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2020年04月29日23:38

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マスクを売り始めました

安部晋三の無料送付布製マスクが届かないうちに、不織布のマスクが売られ始めてしまい、安部さんの面目丸つぶれになりそうです。

とはいえ、「いや、うちの近所の薬局では売っていない」という方もいらっしゃるでしょう。

東京近郊にお住まいの方は、どうぞ上野の「アメ横」に行ってみてください。中国人の売人たちが、臨時の小さな屋台を組んで、中国では余り始めているマスクをあっちでもこっちでも売っています。値段に多少の幅はありますが、おおむね50枚入りの一箱で3500円前後(1枚あたり70円前後)が相場のようです(本日4月29日現在の値段)。

実は2週間前にもアメ横に行ったのですが、そのときには売っている店が殆ど見あたらず、1軒だけ売っている店が有りましたが、10枚1280円でしたから、ずいぶん値段も下がってきました。

アメ横以外では、御徒町駅のガード下から湯島方面に北上すること50メートルの通称「まむし屋」(わかる人にはわかります)横では、なんと50枚1500円(1枚当たり30円)で売っていました。安すぎて怖いですね。

中国人からは買いたくないという人は、ドンキホーテ湯島店では、1パック5枚入りが470円(1枚94円)で「お一人様7パックまで」の但し書きが付いて売られていました。

上野でこの値段と言うことは、新大久保や池袋西口ならもっと安いかもしれません。都心近くに住んでいなくても、山手線のどこかの駅まで1時間前後でこられる方なら、交通費をかけてでも買いに来る価値があるのではないでしょうか。電車もガラガラですし。

マスクの購入状況が旧に復するのも間もなくです。

あれ?「旧に復する」でいいのですか。

生産拠点を中国に移して、物の生産を人件費の安い中国にゆだねて日本人は買うだけ。

そして、中国人観光客が落とす金で経済成長を達成するというやり方の危うさは、今回のことで明らかになったのです。

日本が自らの生存の根底を海外の状況、とりわけ中国にゆだねていることの危うさ(朝日新聞3月31日朝刊15面における佐伯啓思=さえきけいし氏の表現)の上に、日本がなんとか経済成長をしようとしてきたこの数年間。それで得た経済成長率はせいぜい1パーセント。

もういいかげんにしなくてはいけません。自国民を守るうマスクくらい自給できる国にならなくてはなりません。

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自国民を守るといえば、最も重要なのはマスクよりもPCR検査です。

1日当たり2万人を検査すると安部さんは言いましたが、全国の保健所で組織する全国保健所長会が今月25日、日本記者クラブを通じたオンライン会見で「過労死ラインの月80時間を超える時間外労働をしても、「電話がつながらない」「PCR検査が受けられない」などの不満から誹謗(ひぼう)中傷を受けるなどの過酷な労働状況を明かしました。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200425-24250553-nksports-soci

なぜそんな状況になってしまったのか。

原因は日本国民がこぞって支持した「行政改革」にあります。

40歳以下の若い読者はわからないでしょうが、行政改革とは、「行政における無駄をなくして税金を効率的に使おう。そのためには行政の無駄をどんどん省こう」という改革のことです。1990年代初頭のバブル経済破綻から始まり今も続いています。

この行政改革で、攻撃の標的になったのが大学と保健所でした。

大学なんて自分が卒業してしまえば用無しだ。

保健所なんて妊婦と幼児の予防接種でしか用のないところ。一般の国民には無関係。

大学については後述しますが、日本の保健所は1994年には847箇所有りましたが、行政改革のおかげで、2020年には469ヶ所にほぼ半減してしまいました。

保健所には乳児検診、高齢者のロコモ予防などほかにもさまざまな業務がありますが、ほとんどが中止か延期。PCR検査をしても、陽性反応者の受け皿が不十分なため、安倍首相が表明した1日2万件からほど遠い数字が続いています。市民からは連日罵倒と叱責の電話が鳴りやまず、厚労省は電話相談業務の一部を民間委託するなど業務削減に乗り出しましたたが、頼みの綱の保健所がパンク寸前です。

感染症を扱う保健師は人口40万人規模の東京都葛飾区でも4人しかおらず、「土日の半日だけ休むだけでぶっ通しで働いている」(白井千香副会長兼危機管理委員長)。

マンパワーが決定的に不足している状態を招いています。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200425-24250553-nksports-soci

東京23区は、1区に一ヶ所の保健所があるだけまだましかもしれません。

私の実家のある千葉県松戸市など、保健所があるにはありますが、松戸市・流山市・我孫子(あびこ)市の3市の保健所を、松戸保健所一ヶ所が兼ねています。

私の「困ったマイミク」だる奥住公一(おくずみひろかず53歳)が住む埼玉県草加市の草加保健所も、草加市、八潮(やしお)市、三郷(みさと)市、吉川市という4市の保健所を兼ねている有様。

神奈川県でも、 厚木市、海老名市、座間市、大和市、綾瀬市および愛甲郡全域を、厚木保健所ただ一ヶ所が受け持って踏ん張っています。

これでパンクしなかったらおかしいよ!

最も心配なのは、ただの一人も陽性のコロナ感染者が出ていない東京都の島嶼(とうしょ)部でしょう。

大島町、利島(としま)村、新島村、神津島(こうづしま)村、三宅村、御蔵島(みくらじま)村、八丈町、青ヶ島村、小笠原村の2町7ヶ村を全て束ねる「島嶼保健所」があるのは、なんと新宿区 の東京都庁舎。各島にはその出張所があるのみ。

今のところ島嶼部の陽性患者は0人ということになってはいますが、本当かどうかは「神のみぞ知る」です。

https://www.metro.tokyo.lg.jp/kurashi/kenko-iryo/hokenjo/index.html

(ご自身がお住まいの地域の保健所について知りたい方は以下をご参照下さい)

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BF%9D%E5%81%A5%E6%89%80#千葉県


https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200425-24250553-nksports-soci

保険行政をここまでにしてしまった行政改革。

それを支持したのは、私ども国民一人一人です。

政治家は、選挙とその直後には、票ほしさに何でも言います。何でも簡単に約束します。

民主党政権が、「事業仕分」であれほど攻撃した群馬県の「八ツ場(やんば)ダム」(群馬県吾妻郡長野原町)が、このほど無事完成しました。

このダムが、昨秋の台風19号では大量の貯水をしてくれたおかげで、足立区・荒川区・台東区・墨田区など、東京の下町は水没の危機をかろうじて免れたのです。草津のスキー場に行くたびにこのダムの横を通りますが、今年の2月は、通るたびに短い感謝の言葉を述べました。

https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/59980

選挙の時には、テレビをぼうっと見るだけではなく、私どもも様々なものを読み、考え、ネットに記述して討論し、一票を行使しなくてはなりません。

今回のコロナは、痛すぎる教訓です。
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