実際には大多数の最下層の人々の生活を
蔑ろにすることになり、腐敗して行きました。



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