mixiユーザー(id:8769689)

2020年08月07日19:11

238 view

堀内氏の「器」

■なぜ野手が登板?目を疑った巨人の一手「うれしかった」
(朝日新聞デジタル - 08月06日 21:50)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=6185720

藤田◎○××
長嶋×◎×○×××◎×
原 ◎×
堀内××
原 ×○○◎××◎○○×
高橋×××
原 ○

 野球ファンならこれを見れば何を示しているか多くの人が分かるだろう。そう、平成に入ってからの巨人のペナントレースの結果である。◎が日本一、○がリーグ制覇である(そういえば、巨人は下克上での日本シリーズの経験はない)。

 これを見て思うのが、長嶋監督時代の印だ。金にものを言わせて、FAで大物選手を集め、使えない外国人選手をかき集めてきた割に、日本一2回というのはあまりに物足りない。「若手が育たない」という批判には「巨人は常に勝たなければいけない」という返し方で、とにかく外から無駄に選手を集めた記憶は忘れない。

 こういう歴史を知っている巨人ファンが、堀内恒夫氏が昨日原監督が8回裏に内野手である増田大輝を登板させたことに「増田大輝がマウンドに立った。これはやっちゃいけない。巨人軍はそんなチームじゃない。しかも今、首位に立ってるじゃないか。強いチームがそんなことやっちゃダメよ。こんなことして相手のチームはどう思うだろうか。馬鹿にされてるとは思わないだろうか」と書いたのを見ると、「巨人軍はそんなチームじゃない、ってどの口が言うのか」と思うだろう。

 「巨人はV9時代や昭和の最後の頃は多くが生え抜きの選手で固められていたが、長嶋氏が監督になってからそれが一気に崩れ去り、チームの優勝回数も少なくなったことの総括もせず、何を寝ぼけたことを言っているのか」というのが堀内氏のコメントに対する私の感想である。プロとしての視点は上原浩治氏などが原監督の采配を支持するコメントを発しているので、私が何を語る資格もなく、原ファンとして心強く感じるところだ。

 堀内氏には歴代の巨人の監督で初めて優勝経験がないという悲しい過去があるが、私は長嶋監督時代の負の遺産(清原・ローズなど無定見な選手獲得)を整理したという視点でマイナスのイメージを持っていない。ただ、今回の話を踏まえると、堀内氏が大将の器ではなかったのかと思わざるを得ないところもある。堀内氏の球歴を改めて見てみると、ほとんど長嶋氏しか見ておらず、しかもその采配を咀嚼する能力に欠けていたのだろう。そう理解すれば、今回ああいうことを書いてしまうのも納得がいくというところだ。

 どうも、昨日の増田の登板もいきなり思いついたというより、「こういうこともありうる」という準備をしていた結果のようである。コロナの影響で全てが異例のペナントレースで勝ち残るための手段として原監督が採った今回の采配は大いに評価されるものだ(素人が偉そうに書く話でもないが)。

 あと、「相手に失礼」と言っても、甲子園球場で11点差がついた8回裏1アウトの攻撃での阪神の3選手にやる気は感じなかった。あの展開での最終盤で阪神の選手は「ふざけんな」なんて思うものだろうか。
1 2

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2020年08月>
      1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
3031