一つの作戦｜アリアンロッド2E　その2

面白かったセッションは感想が長くなる。。。
その1は多分隣にあるので、そっちから読んでください。

◆反省と考察
ロール：5点
ゲーム：4点
ストーリー：5点
ボーナス：5点

ロールは満点。
各キャラが自分の軸を持ち、掛け合いをしていて、ボスとも面白いやりとりをしてる。
これ以上はもうないでしょう！
ゲームもGM的には色々うまくいったので、ほぼ満点をあげたいが、、、やはり全滅してしまったのに満点はちょっと憚られる(苦笑)。
ストーリーに関してはもう満点でしょう。
ハウメニアさんに用意した小さなギミックを中心にPCたちがどんどん絡んで物語を作ってくれた。
そして、クライマックスの全滅からの拉致。
ボーナスは、楽しいセッションを作り上げてくれたPLのみんなと、惜しくも満点にいかなかったゲームの1点をこっちに移動。

◯良かった点
・これぞTRPG！
・色々妄想しておいたおかげで助かった。

◯悪かった点
・ゲーム間が空きすぎてるかなぁ？

個別解説！

・これぞTRPG！
あらすじにある通り、全滅してさぁてどうしようかな、と思いながら喋ってるときにTSさんが言ってくれた言葉。
それを聞いたときに「そうだ。この展開を活かしてこそ、フィロスの求めるTRPGだ！」と思って、正直考えていなかったPC拉致エンディングへと演出していった。

全滅は、確かにショッキングな出来事だが決して失敗ではない。
PCたちが任務失敗しても、PLのセッションは終わっていない。
むしろ、PCたちがピンチになり、そこから復活する物語こそ、燃え上がるものではないか。
さあ、次回がんばるぞー。

・色々妄想していたおかげで助かった。
例によって仕事が慌ただしいこともあったが、さすがにPC側の全滅をシナリオには書き起こしていなかった(苦笑)。
全滅についてはさすがに考えていなかったが、頭の中で色々と妄想していた。
マヅラーがエウメニアの村を焼いたときはどんな感じだったのか。
マヅラーが、PCに負けそうになったらどんな風になるのか。
ラゴンがマヅラーを守りきれなかったらどうなるのか。
ラゴンがマヅラーの支配から、一瞬でも逃れたらどうするのか。
ラゴンが恵流のことを見つけたらどうするのか。
過去のこと、こんな風にになったらかっこいいなーみたいなこと。
シナリオに全部は書かないけれど、NPCでの妄想はよくする。

そのおかげで、シナリオにない全滅と、その後のマヅラーとラゴンの動きについて、アドリブで進めることができた。
PCから「おお！」というそれなりなリアクションを引き出せたことも良かったと思う。

・ゲーム間が空きすぎてるかなぁ？
今回、全滅のきっかけになったのは《陣形》の利用タイミングだといっても過言ではないだろう。
ミドルフェイズで2回使ってしまって、最後の1回を使うか悩んで温存した結果、エンゲージに敵がなだれ込んで来て、敵の範囲攻撃が最も有効に働いてしまった。
エンゲージ管理はまあ、セオリーと言えばセオリーなので、アリアンロッドを頻繁にやってたら、こういう戦術的なミスはしなかったかもなー、なんて思わなくもない。
うーん、まあでも、あの場はかなり色々とギミックの香りをさせていたのでPL側からしたら警戒して陣形を1回残しておくのも必然よねぇ(苦笑)。
ちょっとフィロスの都合で1回セッションを流してしまって間が空いてしまったせいでテンションコントロールがうまくいかないとかもあったかもしれない。




……まあ、繰り返しになるけれどPCにとって依頼失敗でもPLにとってセッション失敗ではない。
むしろPC拉致というレアケース。
負けてから復活という燃える展開。
ここから盛り上げて最終回を大団円で終えられるかは、、、GMとしての準備とPLさんの連携にかかってるでしょう。
一晩経って色々考えて、楽しくなってきたので、きちんとまとまるかはここからの頑張り次第。
さあ、楽しんでいきましょう！




(注1)アリアンロッド2E：FEARの出す、100年遊べるTRPG。
パーフェクトワールドガイドが出て一段落してしまったのか最近展開がない、、、と思いきやFAQが更新されたらしい。
チェックできてなかった！

まだまだ更新がされるTRPGアリアンロッド。
無料体験版もWEBで配布されてるので興味ある人は以下のURLにアクセス！
http://www.fear.co.jp/ari/top.htm

(注2)小さなギミック：クライマックスでは割愛しているが、激情1点につきペナルティ2点がかかる仕組みだった。
ただ、マヅラーの判定値が高すぎたりクリティカルしたりしていたせいで「結局激情5点あってもほとんど関係ない」状態であった(苦笑)。
まあ、元々そういう設計のギミックだったので「小さなギミック」というわけですね。

(注3)ドラゴンに痛打：結局戦況には影響しなかったが、4匹いるドラゴンのうち1匹が連続クリティカルによってこの2連続シーン攻撃を無傷で凌いでいる。
やはり回避3Dは何が起こるかわからず、怖いねー。

(注4)激情は溜まります：結局、クライマックスでヘイスト2回クリティカル、回避クリティカルのおかげで激情は5点溜まった。
本シナリオではゲーム的な効果はなかったが、次回引っ張っても面白いぐらい溜まったかもしれないねー。
5点かー。何かできるかな？