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2020年07月10日21:51

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やはり感じる人間でした

 水曜日は演劇のWSであった。
 その日、参加されている女優のNさんが、翌日、ZOOM中継によるモノローグ芝居の番組に出演されるというので、その練習をされた。
 彼女が出演するモノローグの番組は何人かの主演者がモノローグ、一人芝居をされ、それを見ている人達が投票をして優勝者を決めるという形式であった。
 Nさんは当然優勝を狙われているので、そのためにその日のWSで他の参加者に観てもらい意見を聞こうとしていた。

 そして、芝居は始まった。
 オイラはNさんが演じている役の怒り苦しみ悲しみを強く感じ、彼女の芝居の世界に引きこまれてしまった。
 前にも書いたけど、オイラは役者が演じている役のその時の感情のエネルギーを強く、しかも真実そのもののように感じさせたら、いい演技という人間なので、Nさんの演技はまさにオイラにとっては最高の演技であった。
 彼女の演技を観ていてオイラは、優勝は彼女に間違いないと思った。

 演技は終わり、Nさんは観ていた人達に意見を聞くのであるが、彼女はまず演じた芝居のストーリーがわかりやすいかどうかを聞いてきたのである。
 オイラは、あ! となった。
 なぜなら、オイラは彼女の演技のエネルギーを感じ、それを放出して芝居をしている彼女の姿にしか集中をしてなかったのである。
 とにかく意見を聞かれたオイラは観ていた部分だけで、自分が思った物語の説明をしてしまった。
 結局、役に立たないアドバイスをしてしまったので、申し訳ないと反省をするのであった。

 オイラはつくづく感じることを強く意識してしまう人間だなと思った。
 それを考えると、オイラが書いている戯曲も役の感情のエネルギーを出すのが前提となるシーンがある芝居を書いているなと気づいた。

 Nさんに役に立たないアドバイスとしてしまって申し訳ないと思い反省をしている。
 それとともに、彼女が優勝してくれるのを祈るのであった。

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