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2020年05月26日10:21

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現状出来て抗議が精一杯:機械屋さんはかく語る その10

尖閣諸島に連日中の国の公船、つまり巡洋艦が来て地元漁船を追い回しているのが取りだたされている。
政府としては都度遺憾の意を公式な場で訴えているが、当然かの国はどこ吹く風。
声を上げるだけではなく制裁などの具体的な行動を示せ、との声も多い。
私自身も公船とはいかなくても領海を超えて操業している漁船なんかはロシア張りにがっちり拿捕してもいいとは思っている。
なんせ中の国はこんなことをあの国の中で書いただけでパクられるからね。外国人国籍でも。
でもね。現状だと今政府がやっているアクションが精々取れる手段なんだよね。

中の国が尖閣に公船を送り込んでいる目的、として言われているのは以下のよう。
その1。絶えずあの海域に公船を送り込むことで中の国の領海だという認識を刷り込み、実効支配を強める事。
その2。尖閣に公船を置くことで、日本政府が香港問題に首を突っ込むようなら実力行使をするぞ、とけん制を図る事。
そのどちらも前提にはアメリカ海軍が展開していた空母4隻がコロナウイルスの蔓延によって出撃不能な状態にあるのが大きい。
憲法9条の制限もあり、日本は国防はアメリカに依存せざる負えないのは周知の事実。その中でアメリカ軍のユニットが行動不能に陥ったのは、実質的に日本の防衛力ダウンとなる。
また空母が出撃可能であったとしても、アメリカ自体は自らが動くのではなくアメリカ側に付いている国との軍事衝突を待っているという見方もある。アメリカとしては自分で手を汚すよりは代理戦争に乗じた方が旨みが多い。だから田んぼの真ん中で突っ立ってる案山子程度のアクションにとどめている。

これは中の国側でも似たようなことが言える。
その最大の理由は自国軍に対する信頼の無さだ。
中の国の軍は上に行くほど汚職に塗れているのは有名な話。自身の利権で動く人で占めているので軍人というより政治屋が多い。だからいざ有事になると装備品は1流であっても使いこなすことが出来ず戦いにならないのでは、と国内から不安視されているわけだ。
おまけに政権内のひずみが外部に露呈しだしている今軍事行動を起こそうものなら、勝敗に関わらず経済的・人員的コスト面の消費で国内からは叩かれ、国外にはさらなる悪印象を与える事で外交でも不利益を講じる。
こういった点からやはり中の国も他国間の戦争に乗っかって漁夫の利を得たいのが本音だろうが、対中の構図が鮮明になった今ではそれも難しい。だからあくまでけん制しかできず、比較的反発が緩い日本が割りを喰っている。

国際情勢上の問題だけでなく法律上の制限もあって政府側は遺憾の意を表明する事しかできず、更には対応を行っている海上保安庁を始めとした関係各所が現場に近くなるほど苦虫を噛まされている状態にある。そんな状況だから国民からも不満が上がる訳で負のスパイラルに陥ているのだが、これも利権や思想に阻まれ改善をする事は容易ではない。
しがらみにがんじがらめにされた上で取れる最大の行動が、アレなのだ。

この中で更に中の国対策で使えるとしたら、まずは国賓の話を白紙にするとちらつかせる。そして取りやめを示唆する声明を出し反応を見る。
その間にスパイ容疑で拘束され実刑を受けた日本人について人権や拘束容疑の不透明さを国際社会に訴える形で抗議を発し、プレッシャーをかける。
たかが町の機械屋が思いつく手段としてはこれぐらいしか思いつかないが、水面下ではもっと多くの手段があるはずなのである。
それらを有効に活用して何とかこの悪状況を国益につないでもらいたいものである。
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