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2020年08月29日09:17

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無限からの救出その1|アリアンロッド2E

【TRPG感想】
先日は自分がGMのアリアンロッド2E(注1)でした。

ハウンドキャンペーン最終回。
アリアンロッドでは初のオンラインキャンペーン。
ベテランPLさんたちに協力してもらいつつも、第1回全滅、コロナ禍、最終回前全滅といくつものイベントを乗り越え、なんとか最終回を迎えることができました。
王道を貫きつつ、予想以上の結末に着地する、TRPGの見本みたいな、理想みたいなセッションでした。
PLの皆さんに感謝しつつ、感想を書いていきます!
あ、この一言を忘れてた。

「超面白かった!!(笑)」

◆キャラクター紹介
■名前(PL名):エウメニア・ティスピニ(ムク)
性別/年齢/種族:女/23(外見17)/エルダナーン
クラス:パラディン/ウォーリア
ゲーム的特徴:
WEBキャラシーはこちら。
http://phirosu.php.xdomain.jp/arian/chara.php?id=798

今回はちょっと一気に下駄をはかせてレベル11に成長してもらいました。最終回なので派手にいきたいので。
上級職はおおかたの予想通りパラディンに転職。
《ホーリーウェポン》に絡めた強化で20点以上+命中ボーナスまでいれられるように。
あと、自分自身の打撃力も《ホーリーヒット》等でアップ。

ドルイド混ぜたおかげでシーン全体攻撃とか打点アップとか、色々パワーアップしてました。
盾持てないからどうかなーとか思ってたんだけど、ドルイドって結構強いのね。

また、第2回ぐらいからずっと使ってる《ヘイスト》が今回も鍵でした。
あれがなかったらあっさり力押しで全滅してたかもしれないよね。
行動値を操作できるのは地味だけど強力です。

ロール的特徴:
とはいえ、今回のエウメニアさんのMVPは間違いなくミドルフェイズの演出でしょう(笑)。

前回パーティ全滅からボスに拉致られてしまったエウメニアさん。
救出シーンはGMとしても「どうしようかなぁ」と悩んでいて、事前相談とか一切しなかったんですが、、、。
こちらが出した演出にあんな風にアンサーが返ってくるとは。
本当に感動しました。
ディスプレイごしなのでわからんでしょうが、軽く涙ぐんでいたぐらいには。
いいシーンでした。
詳しくは粗筋で。

その他:
少し昔から何度も一緒にアリアンロッドを繰り返してきたムクさんです。
昔からいいもの持ってるなーと思ってましたが、今回は、もうすごかったですね。
期待通り予想以上。
本当にその言葉通りの大活躍でした。
これからも一緒にゲームしましょう!

■名前(PL名):宵月恵流(ヨイヅキ・エル)(TS)
性別/年齢/種族:女/17/アーシアン
クラス:ウォーロード/モンク
ゲーム的特徴:
WEBキャラシーはこちら。
http://phirosu.php.xdomain.jp/arian/chara.php?id=789

上級職はウォーロードに転職。
命中ダイスアップとダメージ固定値アップ。
味方のバフとギルドサポート含めて命中10Dはまるでダメージダイスなのかと(笑)。
少し前に「初100点越え!」とか言ってたのに、今回は150点を2回連続で繰り返し、最大ダメージ301点は正直びびりました。

ロール的特徴:
そして当然ロールプレイの方も抜かりなかったですね!
父親であるラゴンとの再会、そして戦いへ赴くシーンはとてもいいシーンでした。
尺の都合であんまり触れられなかった部分もあるので「もう少し続けて」もいいかもですね(笑)。

NPCとの絡みもそうですが、やはり今回はエウメニアさんとの絡みですよね。
救出シーンでの掛け合い、そしてクライマックスの戦闘シーンでの助け合いは本当に良かったです。

その他:
フィロスと一緒に色んなキャンペーンやってくれてるTSさんです。
七色のロールプレイ、そして確かな戦術眼はいつも素晴らしいです。
今回は、最終回前のPC全滅というレアケースでしたが、非常に楽しそうに盛り上げてくれて助かりました。
また一緒にセッションしましょう!


■名前(PL名):アシュ(青海)
性別/年齢/種族:男/26/ヴァーナ(狼)
クラス:ウィザード/サモナー
ゲーム的特徴:
WEBキャラシーはこちら。
http://phirosu.php.xdomain.jp/arian/chara.php?id=796

上級職は、大方の予想を裏切り、ウィザード!
サモナー魔法を生かすなら定番はソーサラーなのですが、、、。
「支援系強化するなら《エンチャントウェポン》の光と闇がいい」
「フェンリルは同じような威圧を与える範囲魔法の《シャドウスフィア》に進化した感じで」
「あと、ラスボス相手には《リゼントメント》2回打てる方が有効」
、、、と説明されて腹落ちしました。なるほどなー。

その宣言通り、《エンチャントウェポン:闇》は猛威を振るい、長期戦となったラスボス戦でかなり有効打だったと思います。
サモナー系魔法を忘れたわけではなく、アラクネ、シームルグ、ビーストベインはどれも強力に働きました。
ていうか《サモン・シームルグ》がここまで有効に働いてるのを初めて見ましたよ(笑)。

防御2枚は鉄板ですが、回復2枚というのも意外と便利なんですなぁ。

ロール的特徴:
アシュさんもロールプレイ忘れていません!
出発前のクローニーさんとの掛け合い、エウメニアの首飾りを巡る話。
スロースターターを自称する青海さんですが、今回はそのエンジンもかなり早く暖まったのか、とってもいいロールプレイでした。

感想でも言ってたけど、立ち絵の効果かしらね(笑)(注2)。

その他:
いくつものアリアンロッドキャンペーンをご一緒している青海さんです。
フィロスの予想の斜め上を行くことの多い青海さんですが、ついに盤外戦術まで!(笑)
セッションとセッションの間で、演出を相談し始める方が1人いると、周りも乗せられて話が始まるので結構楽しいですよね。
もうかなり上手い領域にいると思うのですが、まだまだ「おお、こんなTRPGのやり方があるのか!」と感動させてくれるPLさんです。
また一緒にセッションしましょうね!

◆粗筋
■前回までの粗筋(注3)
家族ごと村を魔族に滅ぼされ、ドルイドに育てられたエウメニア。
異世界転移してきた女子高生、恵流。
研究のために旅するバーナのアシュ。

3人は「冒険の港ヒルベニア」でハウンドというギルドを組んでダンジョン探索を中心に冒険を繰り広げていた。
ある時、ダンジョンで遭遇した魔族マヅラー。
マヅラーは、エウメニアの故郷を滅ぼした魔族だった。

マヅラーが持つ「人のマイナス思念でモンスターを強化する」ドラグコア。
街の人々が行方不明になる事件が起こり、ハウンドに名指しの挑戦状が送られる。

街の地下に眠っていたエルダの遺跡に潜って人々を救っていくハウンド一行。
しかし、最後に待ち受けていたドラゴン、マヅラーに猛攻に耐え切れず敗北。

エウメニアの持つ憎しみを利用して、ドラグコアに取り込んでしまうマヅラー。
竜を操る笛を使い、エルダの遺跡に封印されていた邪竜プレージドラゴンを復活させます。

代わりに操られていたラゴンさんは解放され、戦闘不能で動けないアシュと恵流を抱えて脱出するのでした。

■オープニング
前回は、最後全滅してしまったところで大慌てで演出した「エウメニアの拉致」エンディング。
今回はちょっとそのあたりを改めて演出するところからスタート。
前回から今回の間で、エウメニアのPLさんたちが演出を相談してくれていて
「親の形見の首飾りを落として、アシュさんが拾っていた」
ことになりました。

拉致されたエウメニア。
ラゴンさんの手で脱出したアシュと恵流。
いったんPCたちはおいといて、プレージドラゴンの暴虐シーンを演出。

5階建てビルぐらいの見上げるようなサイズのプレージドラゴンは、エルダの遺跡をぶち壊しながら地上に出てきます。
踏みしめた大地は、病に侵されて黒く染まっていきます。
口からウィルブレスを吐くと、地平線までその汚染が広がります。
前回エウメニアのシーンで「霧の森から応援をよこす」と言っていたクローニーさんが連れてきた霧の森の精鋭たちが応戦しますが、結界を張って一時的に動きを封じるので精一杯です。

結界で封じられても余裕の顔のマヅラー。
ドラグコアの性質を知っているハウンドが、エウメニアを助けにくることを期待して、にやにやしてます。

マヅラー「エウメニアさん、いい感情ですね。その調子で、プレージドラゴンを強くしてくださいね」
エウメニア「(ぎりぎりと歯噛み)おのれマヅラー、お前のような輩にわたしのこの感情を制御しきれると思うなよ!」

■ミドル
神殿の救護室で目覚め、そんなマスターシーンを教えられたアシュと恵流。
ラゴンさんは洗脳から解かれて操られていた間のことを謝罪しつつも、ドラグコアとエウメニアの救出について説明します。
また、アーブさんが調べていた研究から、過去のプレージドラゴンの能力もエネミー識別して、GMからミドルフェイズのギミック公開です。

・プレージドラゴンの背中にあるドラグコアまで接近して、エウメニアに語り掛けることでエウメニアは救出できる。
・前回エウメニアが溜めた激情と同じ回数だけ判定をする。
・判定時に「呼びかけるロールプレイ」をしてエウメニアが「それに対するリアクションの演出」をして、GMが「イイネ」と思ったら判定ボーナス。
・成功した回数だけ、クライマックスでボスの能力を封印できる。

アシュ「でも、、、ドラグコアから宿主を解放したら、プレージドラゴンが強くなってしまうんじゃ、、、」
ラゴン「普通ならそうだ。しかし、あのドルイドのエルフの感情の強さ、激情は普通ではなかった」
アーブ「なるほど。元にしている強すぎる感情が消えてしまえば、能力にも影響があるってことだな」

恵流「……ラゴン、さん?、、、どうしてわたしたちに協力してくれるんですか?」
ラゴン「マヅラーの手先になってしまっていた事実は消せない。だからせめて君たちの助けになれば」
ラゴン「それに、もしかしたら君は、、、」

恵流とラゴンが何か感じて話そう、と思ったところにコンコンとノックが割り込みます。
登場したのは霧の森の神官団の指揮官クローニーさんです。

前々回、エウメニアのシーンで適当に登場させたNPCが驚きの復活(笑)。
後付けでエウメニアの育ての親ってことにもなりました。

クローニーさんは、PCからプレージドラゴンの情報を聞いて、霧の森の指揮官としてプレージドラゴンを倒すことを優先しなければならないと言います。
しかし、その表情には苦渋の決断がにじんでいます。

アシュ「お願いがあります。エウメニアさんを助けに行くのを許可してもらえませんか?」
クローニー「だが、君たちが行くことで部隊の進行を遅らせることはできない。最悪、プレージドラゴンと一緒に攻撃の的になってしまうが、、、」
アシュ「絶対に助けられる、という保証があるわけじゃないですが、可能性はあります。その時はその時、です」
クローニー「……そうか、すまない。エウメニアを助けてやってくれるか、、、頼む」

霧の森の精鋭で討伐隊が結成され、それにPCたちも一緒に行くことになりました。

準備をしているときに、恵流をラゴンさんが訪ねます。

ラゴン「改めてすまない。君の名前を教えてくれるか」
恵流「宵月恵流です。わたし、地球から、この異世界から来たんです」
ラゴン「宵月……君には、父親の話を聞いたことがあるかい?」
恵流「?? えっと、わたしが小さい頃にどっか行っちゃったみたいで、会ったこともないんです。でもお母さんは、戻ってくるって言ってて……」
ラゴン「わたしも昔、地球に行ったことがあってね」
恵流「!!」
ラゴン「その時、そこで宵月霧江という人と家族になったんだ」
ラゴン「君は、その、、、わたしの娘だ、、、と思う」

ラゴンの耳に、ペアイヤリングが光ります。

恵流「!、、、おとう、、さん?」
ラゴン「……霧江と君には、辛い思いをさせた……すまなかった」
恵流「……どうして……どうしていなくなっちゃったんですか?」
ラゴン「この世界で、エリンディルでやらなければいけないことがあったんだ(注4)」
恵流「……お母さんは、今もずっと待ってます」
恵流「いつか、ちゃんと会いに行ってくれますか?」
ラゴン「ああ、ちゃんと帰るつもりだ」

また別のシーンではアシュさんがクローニーさんにお誘いを。

アシュ「エウメニアさんを助けるためには、一緒に行った方が、あなたの声も届けられたほうがいいと思うのです」
クローニー「(首を横に振る)わたしはいけない。わたしには、霧の森の指揮官としてここに残り、万が一に備える必要がある」
アシュ「(少し悩んだけれど納得した表情)なら、この首飾りに」
クローニー「これは、エウメニアがいつも身に着けていたご両親の形見」
アシュ「これに、クローニーさんの魔力を少しいただけませんか。きっとエウメニアさんにも伝わると思うんです」
クローニー「わかった。……ありがとう。よろしく頼む」

感動の親子の再会(注5)、そして親の形見の話、いいですね!
個人的な感想ですが、フィロスはこういう「親子ネタ」に弱いので、このシーンを演出しながら画面の前で軽く涙目になってました(笑)。

準備も済ませた一行は、ついにプレージドラゴン討伐への出発です。

霧の森の精鋭部隊が先陣を切ってくれますが、プレージドラゴンは結界に動きを束縛された状態でも抵抗します。
黒く染まった台地や、プレージドラゴンの肉体がぼこぼこと膨らみ、瘴気を放つベビードラゴン=レッサープレージドラゴンが生み出されます。
霧の森の精鋭たちは、それを露払いしてPCたちをドラグコアまで送り出してくれます。

ドラグコアの近くでは、マヅラーが高みの見物で待っていました。

マヅラー「待っていましたよ! ハウンドの皆さん! さあ、どうぞ、エウメニアさんを救い出してくださいな」
アシュ「言われなくてもそうさせてもらいます」
恵流「あなたの思い通りにいくとは限らないからね!」
2人「エウメニアさん!」
エウメニアの中の人「2人の声が聞こえない感じで、マヅラーだけを睨み付けてます。ほら、まだギミックの判定してないので(一同爆笑)」

この5回の判定、幸運以外の能力値を使って判定することにしたんですが、何を使うかはGMの完全ランダムダイスです。
アシュと恵流、それぞれ得意な能力値が違うので「どっちが判定するか」もほとんどランダムだったのですが、、、。
結果から言うと
1回目:筋力→恵流
2回目:敏捷→アシュ
3回目:知力→アシュ
4回目:精神→恵流
5回目:感知→アシュ
という感じで全ての能力値がばらけた上に、語り掛ける相手もいいバランスに分かれたという、最終回らしくダイスも演出に協力してくれています。

ちなみに、ここからGMは判定値計算マシーンと化していたので、演出ほとんどしてません。
ほぼPLさんの演出です。

○1回目
恵流「エウメニアさん! わたしたちの話を聞いてください! みんなあなたの味方なんですから!」
エウメニアの中の人「恵流さんの声に、一瞬ぴくっと動くんですが、、、ちょっと心象風景の演出させてください」
一同「??」
エウメニアの中の人「心の中、真っ暗な空間にエウメニアが膝を抱えて座って俯いてるんです」
エウメニアの中の人「そこに、少女、小さな頃のエウメニアが隣に立って言うんです」
心の中の幼女エウメニア「いいの? あなたに話しかけてくれてるよ? 聞かなくていいの?」
一同「おおー」

判定は成功。エウメニアがちらっと目線だけで恵流とアシュを認めます。

繰り返しますが、GMは判定マシーンになってたので、心象風景や幼女エウメニアの演出は全てPLさんによるものです。
いやー、すごかった(笑)。

○2回目
アシュ「エウメニアさん、あなたの本当にしたかったことって復讐なんですか?」
心の中のエウメニア「怒りと憎しみで仲間をふりまわし、こんなことになってしまった」
心の中のエウメニア「わたしに、やりたいことを語る資格なんてないんだ」
心の中の幼女エウメニア「本当に? でも、みんなあなたのためにここに来てくれてるよ?」
エウメニア「わたしは、、、」

マヅラーに向けて怨嗟の言葉を吐いていたエウメニアが、いつのまにか言葉が止まっています。

アシュ「やりたいことに、資格なんて必要なんですか?」

○3回目
アシュ「エウメニアさんが復讐のために生きてきたことは、少しはわかってるつもりです」
アシュ「それは否定しません! でも、だからこそちゃんと復讐を遂げた上で、ちゃんと未来につなげてほしいです」

アシュの手に、エウメニアの両親の形見である首飾りを握りしめて、語り掛けます。

心の中の幼女エウメニア「あなたのことを受け入れてくれてるよ?」
心の中の幼女エウメニア「あなたは向き合わなくていいの?」
エウメニア「わたしは、、、」

ついに、マヅラーに向けていた視線が外れ、仲間たちに方に向きます。

○4回目
恵流「わたしたちだけじゃありません! クローニーさんや霧に森の皆さんも来てくれてます!」
恵流「でも、わたしたちだけじゃダメなんです! エウメニアさんが出てきて、エウメニアさんが一緒に戦ってくれて」
恵流「それでマヅラーに一発逆転かましてやりましょう! ぎゃふんと言わせちゃいましょう!」
心の中の幼女エウメニア「恵流さんは前向きな人だね」
心の中の幼女エウメニア「クローニーさんも、ずっとあなたのことを見てくれていたよ」

心の中の幼女エウメニアが、そっとエウメニアに手を伸ばします。

心の中の幼女エウメニア「さあ、立って。……行こう?」

今はもうエウメニアの表情に怨嗟の感情はありません。
語り掛けてくる仲間たちをじっと見ています。

○5回目
アシュ「あなたの、やりたいことを、今しましょう!!」
エウメニア「わたしの、やりたい、こと、、、」

心の中の幼女エウメニア「あなたのやりたかったことを、思い出させてあげる」
心の中の幼女エウメニア「ついてきて!」

幼女に手を引かれて立ち上がるエウメニア。
すると周囲の暗闇が晴れ、そこは生まれ育った、今はない村。
幼女に手を引かれるように、村を歩くと、赤ん坊の産声が聞こえてきます。
祝福されて生まれてきた女の子に、両親が首飾りを握らせながら、

エウメニア母「お母さんがもらったときのように、あなたに大切な、守りたいものができたらこれをあげるのよ」
エウメニア母「そして、大切につないでいくのよ。未来に、、、」

赤ん坊のエウメニアは、泣きじゃくりながらも、大切そうに首飾りをつかみます。

幼女エウメニア「思い出した? あなたが本当にしたかったこと」
幼女エウメニア「思い出したら、さっさと起きて。あなたの忘れ物は、仲間が届けにきてくれたんだよ!」
エウメニア「わたしが、わたしが本当にやりたかったことは!」

感動の場面ですが、フェイト突っ込んでも失敗(笑)。
さすがにこれは、、、ということでフェイトもう1点突っ込んで振り直して成功です!

心象風景が光に包まれ、エウメニアの目に現実が見えてきます。
同時に紫色の水晶が砕け散り、エウメニアが解放されます!

エウメニア「アシュ殿、すまなかった」
アシュ「いいんです。これ、預かってました」
と首飾りを渡すアシュ。
首飾りをつけ、回復をしてもらって立ち上がるエウメニア。
エウメニア「ありがとう。そして、、、マヅラー!」

きりっとした表情でマヅラーを睨むエウメニア。
そこに、少し前までの怨嗟の表情はありません。

マヅラー「ははは、ついに! ついにプレージドラゴンが完全体に!」

マヅラーは大喜びで笑うのですが、壊れたドラグコアから出てくるはずのマイナス思念は雲散霧消してしまいます。

マヅラー「?? あれれ??」
マヅラー「??……エウメニア!? 貴様ぁ、、、一体何をした?!!!」
エウメニア「言っただろう! わたしの怒りをお前程度が制御できると思うな、と!」
エウメニア「わたしには、受け止め認めてくれる仲間がいる!」
エウメニア「それに、怒りで忘れていた、やりたかったことを思い出した!」
エウメニア「わたしは、大切な仲間を、守る!」
エウメニア「マヅラー、もうお前など怖くはない!!」

歯ぎしりしながら、
マヅラー「まあいい。プレージドラゴンも十分休んで結界を破るぐらいの力はある」
マヅラー「さあ、こんなやつら、蹴散らしてしまいなさい!」

じっとしていたプレージドラゴンが急に動き出し、PCたちを地面に振り落とします。
封印の鎖を引きちぎり、大きな翼を広げ、咆哮が辺りに響きます。

さあ、キャンペーン最後の戦闘です!!


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