PCの起動の動作音が大きくなったので内部を掃除してやった。
PCはホコリが溜まると遅くなる。理由は熱だ。IntelによればCPUは70℃以下で利用するようにアナウンスされている。そのために空冷（水冷も一部ある）のファンで冷やしている。
では、熱が上がったらどうなるのか？熱が出るということは作業負荷が高くなって、熱が出るほど一生懸命動いているということだ。そこで、熱の上昇を感知すると、実行速度を落として熱の発生を下げる方向に働く。そして、作業負荷が減れば、またもとの速度に上げる。これが常に行われているわけだ。ニンゲンも熱が出るとだるくなって動作が緩慢になる。
しかし、CPUの放熱器や冷却ファンにホコリが溜まったり、本体の通風孔を本や書類を立て掛けてふさいでいたりするとCPUが冷やされない。そこで、動作速度を落としてしのごうとする。
朝は元気に動いているパソコンが、ちょっと使うと遅くなっちゃう。一旦電源を切ってちょっと立つとまた元気に動き出す。でもやはりすぐ遅くなる…というのは原因は多分ホコリだ。
デスクトップパソコンならまずは前後左右の穴を掃除機で吸う。
これだけでも結構効果はある。でもせっかくなので中もきれいにしよう。配線に自信のない方はささっている線を写真に撮っておこう。
さて、裏を見るとネジが3つくらいで押さえられているのが蓋だからこれを取る。中を開けたら掃除するのは大きなファンだ。こいつらがよごれているはずだ。
掃除の手順は�〇�ブラシでこする�∩歃�機で吸う だ。
中央の大きなのがCPUだ、まずこいつを古い歯ブラシで擦ってやる。裏もきれいにする。冷却フィンもブラシの届くところはこする。（爪楊枝などで突かない事）こすったら掃除機で吸っておく。
この他に電源ケーブルのささっていたところに箱がある。これは電源で内側にもファンがある。ここは内側、外側をきれいにする。さらに本体の排気ファン（換気扇みたいなやつ）もきれいにする。
此処から先はあまり掃除機で吸わないほうが良い。ジャンパーピンと言って何本か立っている細い針金にピンをさしていろいろな設定をしているピンを吸い込んでしまうことがあるからだ。ここから先は家電店やホームセンターに売っている空気で吹き飛ばすエアーダスタを使うことを強く勧める。（カメラ用のチリ吹きスポイトも良い）
ついでに前面や裏にあるコネクタも吸っておく。ここにホコリが詰まったまま何かを挿すとホコリを押し込んでしまう。折角のチャンスなのでよく吸っておく。
これで組み立てて動かしてみると格段に静かになっていることだと思う。
不用意に掃除機で吸うと内部の配線やピンを吸ってしまったり設定を変更してしまうので注意してほしい。自信がなければエアダスターで吹くだけにとどめておいたほうが良いかもしれない。
あくまでも自己責任で掃除してほしい。
次回はWindowsパソコンに溜まった不要ファイルのお掃除を予定。
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