栃煌山関の引退

大相撲七月場所直前、栃煌山関引退のニュースが入ってきた。私が栃ノ心に惹かれ大相撲を見始めた当時、栃煌山は同じ春日野部屋の看板力士として大関を狙う位置にいた。私は相撲の技術的な部分はわからないが、正攻法の力士らしい力士で人気も有り、栃ノ心にしても最も身近な目標だったはずだ。
本場所中でも取組後サインに応じる姿が見られ、私がいただいたときは「歩きながら書いても良いですか？」と聞かれ、恐縮したのを覚えている。
大横綱白鵬から大金星を奪った相撲も生で見ている。

一度、旭天鵬との優勝決定戦に駒を進めたことがあり、また三役の常連として活躍したものの、結局大関には届かず、若い力士の台頭に押される場面が目立つようになった。
私が見始めた当時のトップ力士の引退は本当に寂しい。ましてやご贔屓栃ノ心関のお兄さんとして応援してきただけに。
今後は親方清見潟として後輩の指導にあたる。煌めく春日野部屋のために頑張ってください。