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2020年05月04日22:21

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緑の日に緑

どこもいくとこないGWと言っても、意外と穴場はある。
今日は、平山城址公園へ子供たちと行って来た。運動不足にならないためにいろいろ工夫していることの一環で、ハイキングなんてどうだろうか?と思いつき。
GWなんてと、結構な頻度で高尾山へは行っていたが、今年は高尾山も閉鎖。しかし!東京都下、多摩地域は、多摩丘陵と呼ばれ、登山とまでは行かぬまでもハイキングできるところが充実しているのである。
でまあ、平山城址公園て、母校の大学が近いこともあり土地勘はあるため、何度かは行っている。
まず、散策コースに入ると、そこは山間部の農村風景が広がっている。それに山寺や神社などもあり、なかなか日本の山村風景。
山寺があるためか、墓も多く。山の斜面にポツポツと墓場があるのが、横溝正史の小説に出てきそうな、ちょっと恐怖を感じる風景。
山道の階段の昇り始めから墓があるのだが、上からちょっと不気味なじいさんが降りてきた。そんで僕らに話しかける。
「うぁーーこの先の薬科大行くといいよー、、うぁー八王子まで行ってみるのもいいよー」
最初何言っているかよくわかんなかったのだが、僕らにこの先の案内をしてくれていたらしい。悪い人じゃないんだなーってことはわかるし、身なりも綺麗じゃないものの普通だったから、差し詰めそこら辺の農家のじいさんかもしれない。ちょっとボケが入っていて徘徊癖がありそうな感じもした。
ただ目の周りが隈なんだかわかんないが黒ずんでいて、江戸川乱歩の小説に出てきそうな洋館にいる狂人じいさんのような雰囲気。それが墓の上から降りてくるんだもの。。
敵意がないことはわかるのだが、こっちは子連れだし警戒するわな・・

なんだかんだといって、平山城址公園は広い。
山の急斜面に手作り階段なども設けてあるが、やはり基本は山である。山林の緑に覆われているので、マイナスイオンをたっぷり浴びてそうな感覚で良い。
あと、鳥が凄かったなー。僕は鳥に詳しくないんだが、鶯があちこちにいた。「ホーホケッキョ」の鳴き声がこだましている。あと、都心ではなかなか聞かないような鳥の鳴き声が、数々こだまして心地よいのである。
野草や鳥などの観察に興味があれば、なかなか面白いところだと思う。
人は、ちょこちょこいたかな。全部で10人くらいとすれ違った。まあここは、普段から人がほとんどいないので、コロナ騒動とは関係ないとは思うが・・
老夫婦で、ハイキングに来ている人も2組ほどいた。夫婦で野草などを観察していたっぽいのだが、老後、夫婦でああいうことをするのも、憧れる。まーウチの家内は、超出無精なので、付き合ってくれそうもないが・・
さて多分頂上あたりだとは思うが、季重神社なるものがあった。
ここはかつての平山城主・平山季重を祭った神社であるんだが、そういえば平山城址公園の名前ってガキの頃から知っているが、平山城がなんなのか、全然知らない。
というわけで、家に帰ってからググってみた。あるサイトからの引用である。

この平山季重(ひらやますえしげ)は鎌倉時代の武士で、武蔵七党・西党の最大勢力として平山氏(日野市)を名乗り、一ノ谷の戦いでは熊谷直実と先陣争いをしたことで知られる。(中略)
平山季重は1156年、保元の乱の際に源義朝に従い、1159年の平治の乱では源頼朝の長男・源義平に従った。

ウーム、これ、歴史のメチャ表舞台にいた人じゃんか。
元々は坂東武者で、それが源平の戦いに遭遇してしまい、源頼朝に乗じたんだということだろ。
一ノ谷の戦いに参加して、さらに熊谷直実と先陣争いした、ってすげーな!今まで全く知らなかったよ。
こんなところで、歴史発見してしまった。
平山城址公園て、山城だったから、これだけグリグリと入り組んだ地形をしているんだなと思うんだが、鎌倉時代当時、城詰めしている家臣とかさぞ大変だったろうな。
多分規模的にはそんなに大きくないんだろうが、それでもこれだけグリグリ入り組んだ道を、当時、あまり道も整備されていなかったろうに、馬とかで行き来するわけだろ?当時の山城を居城にする武士たちの苦労を思ってしまった。

そんなこんなで、グリグリと山道を歩きながら、東京薬科大学の近くへ出た。
東京薬科大学は公園エリアの隣へ位置しているんだが、僕ら中大もそうだったがこんな山奥の学校へ通うのもさぞ心が萎えるだろう。薬品の研究などをするにはいいのかもしれないが。
そこからさらに山道を歩いていくと、多摩動物公園へ抜ける道に出る。
旧多摩テックの横道を延々と歩くと、普通の舗装道路へ出る。ここから多摩動物公園までの道は、もうお馴染みである。ところで、多摩テックが閉館になったのだいぶ前だが、いまだに敷地は壁で封鎖されている。あそこの敷地、どうするんだろう・・?
それにしても、僕は多摩動物公園近くの大学に7年くらい通ったが、平山城址公園とこんなに近かったことなど全く知らなかった・・こんなところで地理発見してしまった。
というわけで、平山城址公園から多摩動物公園まで、兎に角歩いた。距離にして7,8kmくらいかな?
まあこのくらいだとね。長男なんかは中2で体力絶頂時代に入っているので、まるで余裕。道中、持っていたメントスを鳥に食わせるとかいって、鳥の来そうな場所にバラまいたりしていたが、野生の鳥はメントスなんてくわねーよ!マムシ注意の看板みたら「これでマムシを突っつく」とかいって木の棒拾って持ち歩いたり、余計なことしかしない。多分、本当にマムシに遭遇したら、それでマムシを刺激してしまい、とんでもないことになっていただろう・・危ない。
頑張ったのは次男君。お兄ちゃんと比べると体力が劣り、ハイペースな歩行に汗かきながらついてきた。
途中、疲れてグズりだすと思ったが、グズることもなく、健気についてくるのが可愛らしかった。お兄ちゃんがロクなことしないのを無視して、次男にあわせ途中途中、水分補給しながら、ゴールにたどり着いた。
なお、夕方、帰宅して、僕はすぐさま、日課のランニングで7km完走。父が一番タフなのである。あはははは!
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