目が痛くなる世界

「やあ、行き倒れだよ。今日は目が痛くなる世界を見てほしいと思いました」



ででんっ！



「ビンゴの当たり番号のメモですかね」



「確率いくつだよ！そいつはバラバラな数が書いてあるわけでなく、ちゃんとした数字だよ。上の段から１から２８５までの数の最小公倍数、中段が１から３５０までの最小公倍数、下の段が１から２５０までの最小公倍数でございます」



「数字だけで真っ黒ですね。天文学的数字ってこういうのなんですかね」



「うちの学校もこのくらいの予算欲しいー！」



「宇宙でも統べる気なの？せいぜい５０００兆円くらいにしとけ、な」



「うん、じゃそれにしとく。５０００兆円ってこれより大きいの？小さいの？」



「・・・どうやらヒューズが切れてしまったみたいですねー」



「治しといてもらえるー？」



「あとで右斜め４５度チョップ入れときますねー」



「あいよー」



「と、言うわけで、まあとにかくだ」



成るものは、成るわけだ



「どーして、こうなるのか詳しく聞きたい人は、大学に進学して、数学の先生に詳しく聞くと良いと思います」



「本来、大学ってそういうもののはずですもんね」



「んだんだ」