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2020年07月24日07:52

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沖縄県について

首里城は、450年にわたる琉球王朝の王府でした。琉球は、中国との密接な関係を基盤に日本や朝鮮などと付き合う独立海洋国家で、独自の文化を形成していました。1609年、琉球は、対明貿易の利益を目的とする薩摩の島津氏の侵攻によって、独立国家としての地位を奪われてしまいました。

戦国の世を戦い抜いてきた島津軍の勢力に対抗するだけの力はなく、当時の国王尚寧は講和を求め、琉球の敗北が決まってしまったのです。島津家久による琉球侵入から400年が経過した今も、鹿児島と沖縄両県人は遺恨を引きずっています。

「鹿児島が攻めてこなければ、沖縄は独立国として、もっと幸せな歴史が作られていたはずだ」「鹿児島は、沖縄の良いところだけを奪った」明治に入った1879年に琉球藩として、沖縄県が誕生しました。

しかし平穏な時代は短く、大東亜戦争が勃発し、戦場と化した沖縄では、15万人の県民と9万人の兵隊が亡くなりました。「ひめゆりの塔」を見学に行けば語り部が、その悲しい沖縄の歴史を語ってくれるのです。その後、沖縄はアメリカの領地となり、沖縄が日本に返還されたのは、1972年のことです。

沖縄は、夜間社会ともいわれ、人口比あたりの飲み屋の数は全国トップで、夕方、一度帰宅して食事をした後、飲み屋に出かける人が多いです。私の大先輩は朝まで呑み続けてしまうので仕事に差し支えます。ビジネス情報も酒が入らないと聞きだせない土地柄です。

「沖縄タイム」と呼ばれ、沖縄人は時間に極めてルーズです。取引の時間に30分や1時間くらい遅れても平気で、中には約束を平気ですっぽかす人もいます。これを「テーゲ気質」というそうです。「テーゲ」とはだいたいの意味で、遅刻や無断欠勤、不良品をつくっても「テーゲ」「テーゲ」といって済むのです。

路線バスは時間通りに到着しないし、停留所には時刻表すらないです。金の貸し借りも平気なところがあって、貯蓄率も低いです。このように私の知る沖縄出身の友達は万事にルーズな一面があるのです。離婚率を、地域別の見ると、最も高い沖縄2.71と最下位の島根では2倍の開きがあります。

離婚率は、地域ごとの社会環境と女性の気質によって左右されています。気の強い女性や辛抱しない人が多い地域は離婚率が高いし、逆に辛抱強い女性が多い地域は離婚率が低いという結果が出ています。沖縄は1985年以降、首位をキープしています。

沖縄の失業率が全国一、それも全国平均の2倍の水準なのには、いくつかの原因があります。第一に、県内で働きたいと思っている人が多いことです。沖縄県人の県民意識の強さは全国1位で、「県産品愛用運動」もその表れだし、自らを「ウチナンチュー」として誇りに思い、本土の人間を「ヤマトンチュー」と区別してきました。

沖縄の経済基盤は弱いから、県内での就職にこだわっていては、就職の機会も少なくなってしまうのは当然なのです。第二に、沖縄は就職定着率が低いのです。解雇や倒産によらない自発的な離職者が多いのも沖縄の特徴です。そのため、転職率は全国1位です。中年男性の平均転職回数は3回以上です。

つまり、沖縄の男性は、会社でも家庭でも定着率が低いのです。金銭感覚もよく言えばおおらか、悪く言えばだらしないです。沖縄は別名「消費者金融市場」ともいわれるぐらい、サラ金にお世話になっている人が多いのです。沖縄の男性は親切で心優しい人が多いのですが、反面、しぶとさや持続力に欠けるきらいがあります。

女性が外に出るようになって強くなった分、男性が弱くなったともいわれていますが、具志堅用高などボクシングで成功する人が多いのも、弱さの裏返しなのです。最近、沖縄では妻が子供を残して出て行ったため、育児に疲れた夫の父子心中が増加中です。男性が頼りにならない背景には、沖縄独特の助け合い制度があることも影響していると言います。

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