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2020年05月20日08:38

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機械屋にとってビジネスものは時に現実と乖離する:機械屋さんが語る自己啓発の話 その5

コロナウイルスの影響で私の仕事は今月は出勤を交代制で行っている。
機械屋は機械をイジってなんぼ。だからリモートワークもへったくれもないのだが、もし職場内で感染者が発生した場合に全滅を避けるためにこのような対策を取っている。
おかげと言っていいのかどうかは微妙だが、こうやって色々と動く時間を得る事が出来ている。


世の中のビジネス系のモノの多くは「効率的に仕事を回して残業を減らし、出来た時間を自己研鑽に当てろ」、などという。
正直、保守管理や緊急対応も業務内容に含まれる仕事には厳しい。だって自分で仕事の裁量がコントロール出来ない部分があるのだから。
自分がやってきた仕事の中でそれが顕著だったのはロードサービスかな。
あれは緊急対応がメインの仕事だから症状が現場に行かなければ分からないし、いつどこでお呼びがかかるかもわからない。当然仕事が入らない時間は本当に入らないが、定時直前でフィーバーする事もザラだ。勿論この他にデスクワークもこなさなければならず、そのためにズルズルと残業せざる負えない事も。
まぁこれは農機具を扱っていた時もこんな感じだったし、工場の施設機器を扱っていた友達たちも似たようなものだった。おまけに皆例に漏れず休日関係なく顧客から呼び出され、代休や休日手当もなく出勤せざる負えない状況を抱えていた。これはもうサービスエンジニアの宿命なのかもしれない。
もちろん企業によって程度はあるが、多くの機械屋が潰れているのもまた事実。
そんなのだから自分で何かしらアクションを起こそうとすると、まとまった時間がどうしても必要になるのである。


自己啓発モノやビジネスモノは基本的にデスクワークや対人業務に従事する人向けのモノが多い気がする。
思うに機械屋さんでこのような物を扱おうと思う人が単純に少ないから、専門職向けのビジネスモノや自己啓発モノはニッチ過ぎて数字にならない、ってところから来るのだろう。そう考えると機械屋さんの現状とそう言ったものが言っていることが時に現実と乖離しているのも納得がいく。
人間、知らない物事に関しては語れないからな。

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