灰と幻想のグリムガル３

無事観終わりました。
余韻を楽しむ良いアニメでした。
終盤もナレーションを交えた丁寧なパーティープレーを描いてましたね。

あと序盤ヒーラーが持つであろうスキルリソースを存分に生かすエピソードも良かったです。
アンデッドと聖職者の構図、丁寧だったなぁ。

余韻の楽しませ方の工夫も多く、静止画＋音楽シーンやナレーション＋動画などを取り入れているところもなかなかで、いい意味で情動を揺るがし過ぎない音運びをしていた感じでしたね。
やはり派手な効果音や迫真の演技が入ると心は突き動かされてしまいますから。

この何と言いましょうか見る側を低速ギアにし続ける（ギアをあげきらせない）工夫みたいなのも面白い作り方ですね。

燃える火に油を注がず、むしろそこで弱火に舵きりすることでコトコト煮込むといいましょうか。
大人なつくり方だなぁと。
どうも火が付いたなら燃料投下してどんどん燃やせみたいなのに慣れてる分、こういうのもあるのかと感じる事多々。

あと初期メンバーが６人居て、一人死んでその補填で入ったキャラのエピソードを深めて１２話が終わる作りも斬新だったなぁ。
どうも最初のキャラの人となりがわかるエピソードを出した後、情報量の少ない追加キャラを盛大に飾って後押しするような手法に慣れ過ぎてて。
こういう作り方もあるのか・・と。

先に居るキャラよりも遅れ加入キャラの事がどんどんわかるような作りは私にとっては斬新。

魅せ方ですね。

原作記事を偶然見つけてしまい今後このPTに死者が出ることを知ってしまったので何とも言えないのですが・・・２期がないという事は打ちきりなのかな・・。