■中川親方を降格、部屋閉鎖に 相撲協会、暴力や暴言認定
(朝日新聞デジタル - 07月13日 18:08)
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日本相撲協会は今日(13日)に行われた臨時理事会で、「弟子3人に対する暴力や暴言があった」として、中川親方(元前頭14枚目旭里)を委員から年寄への2階級降格処分を課し、併せて中川部屋を閉鎖し、所属する力士らを他の部屋が受け入れることも決まったようです。退職願を提出していた中川親方については、協会は直接受理せず引退勧告以上の懲戒処分を課す見通しとされていましたが、協会のコンプライアンス委員会の答申から2階級降格処分に留めたとのこと。記事によると、「中川親方は三月場所中弟子の1人が荷物を転送する際に不手際があったとして背中を蹴り、顔面をたたいた。さらに同じ弟子が移動中に居眠りをしたため、腹を3回蹴り、胸を2回殴打した。昨年夏ごろには他の弟子を、今年2月10日ごろにはまた別の弟子を殴打。3人にいずれもけがはなかった。」としており、さらに「昨年1月ごろから今年3月ごろまでの間には、同じ3人の弟子に対し、日常的に「首にするぞ」「殺すぞ」などと暴言を繰り返した」としていて、事実関係を調査した協会のコンプライアンス委員会は「師匠の暴力は責任重大であり、部屋を運営させるべきではない」と指摘する一方、「暴力に際しては道具は使用しておらず弟子に怪我がないことや、親方が深く反省し、弟子も厳罰を望んでいないこと」などを理由として「退職勧告や懲戒解雇は重すぎ、降格の懲戒処分が妥当」との意見を八角理事長(第61代横綱北勝海)に答申。これにより、一門の時津風部屋の部屋付き親方として協会に残ることになりましたが、複雑な経緯のもとに現在の姿となった中川部屋であるとは言え、やはりコンプライアンス委員会による調査結果は明らかに過度なパワハラであり、相応に深刻な問題があると捉えられても不思議はないでしょう。
本来、今日の協会の臨時理事会は七月場所の開催の是非とその形態が決まり、それがメインニュースとなっていたはずなのは確かで、アナウンスされていた通り7月19日に初日を迎え、名古屋ではなく両国国技館で開催し、1日当たり2500人程度に制限して観客を入れて実施することが決まったとか。
今回の決定を受けて、八角理事長は次のようなコメントを発表しました。
三月場所を無観客で開催した後、五月場所は大変残念ながら中止とさせて頂きましたが、7月10日にはイベントの開催制限が一段階緩和され、国内ではプロ野球とJリーグがお客様をお迎えし、無事に開催されております。
そういった状況を勘案し、また我々も力士をはじめとした協会員の抗体検査の実施や、感染症の専門家のアドバイスを踏まえた「新型コロナウイルス感染症対応ガイドライン」の制定などを進めてきたことによって、お客様を安全にお迎えし、7月場所が開催できると判断しました。
ただし、一般的イベントの上限人数が5000人であり、かつ、お客様と関係者の健康と安全を確保する必要がありますので、収容人員の4分の1にあたる約2500人を限度としました。
また、感染リスク軽減の観点から、開場時間を13時に変更、入場者はマスク着用、ファンサービスの自粛、売店の縮小等の対策を実施させていただくこととしました。お客様にはご不便をお掛けいたしますが、何卒ご理解いただきたくお願い申し上げます。
力士たちは皆、4月から約3カ月半、厳しい外出規制や感染予防策を忠実に守り、七月場所に備えてきました。大相撲ファンの皆様のご期待に添った、迫力ある土俵をお見せできることと存じます。
なお、十一月場所につきましては、大人数による東京から九州への移動・長期滞在によるリスクを避け、日程を変えずに東京で行うこととし、両国国技館での開催を目指します。
また、冬巡業につきましても、十一月場所同様、移動および九州地域での長期滞在のリスクがあることを鑑み、中止とさせていただくことになりました。
十一月場所および冬巡業を楽しみにされていた九州の大相撲ファンの皆様および巡業主催者である勧進元様には、誠に申し訳なく、大変残念に思いますが、協会員一同、新型コロナウイルス感染症の感染予防に努め、再び九州の地で力強い相撲をご覧いただけるよう日々精進してまいります。
勝武士という犠牲者が発生し、七月場所の開催は困難と思われましたが、諸規制の緩和があり、何とか開催に漕ぎ着けることはできたと理解できます。しかし、「一年納めの九州場所」と言われた十一月場所も福岡開催を断念、国技館開催となり、やはりコロナ禍下の厳しい現実は来年も更に続いていくような気がします。
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