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2020年05月30日15:57

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全てはただ起きているだけに過ぎない:機械屋さんはかく語る その13

あまりにも当たり前のことを言う。
この世に起こる事象は全てただ起こっているに過ぎない。
全てはここから始まる。

例えば歩くという行為1つをとってもそう。
ただ道を歩いているだけでもそれが不快に感じる人もいれば、気にしない人もいる。
それも当然の話で、人と言うのは例外なく世界を自分というフィルターを通して認知する。
インプットされた情報を自身の価値観や現在の状況や心情などに照らし合わせて脳が処理した結果が認知なのだ。
だから何の変哲もない道を歩いているだけでもいちゃもんを付けてくる人はいるし、気にしない人は何も気にしない。
事象の本質とはそんなものだ。

物事の「善・悪」だってそう。
極論での発言ではあるが、今この瞬間の日本社会においても何も不満を感じず生活している人はこの状態をいいものとして捉えてる。一方で生きるのも精一杯な状況におかれた人は世の中を呪う。
今自分がそのように生活できているのはそうあるよう努力したからで当然のことだ、と声高に謳う者もいれば、自分が今生活に困窮しているのは社会が悪いと嘆く者もいる。
この対極に居る者の真意は互いに正確に伝わる事はない。それは結局、文字通り見ている世界が違うからだ。

見ている世界が違うのだから分かり合えない。
けど、近づくことは出来る。
自分に入れる情報量を多くすれば、判断材料が増える。そうすると脳内でシミュレーションできる幅が広がり、結果としてより多くのアウトプットを導き出せるようになる。
俗にいうこれが、「物事を多目的から見ろ」「物事の本質を掴め」と言った言葉の原理だ。

何事も物事は全てただ起こっているだけ。
それに意味合いを持たせているのは本人なのである。
物事の本質とはそこから全てが始まる。
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