ロマンス小説

数年前、ハーレクイン（必ずハッピーエンドを迎えるロマンス小説）にハマったことがあるのですが、先日、本棚の整理をしていて何冊か見つけたので久しぶりに読み返してみました。

何人かの作家の本を読んで思ったのですが、私はいわゆる「シークもの」が苦手。嫌い。人気のあるジャンルらしいのですが。
シークというのはアラブの王子様のことで、大抵がエキゾチックなハンサムでうなるほどオイルマネーを持っているという設定です。
なんで苦手なのかというと、金持ちでハンサムであるゆえか性格がやたら傲慢で腹が立つ。
そして、これは個人的な好みでしかもかなり偏見が入っているのですが・・・アラブ人の顔が苦手。しかもアラブ人の男はどすけべ。
20代の頃エジプトに行ったことがあるのですが、会う男会う男全員がとにかく性的接触を求めてくる。実際に胸を触られたことも3回ほど。「やろう」と迫られたことも。やろうじゃないよお前。
砂漠やピラミッドを見られたのは良かったけど、もう二度とアラブ圏には行きたくないなあ。
ルックスについては、髭面が苦手で・・・ヒルトンホテルのフロントにいた髭なしのキアヌ・リーブス似の青年は超かっこよかったけど。そうか、ああいうのが王子様という設定か。
髭面のエジプト人というと、リバプールFCのスタープレイヤーであるモハメド・サラーは頭が爆発したような髪型とか笑顔なんかも結構かわいいなあと思うけど、彼がシークであったら恋には落ちないかなあ。
エジプト以外のアラブ人を知らないので本当に偏見なのですが・・・。
そんなわけでシークものは苦手です。

あと、ダイアナ・パーマーという有名作家の、テキサスを中心に繰り広げられる「テキサスの恋」シリーズもたくさん読みましたが、久しぶりに読んだらワンパターンでげんなり。
そのパターンとは「社会的地位が高かったり金持ちだったり暗い過去を持っていたりする傲慢なヒーローにいじめられる内気な処女のヒロイン」の繰り返しで・・・好きな子をいじめるってお前小学生か。しかもそのいじめ方（暴言）が半端ないし。ヒロインも、いじめられてもいじめられても好きって、どMなのか。私ならもっと優しい人を好きになるけどなあ、といつも思います。

最近好きなのはバーバラ・マクマーンという作家で、ヒロインが社会的に自立していて設定もワンパターンでなく、ヒーローもそれほど傲慢でもなく、程よくユーモアがあって気に入っています。

ハーレクインが安心して読めるのは、やっぱり必ずハッピーエンドで終わるところですね。推理小説だとバッドエンドでもアリかと思うんですがね。
まだしばらく、この世界に浸っていようかと思います。