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2020年04月23日08:42

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3月の読書日記

 とてもいいお天気で、美しい青空に(昨年の夏が酷暑でなかったせいか)桜爛漫。サツキやツツジやハナミズキも花盛りだ。近所のスーパーへ行ったらすごい人出で、撤退してもっと近所の八百屋さんとかに出かけたよ。最近はまっているのは写真のアフターヌーンティーというブランドのスウィートフルーツティー。紅茶というよりは濃厚ジュース、箱買いした
小丸2進化のからくり 現代のダーウィンたちの物語 (ブルーバックス 新書 )千葉 聡 著:著者はカタツムリの研究をしている進化生物学者。そういえばカタツムリ、最近見ないよね。こんな小さな生き物にも不思議なことがいっぱいある。殻が右巻きと左巻きのやつがいて、種類によっては同じ巻きのものとしか交尾できないとか、地域ごとの違いとかを楽しそうに語る。お弟子さんたちもユニークな人ばかりで、フィールド系の学者さん特有の無手勝流のところがある。いつも思うけど、テレビとかで見るフィールド系の学者さんの楽しそうなこと。もっとも楽しいばかりでなくて論文の先陣争いや論争などもあるけれど、好きなことを(多分。好きになったことかもしれないが)仕事にしている喜びがある。とはいえ、このコロナの後で財政的に苦しい中、こういった研究に国がお金を出すかだよな。科研費とかでも2、3年で結果を出せというものが多くて。
小丸2跡継 高家表裏譚 1(角川文庫) 上田秀人著:幕府と朝廷の礼法を司る「高家」に生まれた吉良三郎義央は、13歳になり、将軍・徳川家綱から名門・吉良家の跡継ぎと認められた。高家の役割は、朝廷への使者の他に、大名や旗本の官位官職の斡旋などがある。前田家と毛利家が昇爵を目論み、吉良家へ音物(進物)が届けられるが、三郎は、父・義冬から、幕府に反抗的な毛利家に対し、厳しい通達をするよう命じられる。高家といえば意地悪上野介のイメージが強いだけで、何をしているお家柄かよくわからなかった。権謀術策のあれこれを叩き込まれてゆくのだろうな。
小丸2バッティングピッチャー 背番号三桁のエースたち (集英社文庫)澤宮 優 著 :バッティングピッチャーとは試合に出ない、打撃練習専門の投手のことだ。その多くは三桁の背番号を背負う。王貞治、長嶋茂雄、落合博満、イチロー、松井秀喜…天才バッターたちには、「恋人」とも言われた練習で専属の打撃投手が居たのだ。もとから打撃練習投手として入団した人はほとんどいない。試合に出る投手とは異なり打たせることが目的。しかもただ打たせれば良いわけではない。裏方には裏方としての技術と矜持があるのだ。
小丸2武商諜人 (中公文庫)宮本昌孝 著:本能寺の変後、絶体絶命の徳川家康を本拠地まで無事送り届けたことで有名な茶屋四郎次郎をはじめとする超有名ではない人たちを扱った短編集。好みは分かれると思う
小丸2龍探 特命探偵事務所ドラゴン・リサーチ(角川文庫) 長沢樹著:この作者のダークナンバーが面白かったので、この本を買ってみたがダークナンバーとは全く異なる趣。元敏腕刑事の遊佐龍太が営む探偵事務所「ドラゴン・リサーチ」は、警察の手に余るような厄介な依頼が持ち込まれる特殊な探偵事務所だった。ヤクザに追われる美人AV監督の護衛、かつての極左過激派の”女神”をつけ狙うストーカーの正体の調査。別れた妻3人が協力者というのもすごいし、登場人物がどれも普通ではない。
小丸2あまりに細かすぎる東山動植物園ガイド (ぴあ MOOK 中部) :有名なイケメンゴリラシャバーには実は小心者とか、ガラス越しに来園者を見据えるトラ(急にやってくるそうで。間があった子供は大抵固まっているとか)、ライオンの耳は丸くてトラは三角だとか、実は隠れた実力者のメダカ館(飼育の難しいメダカを繁殖させ、必要な研究施設には送っているくらい)。しかもイラストだから、写真より特徴が強調されていてわかりやすい。新しい展示の工夫がいっぱいされている東山動物園。早く再開されないだろうか。
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