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2020年07月24日14:29

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駅弁は、父との思い出

昨日、小海線で食べた駅弁「高原野菜とカツの弁当」を初めて食べたのは小学生の頃。家族旅行で八ヶ岳に出かけ、父が買ってくれ、こんなに旨い駅弁があるのかと感動した。駅弁の常識を覆す生野菜たっぷりという見栄え、3枚も入った大ぶりのチキンカツは柔らかく、ソースのほか、塩、辛子、ドレッシング、レモンで食べ比べできる悦び、すべてが完璧だ。かつては新宿駅や甲府駅でも販売されていたが、今は小淵沢駅のみ。だから青春18きっぷの3回に2回はこれを食べに行くのに使っている。
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帰りの高崎線で食べた「だるま弁当」も最初は父と食べた。多分長野の親戚を訪ねた行きか帰りだろう。「峠の釜めし」のときもあって、いずれにしても容器は持ち帰ってきた。コンパクトな円形の器にコンパクトに詰め込まれた色とりどりの具材はどこから手をつけたらと迷う楽しさを感じる、まさに小宇宙の趣がある。
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高原野菜とカツの弁当は発売50周年だそうで、当時雑誌の記事とかで読んだ父はソッコーで家族を連れて食べに行ったに違いない。当時の私は旅行が嫌いだったから、とても迷惑に感じたものだ。
あれから幾星霜、コロナ禍でも家にじっとしていられない性分と、駅弁の価値観を押し付けるわがままは、間違いなく父の遺伝子だ。
次はどこへ行こう?
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