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2020年04月18日06:57

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わかりづらい「じてんしゃ保険」



遂に東京都でも「じてんしゃ」の対人事故に備える保険の義務化が開始された模様(未加入罰則はなし?)。「じてんしゃ保険」にさも入れと言わんばかりであるが、既に、その手の個人賠償責任特約(日常生活賠償責任特約とも言う)付きの自動車(クルマの)保険、火災保険、傷害保険等を契約中であれば、わざわざ「じてんしゃ保険」を契約する必要はない。この「じてんしゃ保険」入らなきゃだめなの?みたいな問い合わせが最近増えてきたので一言。

クルマの(自動車)保険の個人賠償責任(日常生活賠償責任)特約(対人対物無制限、示談交渉サービス付)や、火災保険の個人賠償責任(日常生活賠償責任)特約(対人対物100万〜3億等)に既に入っている人はわざわざ賠償事故に備えるためだけに、「じてんしゃ保険」を契約する必要はない。補償が重複し、保険料が無駄になる。 巷で売られている「じてんしゃ保険」は同時に傷害(交通事故傷害保険?自転車搭乗中のみ担保特約付き?)保険、盗難保険、など抱き合わせしている場合が多いのでそれらを目的とするならば加入を検討するべき。

だが、「じてんしゃ保険」の賠償は、自動車保険の個人賠責特約のように無制限がない(1億とか3億が上限)ので、やや不安。個人(日常生活)賠償責任保険特約をどうせつけなければならないならば、まずは自動車保険に対人対物無制限の個人(日常生活)賠償責任特約を付帯するべき。自動車保険がないなら、火災保険への個人賠償責任特約付帯(無制限は多分なしで最高3億等)。そして火災保険も入っていないなら、傷害保険(交通事故のみ担保や自転車搭乗中のみ担保にすると割安になる)に個人(日常生活)賠責責任特約付帯がおすすめである。

中にはauの自転車保険など一部の「じてんしゃ保険」でじてんしゃのロードサービス付きの物がある。これは自宅から一定距離以上離れた場所での故障事故などでじてんしゃレッカーが必要な場合に駆けつけて運んでくれる便利なサービスでこれだけを目的に「じてんしゃ保険」に入るのも一つの手だろう。

なんにしろ、「じてんしゃ保険」という言葉がじてんしゃに乗るならこれに・・・・という位置づけで独り歩きしているのが、なんともじれったい。
「じてんしゃ保険」の賠償部分は、そもそも個人賠償責任保険であり、デパートでガラスの花瓶100万円を誤って落として壊しても賠償責任が自分にあれば保険会社に請求し弁償することができる。「じてんしゃ保険」に加入している人が、そんなことまでカバーできる個人賠償責任保険に自分が入っていると認識できているのか微妙である。「じてんしゃ保険」という言葉自体がその誤認を生んでいる。

さらにUBER EATSのような職業じてんしゃライダー、、、、じてんしゃで対人対物事故を起こした時、それが配送中や、荷受け場所への移動中であれば、個人(日常生活)賠償責任保険の対象外の業務中である。個人(日常生活)賠償責任保険特約では業務中は対象外で、じてんしゃでの業務中の賠償を担保するなら別途それなりの保険に加入しなければならない。
背中のでっかい黒い箱だけで、プライベート中も業務中?と警察官や、事故の相手に思われてしまうことは必須であり、事故の都度、私用ならそれを立証しておかないと使える保険も使えなくなってしまうし、業務中なら業務中の賠責を契約しておかないと大変なことになる。相手が医大卒業直後の大規模開業医の息子とかだと死亡させると5億以上とかの賠償請求が来る場合もあるのでぬかりなきことを願う。
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また、歩行中、じてんしゃ搭乗中に別のじてんしゃに轢かれた場合に備えて、、一部の損保車の自動車保険に特約追加可能な日常生活被害事故対応型の「弁護士費用特約(300万限度)」に入っていると更に安心。
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自分が歩行中、じてんしゃ搭乗中で相手が自動車なら、上記の弁護士費用(日常・自動車)特約に加え、
「人身傷害(車外担保)」=自分が歩行中じてんしゃ搭乗中で相手が自動車・・・または、自分が自動車に乗っているときの怪我を補償)に入りかつ、定額給付金等を適切に設定しておくと更に安心。
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自転車ロードサービス単体商品を発見
CyclecallのプランSなら実質月額283円
https://cyclecall.jp/order/?a=input
防犯登録番号が必要なので車体にかけると思われる。
二台なら別途契約が必要と思われる。
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参考 ロードサービス付き自転車保険
https://escape.poo.tokyo/bicycle-road-service/
https://jitensha-hoken.jp/…/2…/07/jitenshahoken-roadservice/
http://www.au-sonpo.co.jp/pc/lp_roadservice/

これらのどれかに入る場合でも、賠償の上限が1億とか3億しか無いので、自動車保険の「無制限の個人賠責」には入り続け、火災保険の3億の個人賠責があるならそれは別途合算で賠償限度額を4億〜6億等に上げておく方が安心。

2020年4月20日追記
UBER配達員プログラム・・
https://jitensha.hokenshiki.com/column/articlej971
https://www.uber.com/jp/ja/drive/insurance/
UBERの仕事中はこれでカバーされている模様・・・
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